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F大阪 2-1 讃岐
J3/第22節
(25/07/26:花園)
DAZN



F大阪スタメン

______島田__木匠______
西村______________佐藤
_____サンホ__芳賀______
橋本____秋山__川上_____堤
________山本________



讃岐スタメン

______川西__後藤______
_____森______西丸____
上野______長谷川_____左合
____附木__井林__内田____
________飯田________



前半は讃岐が、交代を活用しながらの後半はF大阪が、
それぞれ左サイドに活路を見出しながら好機を創出。
最終スコアが示したものは現在の互いの順位か、
ホームのF大阪が残り10分での2得点で首位戦線に踏みとどまった。



F大阪。
前から奪いに行きたい意志は何となく見えながらも、
前半はどこかチーム全体が重たい印象。
讃岐の3+1スタートのビルドアップに対して
2トップと2DHで構えるも讃岐の「1」長谷川にDHの片方が食いついたタイミングで
ステイした方のDHの脇を上手く使われ、
良い形での前進を許してしまう。

気候(37℃!)を鑑みて前半は強烈なプレスを控えていたのかと思いきや、
HTで両SHを同時に交代させたところを見ると、
(讃岐が3-4-2-1でなく3-3-2-2を採用したことが予想外で
 守り方の判断を鈍らせていた面があるにせよ)
SHが守備で前に行くつもりだったものが行けないでいたのだろう。

後半になり前からの圧力を強める中で、
劇的に守備面が改善出来たわけではなかったが、
立ち上がりから前への圧力を出したことで讃岐を押し込み、
自分たちが保持する時間を作ることに成功。

5-3-2で守る讃岐が消耗していくに連れて
左サイドからの攻撃が機能するようになり、
リスタートとクロスから得点を重ねるに至った。

横から入れるボールに関して出し手と受け手の狙いがきちんと一致し、
高いレベルで遂行出来ていることがよくわかる2得点だったと言える。


一方で、先に書いたように後半も守備が劇的に改善したとは言えず、
讃岐の中盤に上手く剥がされてウラを何度も使われていたのは
リーグ最少失点を争うこのチームにおいては不本意なハズで、
好セーブを連発していたGK山本に感謝すべきだろう。
この勝点3のうち2・5くらいは彼によるものだと思う。


これから2週間のブレイクに入るけれど、
再開してから強度を取り戻せるかは死活問題と言えそう。






讃岐。
スタメン図は3-3-2-2としたが、
実質的には川西が2列目を中心にプレーしていたので3-3-3-1か。

F大阪のとことで書いたように、
3+1(長谷川)でビルドアップをスタートし、
長谷川に対して相手のDHの片方が食いついたところで
その脇に川西ないし西丸が降りてきてボールを受け、
スムーズな前進に繋げていた前半は非常に良かったと思うし、
その流れの中で附木川西上野森で数的優位を作りながらF大阪守備陣を崩していた
左サイドの攻撃は素晴らしかった。

カウンターが中心となった後半も含めて、
0-2と出来ていれば…というのが悔やまれる部分のひとつ。
(F大阪のGK山本が憎いね…)

守備時は5-3-2で「3」がよくスライドして
基本的にSBとSHの2枚で仕掛けてくるF大阪のサイド攻撃に対して
WB1枚での対応にさせず上手く守れていたと思う。
が。
この、上手く守れていたことが交代の判断を鈍らせたかな、とも感じる。
後半半ばに差し掛かる頃には「3」でも特に負荷のかかる森と西丸の足が止まり始めていて、
相手がサイドを変えた時にスライドが間に合わなくなる、
相手SBがSHを追い越していく動きへ付いていけなくなるケースが散見されるようになり、
クーリングブレイクの前後からは特にF大阪から見て左サイドでスライドが間に合わず、
やむなく左合が前に出で対応しようとしたところを簡単にウラに叩かれて内田が引っ張り出される
…という流れが出来ていて、
F大阪もこの形で崩せることをわかって左から仕掛けてきていた。
73分の後藤、森OUTで大野、牧山INとなった交代のところで、
同時に西丸も交代させていれば…というのが悔やまれる部分のもうひとつ。
(前川や岩岸では「3」の仕事に不安があるのであれば
 川西に代えて石倉を入れて3-4-2-1へ変更し、
 守備時には5-4-1にする(スライドの移動距離を短くする)のもアリだったのでは、と)
(最も、金監督はこうした「守りに入る」交代は好まなさそうな気はしているが)

何にせよ、勝点3が積めそうだった試合で1も積めずに終わってしまった。
順位こそ変わらなかったけれど状況が緩やかに悪化したのは事実。

ここから2週間のブレイクの間に、
最悪の事態を回避するためにあらゆるものを突き詰め、積み上げ、
それを試合で表現して数字に繋げてもらいたい。




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