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高知(J3) 2-0 讃岐(J3)
J2・J3百年構想/第9節
(26/04/05:GIKEN)
DAZN
高知スタメン
________河田________
____三好______新谷____
濱_____関野__高野____上月
____福森__小林__福宮____
________猪瀬________
讃岐スタメン
______後藤__淺田______
____石倉______岩本____
田尾______禹相皓_____牧山
____高嶋___岡__林田____
________今村________
ロングボールと最後尾からの地上戦を使い分ける高知と、
ハイプレスからのショートカウンターの讃岐。
讃岐が守備で試合をコントロールする時間が長かったが、
流れが傾いた瞬間を逃さずに高知が2ゴールを上げて勝利。
土讃戦を制しホーム無敗を保った。
高知。
前後半の立ち上がりはロングボールを多用。
実況によれば普段は新谷がCFで起用されておりこのロングボールを収めているようだが、
この試合でCFを任されたのは河田だった。
彼のDFラインとの駆け引き、裏抜けのセンスで讃岐のハイラインを押し下げたかったのだと推察するが、
讃岐の前線守備により高知の後方の選手が良いボールを供給出来なかったこともあり、
この狙いは90分を通じて上手くは行かなかった。
そしておそらくロングボールの機能具合とは無関係に時間帯によるプランで、
前後半とも開始から10分を経過した辺りから
DH高野を中央に残しての「3+1」の形に時折GK猪瀬をボールの逃がし口に使いながら、
最後尾からの地上戦による繋ぎを志向するようになる。
しかしこれも、讃岐の前線~中盤守備のタイトさの前に思うような前進をすることが出来なかった。
ボールが届かないので新谷が受けに下がって来てしまう場面が散見されたが、
高知の1トップ2シャドーを3バックで見張る讃岐としては、これは渡りに船のアクションで、
着いて行って前を向かせないことに注力すれば良いだけだった。
また、アンカー化して「3+1」の「1」を担う高野に対して
もう一人のDH関野は左寄りにポジションが固定気味。
おそらくは濱、三好とのコンビネーションで左サイドを前進して行くことと
右で上月を浮かせることで彼の突破力を活かしてアイソレーションさせる狙いとがあってのものだと思うが、
結果としては左サイドはいつでも密な状態になっており、
これもまた、コンパクトに守りたい讃岐としてはありがたい選択だったと言える。
思うようなサッカーが出来ないままに時間が経過していく中、
決断のきっかけとなった理由が
繋いで前進出来ない状況への諦めなのか、
当初から予定していたプランなのか、
讃岐の消耗を見計らっての采配なのか、
あるいはそれらの複合的な理由なのかは不明だが、
吉本監督が採った交代策と授けた策が見事にハマることになる。
61分のシャドー入れ替え(新谷→杉山、三好→佐々木)と、
これに伴う、河田の脇(主に右の杉山側)へのロングボール供給により、
杉山と上月の走力を活かしてついに讃岐のDFラインを押し下げることに成功。
コンパクトを志向する讃岐は自然と前線も下がり、
高知は全体でボールを保持しながら讃岐陣内に持ち込めるようになった。
アタッキングサードでは関野まで含めた前の選手がコンビネーションを発揮し、
リスタートから75分に先制点を、
立て続けに81分の2点目まで奪い一気に試合を決めてしまった。
この試合で迎えた好機の数を考えれば、
WEST-A全体で3位、中でもJ3勢に限ればダントツの得点数も納得の決定力である。
見事な勝利だったと言えるけど、気になった点が2つ。
1つは最後尾から繋ぐ際の、受け手の動きの不足。
前からタイトに来る相手を剥がすためのパターンを持っておかないとしんどいと思う。
もう1つは、相手の雑なロングボール、浮き球に対するDFの処理。
前半から自陣バイタルで何度もボールを弾ませてしまい、
讃岐のアタッカー陣に上手く体を入れられて前向きの仕掛けを許してしまっていた。
ディフェンシブサードで浮き球を弾ませないのは守備者の鉄則。
3バックを担う選手は早急に改善すべき点だと思う。
讃岐。
ハイプレスに行く時と自陣(と言っても先頭がハーフウェーライン)に構える時の変化の中間地点ということで
基本フォーメーションを3-3-2-2表記にした。
前者の際には石倉が前に出て高知3バックに最前線で3枚を合わせる5-2-3。
後者の際には石倉が下がっての5-3-2。
この2パターンを使い分けながらハイプレス&ハイラインで「讃岐らしさ」を表現し、
高知の前進を制限。
奪ってからのショートカウンターに繋げ、
特に前半は、ロングスローを含めたリスタートから好機を創っていった。
90分のうち自分たちの時間帯だったと言える時間は今季最長だったのでは?と思うくらいに
良い内容で試合を進められていたが、
ゴールが奪えないうちに、吉本監督と高知の選手たちに見事にやられてしまった…。
自分たちの時間帯のうちにきっちりゴールすることの重要性と、
上手く守れている時の交代の難しさを感じる試合だったと言える、
前節終了時までフルタイム出場を続けていた上野が突然のベンチ外で、
負傷したのでは?という懸念がありつつ、
後方の選手はローテーションで起用している感があるここまでの大嶽采配なので
この日はおそらく出場させると決め打ちしていた森川(昨季の負傷からの復帰)を
途中投入しやすくする意味も含めて
田尾を試してみたのでは?とも考えられる。
いずれにせよ、田尾は問題なく左WBをまっとうしてくれたし、
森川は戻ってきたしで選択肢は増えた。
これで上野が負傷でなければ万々歳である。
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