menu>football>match
讃岐 1-5 宮崎
J3/第30節
(25/10/05:丸亀)
【現地】
讃岐スタメン
______大野__川西______
牧山______________河上
______岩本__長谷川_____
上野____附木__小松____内田
________飯田________
宮崎スタメン
______橋本__武_______
奥村_________ ____阿野
______力安__安田______
下川____眞鍋__黒木___松本雄
______チュンウォン______
比較的良いとさえ思える試合の入りをした讃岐であったが、
失点の仕方、タイミングでダメージを受けてしった。
一気に試合の趨勢をモノにした宮崎が危なげなく完勝。
讃岐。
自陣に入る辺りからコンパクトな4-4-2ブロックを形成。
宮崎が2列目で発揮する流動性を阻害する意図が感じられ、
これが機能して効果的な中央からのカウンターなども見せることが出来ていて、
(縦のパス交換から3人目の飛び出しを交えた美しい攻撃が
前半の半ばくらいまでに少なくとも3回はあった)
いい試合の入り方をしたと言える。
しかし、「好事魔多し」とはこのことか…。
讃岐側からすると不可解な判定から先制点を献上すると、
安田が振る舞いを変えた宮崎の変化により守勢を強いられる時間が長くなり、
前半終了間際にCKより2失点目。
攻勢に出ざるを得ない後半は18分に投入した林田のファーストタッチを狙われて19分に3失点目。
普通に考えればここで「終戦」である。
その後も、何とかしようという選手の意気込みが無いではなかったが、
宮崎に余裕のある試合運びをされてしまい、
良い形を作る回数も限られた。
またもCKからの4失点目と90+1分の5失点目を、
次節以降も引き摺ってしまうのか。
逆に「清々しいまでにやられた」と開き直りのきっかけに出来るのか。
すべては自分たち次第。
細かい部分は色々あるけど、
相手CKの際にニアで先に触れられてしまう率の高さは
可及的速やかにどうにかしないとマズいよね…。
今回、丸亀陸上競技場B席からの現地観戦でした。
讃岐公式が上げてるハイライトは観ましたが、
DAZNでの見直しはしてません。
宮崎。
中央に橋本というどっしりとしたプレイヤーを置き、
その下の2列目では流動性を発揮。
左サイドでは左SBで両足からクロス、ラストパスを供給出来る下田がひとりで仕事を完結。
右サイドでは右SHに入る左利きのテクニシャン阿野でしっかりと幅を取りながら、
阿野のカットイン/インスイングクロスとMF陣の右ポケット突撃とを使い分け。
真ん中の3レーンで武、奥村、力安、安田が有機的に絡み、
サイドからでも中央からでも攻撃はやはり見応え十分。
試合の入りこそ、
讃岐の守り方の前に中央レーンでノッキングが起き、
ロストからの被カウンターがあったり、
だったらウラのスペースだと讃岐の狙い通りにDFラインから長いボールを使ったり、と、
自分たちが望む攻撃が繰り出せてはいなかったものの、
先制点の前後辺りからは安田が後ろに重心を置くことで
「攻撃を急がないこと」「中央での渋滞の緩和」「被カウンターの際の守備枚数の補強」を行い、
五分五分の試合内容から主導権を自分たちのものにすることに成功。
攻勢を保てていればCKも取れるし(そこから2得点)、
相手のカウンターを封じられればロストしても前からの守備に転じられるわけで、
その部分の強度は3得点目を見るまでもなく十分なものがある。
讃岐が踏み止まれなかった部分を加味しても、
自動昇格圏を諦めないで狙い続けるだけの強さがあると感じさせた試合でした。
menu>football>match