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長野 1-0 讃岐
J3/第31節
(25/10/13:長野U)
DAZN
長野スタメン
_________進________
____藤川_____ 山中____
忽那___ジフン__古賀____安藤
____冨田__大野__石井____
________松原________
讃岐スタメン
________大野________
____川西______岩岸____
上野___スンギ__河上____内田
____附木__井林__長谷川___
________今村________
勝点差1で17位と18位に付ける両チームによる「6ptsマッチ」は
強めの風も相まってか、
互いにリスクを嫌ってロングボールが多い展開となり、
前半の内に首尾よく先制した長野が割り切ってのウノ・ゼロで勝利。
長野。
本来はもっとボールを動かして、
サイドでコンビネーションを見せ…という
サッカーを志向しているのだろうな、ということが
ロングボールの比率が多めとなったこの試合からでも見て取ることが出来た。
HV、ボランチ、WB、シャドーの絡みでサイドで数的優位を作り、
シャドーがポケットを狙ったり
逆足WBのインスイングクロスをファーに届けるといった辺りが攻撃パターンで、
石井の前方への関与や藤川のランにより左サイドでは前者が、
右足でもボールの下をカットするようなクロスを持っていて縦突破もチラつかせる安藤により
右サイドでは後者が、
この試合の中では多く表現されていたように思う。
中央CB大野が前半で交代する想定外がありつつも、
後半の手堅い選手交代とスピードのあるターレスを最前線に置く起用は
理に適っており、
勝点3に値するものだった。
讃岐。
長野対策ということで、
サマーブレイク明けから採用していた4-4-2を3-4-2-1に変更。
守備時には川西を左に降ろすも岩岸は前残りの5-3-2を用意する、
(結局相手に持たれる時間が長くなり岩岸も下ろして5-4-1で構えるようになったが)
CKの守備をそれまでのゾーンからマンツーマンにする…といった、
「まずは失点しないこと」
「最低でも勝点1を持ち帰ること」を意識した試合の入り方は、
悪くない選択だったように思う。
しかし、ならばもっと徹底しても良かったかなとも感じる。
その理由は、長野3バックのボール保持に対するこちらの前3枚+ボランチの構え方にある。
出来るだけ前で牽制したい前3枚と、
長いボールを蹴られた時のセカンドボール回収に意識が傾いているボランチとの間で、
長野のボランチがさほどの苦も無くボールを引き出せていた場面が多く、
(彼らにボールが入った時点で鋭く寄せることで
大きなピンチに直結するようなことはほぼほぼ無かったものの)
結果として、
長野が比較的ラクにボールを持ち、
崩しを意識した展開に繋げる機会を多く得ることに繋がったと思う。
前から行くならボランチも予め長野ボランチにタイトに着いおく。
あるいは長野3バックの保持は許容して低めの位置に5-4-1でセットして
相手の仕掛けを跳ね返すことに専念する。
このどちらかが、選択肢としてあったのではないかな…。
それでも。
安藤からのクロスとそれに対する進のポジショニング以外の部分では、
よく守れていたと思う。
一方の攻撃面では、
ピッチコンディションを意識してか
勝負の縦パスやその前段階としての繋ぎの部分は選択肢から外しがちで、
これもこの試合の戦い方としては悪くないものだと言える。
ビハインドゆえの後半の押し込む時間帯の中でより顕著になったが、
あとはクロスの精度や
競り勝ったあとのボールへの反応/競る時の、周辺の選手との意思疎通…といった部分で、
質が不足していたのが現実。
バイタルで川西が放った右足ミドルが1本だけあったけど、
こうしたシチュエーションであっても
撃てそうであれば責任を負ってシュートを撃つ意識が、
他の選手にももう少しあって欲しかったかな…。
相手に当たってCKになれば、こちらには江口がいるわけだし…。
最終盤、相手は「とにかくターレスを走らせろ」になっていたので、
4(2)バックにして中盤はダイヤモンド(川西トップ下)で
前を増やす選択(松本を投入してのツインタワー)もあったかなぁ…とは思った。
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