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沼津 1-1 讃岐
J3/第8節
(25/04/06:愛鷹)
DAZN
沼津スタメン
鈴木拳_____川又______藤井
____柳町______徳永____
________菅井________
宮脇___リッシ__篠崎____三原
________渡辺________
讃岐スタメン
________川西________
____前川_____森______
森川____岩本__長谷川___内田
____藤井__附木__左合____
________飯田________
比較的、互いにやりたい攻撃を披露出来た90分だった。
配置で相手を制限して中盤の知性とサイド攻撃を見せた沼津と、
サイドのコンビネーションが中心の讃岐。
ドロー決着は妥当だが、どちらも「勝てた試合だった」の思いが残るだろう。
沼津。
中山監督指揮下の一昨季、昨季の主力を半分以上失った中で
どのようなサッカーをしてくるのか注目していたんだけど、
基本的なやり方は一昨季、昨季を引き継いだものだった。
偽SB化する右SBで中盤の安定と厚みを確保しながらボールを握り、
クロスを持つ左SBと仕掛けられる右WGを活かしながら
コンビネーションで右ポケットを狙う形もアリ。
ただ、この試合で起用されていた選手と一昨季、昨季の主力選手とで
現段階ではやはり能力に差があり、
攻撃の比率として菅井、徳永の知性に負う割合が増していたと思う。
…しかし、きちんと監督が必要としているタイプの選手を揃えたところに、
フロントの頑張りを感じますね。
あとは、中山監督が使いながら育てていくということになるのでしょう。
後半の奮起ぶり(と言っても前半が悪かったというわけではないのだけれど)を見ると、
藤井はけっこう早くモノになるかも知れない。
讃岐のボール保持に対しては、
ボールサイドのIHが前に出ての4-4-2化で構えて牽制。
強烈に奪いに行くという意志はなく、
自陣では4-5-1となりCF川又の守備負担を軽減させたいように見えた。
また、回数は多くなかったけど、
カウンターにおいてはピッチ右半分からの前進を意識してたと思われる。
これは相手のDFラインの枚数に関わらず、
右WGに仕掛けられるタイプを置くチーム設計から考えれば当然のやり方と言えるかな。
讃岐。
何がどう良くなったのかということを説明するのが難しいんだけど、
立ち上がりの攻撃のスムーズさは
「あれ?ゴールってこんなにさっさりと奪えるものだったっけ?」と感じさせた、
昨季の5連勝中の雰囲気を思い出させるものだった。
ここで先制することが出来ていれば、
連続得点も有り得るような流れだったと思うのだが…。
好事魔多し。
今季ここまで幾つものビッグセーブを見せてくれていたGK飯田のミスで
先制点を献上してしまったのは残念だった。
それでも、前半のうちはスムーズな攻撃が継続出来ており、
その成果として同点に追いついて折り返せたことにはチームとしての成長を感じる。
(追いついてからも10分以上残っていたので、欲を言えば逆転してしまいたかったけど)
後半は、沼津の右サイドでの躍動を許して、ペースを握られた展開となった。
前川に代えて上野を投入しての手当ては
抱える選手とピッチ内のバランスを鑑みれば最善手だったと思われるし、
61分の決断もまったく遅くなかったと思うのだけど、
これが実らず沼津の右サイドを止められなかったのもまた残念だった。
(もちろん、上野一人の問題ではないし、
沼津の徳永、菅井の嫌らしさが藤井を良い状態で仕掛けさせることになっていたのは
相手を評価すべき事象である)
この試合で岩岸が戦線に戻ってきた(と言うか彼は今季初のメンバー入りだったが)ものの
前線の駒が不足気味なところに加えて、
ドゥンガ、宮市を前線に同時起用しておきながら役割分担が不透明だったのも
残念に感じた部分だった。
ターゲット(それが一人でも二人でも)のポジショニング、
どういうタイミングでどの角度から彼(ら)目掛けて蹴るのか、
競ったあとのボールに反応する選手は誰なのか、その狙い目はどこなのか…。
高さに限らずだけど、持っている武器の効力を最大限に発揮出来るためのやり方を、
練習からしっかりと授けておいてもらいたい。
(66分辺りかな、岩本がインターセプトのボールをそのままウラに蹴り出して
それに岩岸が反応していたプレーがあったのだけど、
岩本のインターセプトと岩岸の飛び出しという2人の得意なプレーが噛み合った、
ああいうのがもっとたくさん見たい)
前半の内容があっての後半だっただけに
残念な部分について文字数を費やして書いてきたけど、
最後にポジティブなことと、ポジティブな変化が増えそうなことを1つずつ。
前者は、状況によりリスタートのキッカーを左利きの藤井が担当するようになって、
その質も問題が無いものだったこと。
やはりキッカーは左右両足が揃っている方が良いので、
これは大きなトピックと言えると思います。
後者は、最後尾での保持の時の附木の立ち位置がこれまでの試合よりも若干深くなったこと。
これにより相手の最前線からの距離がわずかながら遠くなったことで、
この試合ではそうした機会がさほど無かったけれど
1:左合、藤井が後方にボールを逃がす際の安全性が増す
2:前線の動き出しが合えば附木からのロングフィード一発で相手全体を裏返せる
という、2つの効果が期待出来ます。
3バックの真ん中の深さが深過ぎると、
最後尾からの繋ぎの際に後ろに重たくなりがちという問題もあるのですが、
今回、これまでよりも極端に深くしたわけではないところに
より良くするための微調整を行っていることが伺え、
ポジティブな変化へと繋がる予感がします。
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