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メキシコ 0−0 日本
国際親善試合
(25/09/07:オークランド(アメリカ))
NHK
日本スタメン
________上田________
____南野______久保____
三笘____鎌田__遠藤____堂安
____瀬古__渡辺__板倉____
________鈴木彩_______
アタッキングサードまで運べた時の、
シュートまで持って行く力強さを示したメキシコと、
かなりの時間、守備で試合をコントロールするも
好機の数という点では物足りなさも感じた日本。
日本。
・4−3−3で「2+1」スタートするメキシコに対して
CF上田でアンカーを消し、
2シャドーで2CBを見張り、
SBにはWBが縦スライドで対応するというハイプレスが素晴らしく機能。
・メキシコが苦しい状態で列飛ばしのパスを選べば2DHと3CBが「前に出て奪う」意識の高さと技術を披露。
・69分の2、3、4枚目の選手交代を行うまでの守備は、本当に素晴らしかった。
・瀬古、渡辺、板倉の先発3バックで中央が渡辺だったのは
板倉に何かあった時のためのテストだと思うのだけど、
この試合での彼は満点回答だった。
・鎌田がベンチに下がってからは保持からの前進に大きな課題。
遠藤、佐野の2DHでは2DHの一角に守田や鎌田が居る時には遠く及ばないことが
再確認出来た。
・この部分を個に依存していいのか…。
・良い形で前進出来ないため、伊東と前田の両翼を効果的に使うことも叶わず。
・前田のWBは元々適正としてどうなんだという話はある。
・同様に、森保監督が諦めていない様子の三笘のシャドーはどうなのか…。
(個人的には早く諦めて欲しい)
・久保と堂安は、東京五輪の頃の方が感じ合っていたように見える…と言うか、
久保にコンビネーションの意識が強かったように見えると書く方が適切か。
・現在の久保であるなら、
終盤に伊東を投入する前にタイプの違う選手を置いておくという意味での堂安起用に対して、
攻撃面でのメリットが少なくなり、守備面でのデメリットの方が上回るように思う。
・つまりは、久保右シャドー時のスタメン右WBは菅原とか関根の方がいいんじゃないの?と。
・それにしても「今日の前半の様子であるなら勝てたよね。勝って欲しかった」と
当たり前のように口にできる試合をメキシコ相手に、
相手のホームに近い中立国での試合で演じているのだから、
本当に強くなったよね、日本。
メキシコ。
4−3−3を基本フォーメーションとして、攻守でこれを崩すことを好まない様子だった。
日本にビルドアップが封じられる中での工夫として、
SB片方上げと左IHがアンカー隣に降りる「3+2」を試みてはいたが、
結局のところこれもプレスに捕まり上手く行ったとは言えず。
(右SBの2が、前半の終わり頃に「南野からも三笘からも捕まりづらい距離」を
掴みかけていたように感じたが、
チームとしてそれを感じ彼を活用して前進しようというようにはならなかった)
しかし、どうにかして前進出来た時やハーフウェー付近で奪ってのショートカウンター発動時に
アタッキングサードまで運べた際には、
かなりの確率でシュートまで持ち込めていた点は凄かった。
(それも、どう考えても無理だろみたいなシュートは選択していない)
日本の3+2ビルドアップに対しては4−3−3のまま素直に対面。
しかし、ファジーなポジション取りをする鎌田を見張る右IHの選手は
彼を深追いすることはせず、
その結果、日本に鎌田を起点としたスムーズな前進を度々許していた。
(これに関しては、常に深追いするのが正解とも思わないので、
右IHの選手に責があるとは言いたくない。
3トップへの受け渡しを中心に「チームで見張る」用意を
ベンチが施しておくべきだったと考える)
とはいえ、日本に決定的な場面を多く作られたとも言い難く、
最終ラインが踏ん張りを見せたという評価はしていいでしょう。
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