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スペイン 1-0 アルゼンチン
(延長)

W杯/F
(26/07/19:ニューヨーク・ニュージャージー(アメリカ))
NHK



スペインスタメン

15___21___19
__8___10__
____16____
24__14_22__12
____23____

スペインの選手リスト



アルゼンチンスタメン

___9_10___
15_______7
___20_24___
3__6_13__4
____23____

アルゼンチンの選手リスト



ボールと試合を支配するスペインと、その支配を壊すべく抗い続けたアルゼンチン。
この120分のみならず、ここまでの7試合の積み重ねの末の内容と結果だったと言えよう。



スペイン。
・彼ららしくボールを握り、相手を動かし、試合を終始支配。
 攻めて、攻めて、好機の連続に次ぐ連続!という感じではないけれど
 ボクシングで言うところのヒットアンドアウェイをずーーーっと続けていて
 とにかく相手を疲弊させて心を折る作業を、全員で、丹念に。
・試合の流れに応じて保持のための保持を選択する場面はありつつ、
 「ゴールなんていつか奪えるっしょ」という焦れなさを携えて、
 しかしゴールへ向かう姿勢を捨てることはない。
・選手交代も、90分の間では淡々と普段通りに。
・唯一この試合で驚かされたのは、99分(延長前半9分)に行なった5枚目、6枚目の交代。
 疲労を考慮してフレッシュな選手を投入、
 アルゼンチン10メッシが関与する「一発」への警戒を最大レベルに保つことは理解出来るが、
 そのためにベンチに下がるのが中心選手の左CB14ラポルテとアンカー16ロドリであること、
 そして代わりに出てきたDF4ガルシアとMF18スビメンディが共にこの大会では初出場であること。
 …これ、相当に凄いよね。
 「選手を信頼している」というのはどの国でもどのクラブでも監督がよく口にする言葉だけど、
 W杯決勝、同点の延長戦でこの采配が出来るというのは…。
 いくら両選手がクラブでは欧州での高い経験値を持つ選手だとはいえ、さぁ…。
・そしてこの采配は、ここまでの7試合の歩みに関してアルゼンチンとの差があることを
 更に強烈に印象づけるものとなったよね。
・優勝おめでとう。めちゃ強かった。






アルゼンチン。
・スタメンにMF5パレデスが不在なのは意外だった。
 基本フォーメーションのまま4-4-2で守るにしても、
 FW9アルバレスを中盤に降ろして4-5-1で守るにしても、
 中盤の底で汚れ役をすることができる5パレデスの存在はマストだと考えていたからだ。
・試合が始まって予想通りにスペインがボールを保持しても、
 4-4-2は崩さないでいたことも加味して考えると、
 ベンチは「もう少しスペインからボールを取り上げられる」「ある程度自分たちもボールを握れる」と
 思っていたのかも知れない。
 (各選手のコンディションにおける起用への制限は考えないものとする)
・前半は、立ち上がりこそ簡単にスペインが好機手前まで迫る流れを許していたけれど、
 徐々に4-4-2のままでも守れるようになってきて、悪くなかったと思う。
 (攻撃面は「事故に期待」モードだったのは致し方ないでしょう)
・しかし、44分の左CB6リサンドロ・マルティネスの負傷交代は予想外且つかなり大きな痛手だったと思う。
 小回りが利くタイプのCBで対スペインには相性が良く、
 左足からの配球は自分たちの保持の安定に一役買っていたという戦術面での問題と、
 (後半立ち上がりの最後尾保持の落ち着かなさは彼の不在と無関係ではあるまい)
 交代機会を1つ消費してしまうという采配面での問題と…。
・後半になると更に守勢に回らされる試合展開の中、
 ハイドレーションブレイク明けに90分内最後の交代を終えた時に
 スタメン4バックのうち3枚が交代していたという現実はしんど過ぎた。
 これで「守勢を押し返せ」「どこかで点を獲りに出ろ」は無理がある。
・しかも、R32とQFでは延長を戦ってるし、SFからこの試合までの休息もスペインより一日少ないという…。
・そこに来て90+3分のMF24フェルナンデスの2枚目のイエローカードによる退場…。
・「そういうスタイル」でここまで勝ってきたし、この試合もスペインに抗い続けてきたのはわかるけど、
 それでも、どうにか回避しなければいけない2枚目だったよなぁ…。
・これらを総合すると、延長前半を無失点でしのいだことはやはり驚異的だし、
 先制された後に幾つかの、90分の間では作れなかったレベルの好機を生み出したことは
 恐ろしさを感じる。
・102分のセネシ投入による5バック(5-3-1)化については、是非も何も無い。
 もう全体で動けない(ハズ)なのだから、
 ならばどうにか最後の最後で跳ね返してPK戦まで逃げ込む道を選ぶことについて
 意見が出来ようハズがない。
・(しかも、もう動けないハズなのに失点後はスペインゴールに迫ったのだ、彼らは)
 (とんでもない執念だよ…)
・いやぁ、凄いチームだった。




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