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【女子】オーストラリア 0−1 日本
アジア杯/F
(26/03/21:シドニー(オーストラリア))
DAZN
日本スタメン
藤野______植木______浜野
____宮澤______長谷川___
________長野________
北川____熊谷__古賀____高橋
________山下________
開催地がオーストラリアで相手もオーストラリアという完全アウェイの中、
主導権を握られる時間が長い試合展開をしのぎ切って、
日本が2大会ぶり3度目となるアジア王者の座を手にした。
日本。
・韓国戦とまったく同じスタメン。
これがこの大会のベストだというのと、
韓国戦の流れのまま行きたいという心情の表れと。
(放送席によれば、どうやら田中はQFで何かあったようで事実上起用出来なかったらしいが)
・開始3分で浜野と藤野の左右を入れ替え、試合終了までそのままだった。
オーストラリアの出方を見て、それに合わせて変えたということだと思うが、
これが先制点にして決勝点の浜野のゴラッソを生んでいるのだから凄い。
・QFまでからギアの上がったSF韓国戦よりも更に2〜3段階ギアが上がった相手に対し、
その落差に戸惑うこと無く最初から順応していた選手たちは流石だった。
・それでも、体格差による当たりの強度で遅れをとることが多くなり、
結果として五分のボールをマイボールに出来ずに押し込まれる時間が長くなってしまった。
・にも関わらず、集中力を切らさずに守りきった選手たちは流石だった(2回目)。
・オーストラリアの右WG11の特殊な振る舞いによって生じた、
日本から見て左サイドでの攻防で、
優位を保てていた時間で2点目が奪えていればもう少しラクに戦えていたのは間違いないと思う。
W杯を獲るにはもっと強い相手との試合が避けて通れないことを考えれば、
良さを出せていた時間帯の中で2点目が奪えなかったことは大きな課題ということになる。
・この試合での最大の収穫は、古賀。
前述の11の振る舞いからの流れで狙われていた感のある若い彼女が、
(途中から、日本の保持時は彼女に持たすよう仕組んでもいたよね、オーストラリア)
危ない場面がありつつも無失点て乗り切れた経験は、絶対に大きな成長に繋がる。
オーストラリア。
基本的には4−3−3なんだけど、
右WG11が右サイドを離れて日本のアンカーである長野を見張るという
特殊なタスクを負っていて、
実質的に4−4−2ダイヤモンドのような状態である時間が長かった。
右WG11が長野を見張ることによって起こされたのは日本から見て左サイドの攻防。
中央で長野を経由してのゲームメイクが封じられるも左サイドはオールグリーン状態の日本。
もとよりSBの攻撃参加は武器であるので左SB北川は果敢に攻撃参加をする。
SBの攻撃参加は奪われた際にSBが本来担当するスペースが空くこととの背中合わせであり、
右WG11が那覇のを見張ることで北川の攻撃参加を「誘い込んだ」オーストラリアが
奪った瞬間に右サイド奥(日本の左サイド)を狙ってロングボール、
ここに流れてきたCF20が彼女を追って中央から釣り出された熊谷に1対1を仕掛ける、
あるいは中央で残された古賀と1対1になる左WGから中に入ってCF化する9へのラストパスを通す、
それらに長野を見張っていたことで中央にいる本来右WGの11も絡んでくる
…という感じで、
(北川が絡んでくる日本の左サイド攻撃をしのぎさえすれば)
簡単にチャンスを作ることが出来る仕組みを用意してきていた。
ここの駆け引きが、この試合をおおいに面白くしたと思う。
結果的に日本が収支でプラスを得たわけだけど、
オーストラリアが先制していても全く不思議ではない流れを、
オーストラリアの思惑通りに作られていたと言っても過言ではない。
また、オーストラリアの11は自分たちの保持時にも度々中に絞るポジショニングをし、
右SB21が高い位置へと侵入してくることを促していた。
本来は11と対峙するハズの北川はこれに惑わされることになるし、
(5バックの左として投入された守屋も、短い時間で2〜3回、見張るべき相手を戸惑っていた)
右CB3やアンカー14からこのエリアに正確なフィードが蹴られてきたことも非常に厄介だった。
個々の能力も高いし、きちんと組織されているし、
日本への対策(11の振る舞い)もしてきていたしで
本当に手強い相手でした。
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