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徳島(J2) 1-0 讃岐(J3)
J2・J3百年構想/第6節
(26/03/15:ポカリスエット)
DAZN
徳島スタメン
__アンデルソン__バルセロス___
____宮崎 _____児玉____
高木______岩尾______柳澤
____山口__山田__松田____
________永石________
讃岐スタメン
________大野________
____淺田______後藤____
上野___禹相皓__石倉____國分
____宮﨑___岡__田尾____
________今村________
思うようなサッカーが出来ない中でも貫禄勝ちをしてみせた徳島と、
落ちない走力で最後まで相手を苦しめ続けた讃岐。
徳島。
基本的なビルドアップはフォーメーションそのままの「3+1」ながら、
相手の守り方や状況に応じて児玉が岩尾の脇、
時には岩尾を越えてDFラインまで降りての「3+2」ないし「4+1」もあり、
(もちろん、岩尾が降りて児玉が「1」となる「4+1」もある)
地上戦で、出来れば中央、次点として左サイドからの前進を志向しているようだった。
右WB柳澤が組み立てへの関与も出来るしクロスもいい選手なので、
もっと右からの前進を試みてもいいと思うんだけど、
左WB高木のクロス精度や
最前線への飛び出しを果敢に見せる左IH宮崎を活かしたいという意識が強いのだろう。
また、地上での前進が最優先ではあるものの、
相手がハイラインで味方FWとの呼吸が合えばウラのスペースへ蹴ることも選択肢にしっかりと入っており、
風上に立った前半は特に、岩尾、山口から一発で前線へという形も見られた。
岩尾と児玉が立ち位置を変える中で相手の前線守備にギャップが生じるや、
山田による列飛ばしのパスが差し込まれることも多々あり、
前進のパターンは多彩の一言。
これを強みに、強烈な外国籍選手2人に前を向いた状態でボールを受けさせ、
得点へと繋げていくのが徳島のサッカーなのだろうと思うが、
この試合では讃岐の守備の前に普段よりも上手く振る舞えていないな、というのが
見ていて伝わってきた。
しかしながら、前半は焦れずに保持からの前進/崩しを伺い、
後半は讃岐の攻撃を受けつつ裏返す機会を伺い、と、
総合力で上回るチームの、余裕のある試合展開で危なげなく勝利。
彼らからすれば反省点が多く出た試合なのだろうけど、
そういう試合でも勝点3をきちんと積み上げられるところが
昨季のJ1昇格POで決勝にまで進んだ要因のひとつなのだと思う。
讃岐。
もちろん敗戦は悔しいのだけど、
大嶽監督の定義する「讃岐らしさ」の質が高まってきていることを
前節に続き実感出来る90分となった。
その要素は
・最後まで落ちなかった走力
・ガツガツ行く球際
・前に出て奪う意識の高い守備
といったところにある。
後方での保持から相手を剥がしながらの前進に特長のある徳島を相手に、
前3枚+2DHで、極力高い位置から(その多くは徳島から見てミドルサードに入ってすぐ辺り)
果敢にプレッシングを敢行。
相手の形に合わせて枚数や形、個々の守備範囲を調整するものではなく、
個人が受け持てる最大範囲をそれぞれが常に目一杯見張るという、
「賢く組織的に」と言うよりは「根性での」プレッシングだったが、
前述した「讃岐らしさ」を自分たちのベースとして体得するんだという段階においては、
むしろ悪くない守り方じゃないかな、と思う。
(体得できた先の「賢く組織的に」を大嶽監督が持っているという前提の話だけど)
それと、これは岩尾と児玉を擁する徳島相手ゆえのイレギュラーな現象だと思うのだけど、
相手の形によってこちらも変化するという「パターンの出し合い」になった時に、
その引き出しの数ではおそらく勝てないので、
都度、岩尾、児玉に様子見をさせる(=判断を少しでも遅くさせる)「根性での」守りは
逆に良かったのかも知れない。
また、前3枚+2DHが根性の守備を見せる中、
3バックはしっかりと相手2トップを捕まえて、
引いて受ける際にもサイドに流れる際にも一旦捕まえたらデートを徹底し、
その先で奮闘して潰し続けたのはおおいに評価出来ると思う。
(やられたのは本当に失点シーンだけだったのではなかろうか)
3バックの1枚がデートでDFラインを離れた時の、
残る2枚が中央をしっかり締める意識も高く、
更には「第3のFW」として2列目から飛び出してくる宮崎もしっかり監視下に置けていた。
守備面は、本当に収穫が多かったと思う一方で、
攻撃面ではこれまでも認識できていた課題がより浮き彫りになった印象は否めない。
奪ってからの一本目、二本目のパスの精度が低く、
まずその時点で好機を作る可能性を自分たちで潰してしまっている点がひとつ。
相手陣内で保持出来ている時に、
サイドに運ぶまでは出来てもその先の崩しのアイデアが無かったり、
サイドに運ぶ前に一旦中央を意識させることが出来ないことなどの、
仕掛けの部分での質が不足している点がもうひとつ。
当面、スコア状況と時間帯により「持たされる」ことはあっても
自分たちの主体性から相手陣内で保持することは少ないと思うので、
まずは1点目の課題について改善を図り、
体得する「讃岐らしさ」を元に全体で(ショート)カウンターで相手陣内に雪崩込んでいく形を
多く作れるようになれればな、と思う。
前節の林に続いて、
今節は宮﨑と國分が負傷により交代となってしまった。
林は今節すぐに戻ってこれたからまだ良かったけど、
宮﨑と國分も長引くようなものでないことを祈る。
(これまでの選手起用を見ると、
次節辺りは負傷が無くても宮﨑のところに辻岡が出そうではあったけど、
それはそれとして、やはり負傷はいいものではない)
(國分のところは上野同様にあまり代えを考えていない/用意出来ない雰囲気があるが、
彼がすぐに戻れないとなったらどうなるか…。
牧山、柳でしのぐのか、思い切って原野を抜擢するか、
攻撃的に行くなら森辺りを、守備的に行くなら田尾などをあてがうのか)
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