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F大阪(J3) 0-1 讃岐(J3)
J2・J3百年構想/第1節
(26/02/08:花園)
DAZN



F大阪スタメン

吉田______島田______久保
____木匠 _____菅原龍___
________住田________
舘野____秋山__川上_____堤
________菅原大_______



讃岐スタメン

________大野________
____後藤 _____有田____
上野___禹相皓__岩本____國分
____高嶋__ギサン_左合____
________今村________



互いのベースとなっているものと風の影響とが噛み合った試合展開。
攻め立てるF大阪と耐える讃岐という構図の中、
ファーストチャンスをモノにした讃岐が逃げ切りに成功した。



F大阪。
基本的な考え方は上に記したような4-3-3だが、
右IHの選手(菅原龍→東家)にFW的な性格を、
左IHの選手(木匠→吉田→木匠→夏川)に最前線と3列目の間でのバランス取りを、
それぞれ求めており、
人によっては4-4-2と解釈するであろう並び。

元来そういうサッカーであるのと同時に前半に風上に立ったこと、
立ち上がりから早めにサイド奥にロング/ミドルパスを供給。
左は吉田(野瀬)の単騎突破を内側から舘野がサポートする形で、
右は久保(福井)、菅原龍(東家)、堤のコンビネーションで、
クロスに持ち込むのが基本的な攻撃パターン。

跳ね返されるボールへの反応もよく鍛えられており、
高い位置で再度回収しての二次攻撃へ繋げる場面が何度も何度も見られた。

また、全般、球際が強く(後半は特に空中戦で笛を吹かれてはいたが)、
自分たちの攻撃の時間を長くすることに寄与していたと思う。

後半に見せていたように、
WGとIHの選手を代えることにより攻撃に微妙な変化を加えていくことで
バリエーションを持とうという考えだと思うので、
どの選手が出ていても全体のバランスは保てることを前提に、
「より攻撃的」「より高さ勝負」「いちばん右(左)での連携がスムーズ」な
組み合わせを見つけ出して使い分けることが、
得点、ひいては勝利への可能性を高めることになるだろう。


試合展開的に守備時の振る舞いについての言及は少し難しいが、
前から奪いに行く/牽制するにしても、
ある程度後ろで構えるにしても、
攻撃時同様に右IHの選手を前に出しての4-4-2化で対応するものと思われる。






讃岐。
新たに大嶽直人を監督に迎えての初陣。
大嶽監督が過去に率いてきたチーム(鹿児島、F大阪)と新加入選手の特長を鑑みて、
4バックが基本となると見立てていたが、
蓋を開けてみると昨季同様の3-4-2-1でのスタートとなった。

ただし、この試合では90分を通して左シャドーの選手(後藤→村上)を守備時に下げず、
ボールが敵陣にあろうと自陣にあろうと5-3-2で構え、
「2」でカウンターをするんだという姿勢を示し続けていた。

また、F大阪のスタイルに加えて、
特に前半は風下という状況にも関わらず、
更には「2」でF大阪の最後尾保持に圧力を上手くかけられていない中でも、
「最初からラインを下げることはしない」ことが徹底されていたのも
触れておくべき点だと思う。

サイド奥のスペースに蹴られて追っかけっこが発生するのも上等!という
強気(…ともすれば無謀)な姿勢で
全体(所謂3ライン)をコンパクトに保つことを優先していた。

これは、5-4-1化でなく5-3-2化で守ってたことと同様に、
カウンターを効率的に行い、その迫力を出していくためのものだと思われる。
(全体がコンパクトに保てていれば
 ・ひとつひとつのパスの距離が短くなり成功率が高くなる
 ・パスの選択肢が増える
 …というメリットがある)
(逆に、基本的に相手も近くに留まるので即時奪還されての逆カウンターを受ける危険性も高まる)
(そうした中でのこの判断は、
 チームが始動したあとにメディアに出ていた大嶽監督のインタビューで
 昨季までの讃岐の印象を問われた時に
 「ボールを保持する、相手を剥がすことが出来る」と答えていたことが
 決してお世辞によるものでない証左と言ってもいいかも知れない)
(そうは言っても、それなりに選手が入れ替わってはいるのだけれど)

ハイプレスからショートカウンターを志向している旨を発信していた中で、
この試合は入りからハイプレスは半分放棄していたように見えたが、
風の影響と力関係を鑑みてのことと捉えれば、
「柔軟性がある」「その辺のバランス感覚は備わっている」と評価出来るだろう。

前半は基本的に守勢に回る状況でボールを奪う位置も低かったことで
陣地回復と即時奪還されることの回避の意味合いで
CF大野を目掛けたロングボールの割合がかなり高かったが、
これは今後、そして相手によって、地上から繋ぐ割合が増していくものと思われる。
(エンドが入れ替わり風上に立った後半は
 65分くらいまでの間は攻勢に出ることも出来ていたので、
 そうした準備も進んでいると見ていいだろう)


もっと大胆にチームが大嶽色に塗り変わるものと思っていたのだけど、
昨季までのものを活かしながら
フォーメーションや戦い方を問わない基本的な部分(走る、戦うみたいなところ)を伸ばしつつ
大嶽色を染み込ませていってるのかな…という印象を受けた初陣でした。

何はともあれ、勝点3で始まれたのは嬉しいし大きい。



禹相皓。
知ってたけど、
本当によく走るし、危機察知能力が高いし、球際も強い。
石倉とか宮﨑にはかなり高い壁になるね。
若い選手は彼から学んで、伸びて、彼の力が衰えないうちに越えて行って欲しい。

國分。
彼もよく走るのは知ってたけど、
その走力をこの試合では守備に費やしてくれた。
たぶんもっと攻撃に関わっていたい選手だと思うんだけど、
特に3バックを採用してる限りは
今後もこういう攻守の比重になるだろうから、
申し訳ないが受け入れて力を貸して欲しい。

ギサン。
3バックの真ん中で跳ね返し役を全う。
ポジション柄コーチングも重要な仕事なので、
日本語習得にも役立つだろう。
今日の出来が続けられれば十分やれると思う。
選手とゴール裏のサポが一枚に収まる記念撮影の後に、
サポへ深いお辞儀を4度もしていたのが印象的。
見たまんまの、純朴ないい奴だ^^

有田。
自分の中ではサプライズな仕事ぶりだった。
昨季であれば牧山がスタメンで入ってこなしていたであろう役割を十分な質でこなして、
しかも先制の場面では実質的なアシストでゴールに絡んでくれた。
守備でああした少し特殊なタスクも出来るのであれば、出場時間も確保出来るでしょう。
本意ではないかも知れないけど、まずは試合に出ないと話にならない。
これからも託されることがあればしっかりこなしてもらいたい。




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