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讃岐 0-3 F大阪
J3/第15節
(25/06/07:レクザム)
DAZN



讃岐スタメン

________大野________
____森川______牧山____
藤井____吉田__長谷川___河上
____附木__井林__内田____
________飯田________



F大阪スタメン

________島田________
西村______増田______佐藤
______芳賀__澤崎______
舘野____秋山__川上_____堤
________山本________



前半は五分と言ってよい内容だったが、
後半になりF大阪がギアを上げ、質を見せ、相手のウィークを狙い撃ちし、
一気に讃岐を呑み込んでみせた。



讃岐。
ハードワークと奪ってからの鋭さに長所があるF大阪に対し
前半はバチバチとやり合いながら長短のパスを織り交ぜてサイドからの攻撃を志向。
現在J3で首位を行く相手に、五分に渡り合えていた。

一転して後半。
CKから早々に先制点を献上すると、相手を勢いづかせてしまう。
早いタイミングで中央に刺して井林に対して島田にターンをさせる狙いのF大阪を阻害出来ず、
更には、リードしている相手が強度維持のために先に交代を行い、
遅ればせながらも流れを変えようと交代を行った直後に2失点目を喫する悪循環。
現在の讃岐の得点力を考えても、この2失点目が与えたダメージは非常に大きかった。

終盤にはチーム2得点目が自身の6試合連続ゴールとなっており勢いが止まらない島田に
CKからもう1点を献上してジ・エンド。

「首位のF大阪に勝ってシーズンの流れを変える」
「貴重な屋島でのホームゲーム開催で集客にも弾みをつける」
といった狙いは、見事に打ち砕かれてしまった。
(そもそもの話として、この試合の集客は想定・期待をだいぶ下回ってしまっていたが…)

良かった点は江口の復帰と彼が短い出場時間の中で蹴ったCKには
ハッキリと得点の匂いがしたことだけ、かな…。

井林の攻略法も露見してしまい、深刻と言っていい負け方となった。






F大阪。
メディアは4-4-2として扱っていたけど、
明確に4-2-3-1(相手の最後尾保持には4-4-1-1ふうでもある)だった。

前4枚を中心に全体がハードワークし、球際も強く、
(特に空中戦においては一部選手には荒さが見えたけど)
(この試合だけじゃないので名指しで書くけど左SB舘野は酷いものだけど)
ボールを奪取してから全体で縦に雪崩込んでいくさまは迫力十分。

最大の武器はショートカウンターなのは間違いないけど、
保持する力が無いわけでもない。
この試合では右肩上がりの3+2による後方保持から
佐藤と堤の右サイドからクロスに持ち込もうという形も何度も見せていた。
(…が、2人のクロスの質が左の舘野ほどではないので
 ちょっともったいないような気持ちでこの様子を見ていた)
(F大阪の右サイドと言えば美馬だろと思って検索かけてみたら、
 3月下旬に骨折して戦線を離れてるのね)

また、サイド攻撃のそうした形を持っていつつも、
その際に左SB舘野がかなり絞って「第3のボランチ」化していたり、
2CBは一般的なそれよりも自陣にかなり深く留まって構えていたりと
大嶽監督の守備への用心深さを感じさせられた。

ハードワークからのショートカウンターはもちろん、
後半の「井林攻略法」も然りな話なんだけど、
これなら相手を上回れるというやり方を見つけて、決めて、
それを徹底させられるのは大きな強み。

栃木Cもそうだったけど、
前線から強度をバチバチに出していくぜというチームが
相手よりも先手先手で交代カードを切れるのは
(それも、リードした場面で行えるのであればなおさら)
やっぱり強烈ですね。




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