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讃岐 1-2 福島
J3/第11節
(25/05/03:Pikara)
DAZN



讃岐スタメン

________大野________
____前川______森_____
森川____岩本__河上____内田
____藤井__附木__左合____
________飯田________



福島スタメン

森_______樋口______清水
____狩野______城定____
________針谷________
安在____山田__藤谷_____鈴
________上田________



大胆な配置転換で後半に盛り返しを見せるも、セットプレーに沈んだ讃岐。
福島はボックス幅で展開する独自のサッカーを90分間貫いていた。



讃岐。
前半は福島独自のサッカー振り回されてしまう。
完全に崩されたというシーンは無かったが、
押し込まれ、セットプレーと二次攻撃からピンチを招き、
ある程度のサイド攻撃を見せることは出来たものの、
0-1で折り返せたのは運の良さが感じられる内容であった。

HTでどのような修正を見せてくるかが注目されたところ、
米山監督は今季見せたことのない大胆な配置転換を施し、
チームの矢印を福島ゴールの方向に強く向けることに成功した。

右HVに回った内田は出足の良さで森や樋口に入るボールを狩り、
右DHに投入された吉田は昨季の良かった時期を取り戻したかのように
楔のパスを打ち込み、
それでいて攻撃が中央に偏らないよう最終ラインに落ちることも交えながら
タクトを振るった。


試合結果としては同じパターンで喫した2失点で敗れはしたが、
(要・猛反省!)
後半に見せた全体の躍動感は
3/4近くを残すシーズンの盛り返しを期待させるものだったと言える。






福島。
寺田体制2年目で、昨季からのボールを大事にする姿勢が
更に磨かれた上に尖りを見せていた。

SBに逆足の選手を配置して予め身体の向きを内側にさせるほどに
ボックス幅でサッカーをすることを徹底。

味方の足元にテンポ良く速いパスを繋ぎ続けることで
前進と局面打開を行うんだという強い意志を貫いていた。
(唯一例外としてスペースにボールを要求することを許されていたのは右WGの清水)

必然、相手の守備もボックス幅に寄ってくるので密集が生まれるわけだが、
狭いスペースでもお構いなしにパスを繋ぎ倒す技術と意志は大したもの。

シーズンも1/4を経過したので流石に対策されてくると思うのだが、
それをどのように乗り越えていくかは興味深い。

讃岐がここまで対戦した11チームの中で、
ダントツに面白いサッカーを見せてくれたチームだった。


個人で輝いていたのは城定。
このパフォーマンスが通年続くのであれば、
福島の最終順位とは無関係に来季はJ2でしょう。




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