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北九州 0-0 讃岐
J3/第2節
(26/08/15:ミクニ)
DAZN



北九州スタメン

________永井________
吉原______髙橋______吉長
______岡野__平松______
星_____神橋__奈良坂___福森
________大谷________



讃岐スタメン

______村上__後藤______
____牧山______佐野____
上野______禹相皓_____國分
____宮﨑__ギサン_林田____
________青木________



アタッキングサードに持ち込んだ時に迫力のある攻撃が出来ていた北九州と、
特に前半はそんな北九州を守備でコントロール出来ていた讃岐。
試合内容、好機の質を鑑みればドロー決着は妥当の範疇だろう。



北九州。
なるべくボールを握りたい意識は持ちつつも、
前4枚はウラへの狙いを常に持っていて、
「状況に応じて最良の攻撃方法を採りましょうね」という雰囲気。

最後尾からの前進は2CB+DHのどちらかで始めようとしていたが、
左CB神橋が保持に関しては90分を通して不安定な出来。
ベンチの指示なのか個人の判断なのか、
15分過ぎには星が後方ステイしての3+1スタートへと変更し、
これにより地上でパスを繋いでの保持、前進に安定させることに成功した。

2列目中央から果敢に讃岐WBウラに飛び出す髙橋、
常にDFラインとの駆け引きを行う永井らを見逃さずに早いタイミングでミドルパスを供給するパターンと
平松、星、奈良坂を経由しての地上での繋ぎでミドルサードを越ええようかという辺りからは
左では大外で受ける吉原の単騎突破、
右では大外の福森と1つ内側でポケットへのランを繰り返していた吉長のコンビネーション、
そして両ペナ角から3人4人が絡んで繰り出す崩しという形を持っていて、
相手陣内に運べさえすれば迫力ある攻撃を見せることが出来ていたと思う。

特に永井は流石の駆け引き上手で、且つ、動きにキレもあって
右からのボールにアクロバティックな態勢で合わせた2つのプレーや
讃岐中央CBギサンのイエローカードを誘うさまなどには
コンディションの良さを感じさせた。

また、星は最後尾での保持の安定に関与しつつも
ボランチの脇まで上がってやり直しのためのボールの逃がし口になったり、
吉原の仕掛けを内側からサポートしたりと、
心憎いプレーが多かった。

後半の最終盤にはFW吉田を投入して4-4-2に変更。
ベンチが力業で点を奪いに行く姿勢を示したのも好印象。
ホームのチームはこうでなくてはいけないと思う。

気になった点は2つ。

1つ目は、中央への仕掛けがほぼほぼ無かったこと。
髙橋が中央からサイド奥へ飛び出すことで彼がいたエリアが突然空くわけで、
そのタイミングで永井にズバッと楔を打ち込むことが出来れば、
中央から打開のバリエーションが増やせたんじゃないかな、ということ。
左利きでパスを配れる平松を、わざわざ右DHで使っているのだから
こうした中央の縦パスは意識していいと思うし、
もっと言えば、彼から吉原へグラウンダーでビシッと付けることで、
吉原がより優位な状態で相手SB(この試合ではWBの國分)との1対1に持ち込む場面を生むことが出来るでしょう。

2つ目は、河辺の使い方について。
右サイドに投入して、彼の突破→クロスから好機を生み出せてはいたので、
右サイド起用に問題があるとまでは思わないのだけど、
彼の決定力を考えると、やはり真ん中に置いておきたいかな…と。
なので、右サイドを任せられる選手が吉長以外にもう1枚出てきて
彼を永井の代わりなり隣になりで起用出来るようになると、
より怖さが増すように思う。


讃岐のボール保持に対してはトップ下(髙橋→平松)を前に出しての4-4-2で構え、
前から追い回す気配はさほど無し。
自分たちが保持しての相手陣内ではネガトラを頑張りましょうというオーラが出ていたので、
(この試合では相手が讃岐だからというのもあるかも知れないけど)
体力を考えてメリハリをつけるという意味で全然アリでしょう。
永井(河辺)、吉原、吉長の3人ならカウンターの距離が長くなっても走れるだろうし。






讃岐。
前節と並びからベンチまで含めたメンバーまでまったく同じで臨んだ第2節。

立ち上がり、不安定な神橋を狙っての奪取からショートカウンターに繋げていたり、
左SB星の立ち回りで北九州が落ち着いてきてからは
しっかりと自陣で5-3-2を組んで中央を締めたりと、
前半の守備はだいぶ良かったと思う。

後半は、前半に続いて立ち上がりこそ出足が良く、
攻勢に出る勢いを感じさせたものの、
60分過ぎくらいから徐々に運動量が落ち始めて、
北九州に押し込まれる時間が長くなってしまった。
ディフェンシブサードに「5-3」が引かされてしまい、
クロッサーになり得る選手に対して1歩2歩の寄せが足りない場面が目についた。
北九州が長身FWを抱えていて、もっとアーリークロスを選択してくるようなチームだったら、
危なかったように思う。

それでも、並びを変えることもなく、選手交代もギリギリまで引っ張っていたのは
ベンチから観ていて「守れる」という判断だったのだろうし、
2トップの維持で「カウンターを繰り出すことを諦めない」意思でもあったのだと思う。

後半の半ば過ぎからは「選手がよく耐えてくれた」という印象が強い。
こういう試合で勝点1をきちんと持ち帰るのは中位を狙う上で大事な要素だと思うので、
今後も簡単に負けないチームになって欲しいし、
シーズンが深まった時に
「あの時安易に5-4-1とかにせずに耐えられたことで
 しぶとく勝点を拾えるチームになったよね」
と振り返ることが出来るようになりたい。


守備面の他、チームで良かったのは3バックからの配球を挙げたい。

4-4-2で構える北九州の「2」の圧力がさほどでなかったことを鑑みても、
その「2」とSHの間を通すボールを宮﨑、ギサン、林田のいずれもが出せていたのは
大嶽体制になってからは観たことが無かったと言ってもいい光景。
これは一歩成長したと言っていいでしょう。
恒常的にこうしたことが出来るというのを土台とした上で、
次は、
圧力をかけてくる「2」に対してきちんと3枚で上回れるか…とか、
「2」の脇をHV(宮﨑、林田)がドリブルで持ち出せるようになるか…が、
成長出来ているかの見極めポイントになる。


河上。
互いに間延びしている状況の中で、
自陣でマイボールにした際の相手陣内への高速キャリーを3回も見せてくれて、
非常に良かったと思う。
自身が途中投入された選手なのでフレッシュであることと、
試合展開、周囲の状況を見ての好判断で、
単純な陣地回復に留まらず運んでからの落ち着かせも良かった。
こんなプレーも出来る選手だったんだね。
自陣からのカウンターも多くなるチームにおいて、
今日のようなプレーが出来るのは大いに助けになる。




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