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【U-17】ベトナム 1−1 日本
U-17アジアカップ/GL(2)
(25/04/07:タイフ(サウジアラビア))
DAZN



日本スタメン

________浅田________
____加茂______吉田____
姫野____野口__神田____長南
____篠崎__樺山__藤井____
________エジケ_______



日本対策を施し、組織的、献身的にプレーし、野心も捨てなかったベトナムに
サッカーの神様からご褒美。
日本は、慢心があったようには見えなかったが授業料を払うことになった。



日本。
・6−2−2で構える相手をなかなかこじ開けることが出来なかった…が、
 2点目を奪えなかったことに関しては彼らがどうこうというよりも
 ベトナムを褒め称えるべきとの気持ちが強い。
・3バックの中央に入った樺山がベトナムのカウンターへの警戒も見せつつ
 深めのポジションでカバーリングとシンプルな捌きを見せていた。
・どうにか出来そうなポイントがあったとしたら、
 ベトナム6−2−2の中盤の「2」の周辺を上手く活用することで
 「6」にズレを生み出すことかなぁ…とは思ったけど、
 なかなか難しかったね。
・とは言え、CKからの先制点でリードを奪う展開には出来ていたので、
 やっぱり逃げ切らなければいけなかった試合だとは思う。
・つまりは、2点目が取れなかったことではなくほぼほぼラストプレーで追いつかれてしまったことに
 若さと言うか甘さと言うか、そうしたものが出てしまったのかな、と。
・解説の水沼貴史が
 2点目を奪いにいくのか1点リードのままクローズするのかの意思統一の問題と
 交代出場の選手のモチベーションとについて触れてたけど、
 自分としては3バックがきちんと後ろに揃っていたし、
 そこに大きな問題があったようには思わなかったな。
・与PKのシーンは、相手のロングキックがいいコースに来て、
 いい場所で弾んでしまったことでああした結果になったという見解。
・まぁ、「蹴らせない」「弾ませない」「コースに体を入れる」といったことで
 回避出来たのかも知れないけど…。
・W杯出場権獲得を確定出来なかったわけだけど、
 試合直後の神田が言ったように「終わったわけではない」し、
 初戦に勝利していることで比較的有利な状況ではあるのだから。
 引き摺らないで次のオーストラリア戦に臨んで欲しいね。
・この試合で払った授業料の額を決めるのは、次の試合での自分たちだよ。
 頑張ろう。






ベトナム。
基本フォーメーション4−3−3で、
最後尾からの保持ではアンカー8が最終ラインに降りての3−4−3へ可変。
日本のハイプレスが来ないであろうシチュエーションに限られていたけれど、
決して繋ぐことを諦めない姿勢を見せていた。

殆どの時間がそうであった自陣守備時には
左IHが前に出る/WGが日本のWBにデートして最終ラインまで下がることで
6−2−2を形成。
CFと左IHによる前線の「2」は中央を閉じることはせず、
日本のHV(藤井と篠崎)を牽制する格好。
自分たちの間で野口らが受ける構えを見せてもまったく反応しなかったのが不思議だったのだけど、
途中で、これは自分たちのカウンター時に備えて動かないでいたのだと気づいた。
彼らがあのポジショニングを維持していれば、
日本の藤井or篠崎の外側、あるいは樺山と藤井or篠崎の間を最短距離で突くことが出来る。
(実際に、そうした場面が何度か見られた)

ただただ守るだけではない、優れた設計の6−2−2だったと思う。


そして、その設計の中で組織を崩さず、
0−1の状況でも(特にWGは)攻守に献身的に走り続けて、
見事な試合ぶりを披露していた。

年代を問わずにベトナムと試合する度にこんなこと言ってる気がするけど、
ベトナムのサポーターは誇っていいと思う。
グッドチームでした。




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