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八戸 0-1 讃岐
J3/第37節
(25/11/23:プライフーズ)
DAZN
八戸スタメン
______中野__澤上______
____永田__ ___國分____
稲積______佐藤______音泉
____雪江__蓑田__白井____
________大西________
讃岐スタメン
________大野________
____後藤______前川____
上野____岩本__江口____左合
____附木__林田__内田____
________飯田________
自力で自動昇格を確定させたい八戸と自力で残留を確定させたい讃岐との一戦は、
開始早々に讃岐が先制に成功したことにより
「攻める八戸と耐える讃岐」の構図で推移。
アウェイの讃岐が見事凌ぎきって自力でのJ3残留を確定させた。
八戸。
殆どの時間で自分たちが攻め立てる試合展開は
今シーズン積み上げて来たものとは異なるものだっただろうとは思うが、
風上の前半(特に試合の入り)にはロングボールの比率を多めにしたり、
WBとIH(と時にFWの片方)のコンビネーションでサイドの深い位置まで崩してのクロスなど、
決して攻撃力が無いわけではないことを見せていたと思う。
自分たちのリスタートの多くでは讃岐の選手より先にボールに触れていたし、
特に前半は4回くらいの決定機も作れていた。
(逆に、後半は好機・決定機の数で言えば前半ほどではなかった)
この試合を含めての5試合で3敗2分ということで、
「そういう流れ」の中での試合だったゆえにネットを揺らせなかったのでは…と
思わず考えてしまうし、
そう考えると明日のF大阪の結果に対しては気が気でない思いだろう
(数字上八戸から自動昇格の座を奪える可能性を残しているのはF大阪だけになった)
「こういう試合もある」こと同様に、
それが「ホーム最終戦で自力での自動昇格確定出来る」シチュエーションで来てしまうこともまた、
サッカー、ということか…。
讃岐。
前半は八戸の「3+1」ビルドアップに対して
前3枚で「1」のアンカー佐藤を消しながら八戸3バックを牽制。
可能性の低いロングボールを蹴らせるか外外の前進を強いるかすることが
一定以上出来ており、
また、八戸に強いた外外からのサイドアタックもよく跳ね返せていた。
二次攻撃を受けることで結果として被好機・被決定機の数はそれなりにあったものの、
用意してきた守備をまっとう出来ていたことでポジティヴな印象を抱けた。
後半は、予想出来たもののひたすら受け身に回る展開になってしまったが、
それでも前半よりも危ない場面が少なかったのは
守り続ける中で最終的にいちばん危ないポイントを選手が感じ取っていたからだろうか。
ディフェンシブサードで5-4-1を築いた11人がよく体を張ってくれた。
外側から観ていた分には、
大きくクリアしたあとにしっかりラインを上げることが最後まで出来ていたことで、
八戸が「ひらすらに殴り続ける」のではなく、
「一旦状況を確認してから再度殴る」手順にならざるを得なかったことが
地味に効いていたのではないかと感じた。
試合終了直後の後藤のインタビューの、
「すべてを出し切ったので何も残ってない」といった感じの
ボソボソと力無く答えるさまも印象的だったし、
前節の鹿児島戦に続いての圧倒的守勢を凌ぎ切れたメンタルについて
米山前監督が昨季に漏らした
「このチームは降格が見えてきた時にねじを巻き直すことには慣れているが
自分たちが上がっていく時にそうすることには不慣れである」
といった主旨の発言も思い出された。
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