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高知 2-1 讃岐
J3/第3節
(26/08/23:GIKEN)
DAZN



高知スタメン

三好______七牟禮_____佐藤
___佐々木______田中____
________高野________
濱_____田所__小林____上月
________猪瀬________



讃岐スタメン

________村上________
____後藤______佐野____
上野____牧山__禹相皓___國分
____宮﨑__ギサン_林田____
________青木________



レーンの巧みな使い分けとサイドのコンビネーションが光った高知と、
高知の前進を細かな修正で消しながら前へのベクトルを見せた讃岐。
隣県ダービー「土讃戦」は幻の逆転弾の直後に決勝の勝ち越し弾という劇的な展開に。



高知。
基本的な配置の考え方は上図のような4-3-3なんだけど、
攻撃時には以下のような変化が見られた。
・田中が前に出てFW然とした振る舞いをする
・佐藤がむしろ右IH的なポジショニングで上月の右大外攻め上がりを促していた
(しかし上月は後方待機から気を見ての攻め上がりをしていて、イケイケという感じではなかった)
・三好は左WGとして振る舞う形と中に入って構える形とがあり、
 その振る舞いに応じて佐藤が左IHとして振る舞うか左ボランチに下がるかを決めていた
・讃岐が高野を消しに来ていたことを受けてだと思うのだけど、
 上月も濱も偽SB的なポジショニングを交えながら中でも外でも受けて前進に寄与していた

また、守備時には田中が完全に前に出ての4-4-2でセットしていて、
ハイプレスを試みる場面はありつつもこの陣形は崩したくないようだった。
しかしながら、陣形はある程度整っていてもその強度はさほどでもなく、
ここまでの失点の多さは保持思想が裏目に出てのものばかりではないようだとも感じた。
(要は、引っ掛けられての被カウンターばかりではなく、
 しっかりセットしたと思われる状態からも崩されていそうだという印象)
(この試合しか観てないので、実際にはそんなことはないという話だったら大変申し訳ない)


前半から讃岐のハイプレスを受けてなかなか前進出来ない場面があったが、
「消されている」高野が常にボールの供給先を指示。
濱、上月がフリーで受けると、その位置が中でも外でも同サイドで一気に縦に加速して
好機に繋げることが出来ていた。
濱、三好と上月、佐藤の「順足SB+逆足WG」の組み合わせはコンビネーションも良く、
機能していたと思う。

後半に入ると讃岐が守り方を変えて濱を警戒してきたことを受けて、
濱が一気に最前線へと走り出しそこへロングボールを供給する形を交えるようになっていた。
この辺の引き出し、仕込みの多さは、流石は下平監督と言えるだろう。


しかし、好機創出の回数そのもので言えば前半の方が多く、
その前半が無得点で後半に2得点なのだから、サッカーは難しい…。
最初にテコ入れしたピッチ右半分が、交代後も機能していたとは言い難かったにも関わらず、
決勝ゴールが右の突破から生まれたというのも、この印象を強くするね…。






讃岐。
前節と同じでスタメンで臨みつつ、並びは3-4-2-1に変更。
高知の2CB+アンカーによるビルドアップ開始に対して
CF村上でアンカーを消しながらシャドーで2CBに圧力をかける狙いだったと思わるが、
そこまで「形」にこだわってはいなかったようで、
村上は高知アンカー高野を気にはしつつも自ら前に圧力をかけに出る場面も多かった。
また、高知の左SB濱、右SB上月が偽SB的な振る舞いをすることもスカウティングは出来ていたようで、
これに関しては後藤と佐野が警戒心を見せてはいたが、
中に外に動く彼らを消し続けることは難しく、
彼らが中から外へと受ける動きをした際には國分/上野が縦スライドしてきて守る動きをするようになっていった。
しかし、このスライドは間に合わないことが多く、結果として高知のサイドでの縦縦前進を許してしまっていた。

この構造を受けて、後半は守り方を大胆に変更。
村上が高知右CB小林からアンカー高野へのコースを消し、
同時に、後藤が小林から右SB上月へのコースを消し、
佐野が右SB濱にマンツーマンで密着することで
左CB田所にボールを持たせるように仕向け、
この田所には禹相皓が長い距離を詰めて牽制するようにした。

小林と田所の配球力、
高知のサイドのコンビネーションの左右どちらがより脅威か、
こちらの守備時の出足がどう対応出来るか
…といった事柄を勘案してのものだと思うが、
(高知のところで書いた濱のランとそこへのロングボールで2回ほど危険な場面が生まれたものの)
この変更により、高知の前進とそこから生まれる好機の回数を大幅に削ることに成功していた。

第1節の福島戦もそうだったけど、
HTを挟んでの守り方の変更については素晴らしいものを見せてくれた。


ピンチの回数が減ったことで、
カウンターではなくこちらが保持して前進を図る機会も増え、
その中で後方~中盤でのワンタッチを交えながら良い形を作れていたのも好材料。
(この点に関しては百年構想リーグを終えてから短い準備期間に急激に向上している)
(この試合とは無関係の話だが、この点の質が上がってきていることと
 2トップの採用頻度が上がっていること、大野の序列が下がっているように見えることとは
 無関係ではないと思う)


前半よりも良い守備は出来ていたにも関わらず先制されてしまったことには
サッカーの難しさを感じるし、
幻の逆転弾の直後に、封じていたハズの高知の右サイドから勝ち越し弾を許してしまったのは、
メンタルの重要性も感じてしまう。

逆転した!という高揚から取り消された落胆で気が緩んだ…というように見えてしまうのは
状況を見れば仕方のないことだろう。
緩んでいないにしても、メンタルの切り替えが高知の押し返しの速度に対して及ばなかったのは事実なわけで…。

(この試合に限らず時折ある話だと思うので書いておくけど、
 Jリーグ公式がYouTubeに上げるハイライトで
 勝敗を左右するようなオフサイド判定などがピックアップされてないのは
 問題あるんじゃないかなと思う)
(判定に対するサポーターらの不満を後々まで引き摺らせない=審判を守る=配慮なんだろうけど)


勝てた試合だとは言わないけど、引き分けで終わらなければいけない試合ではあった。
前節はきちんと引き分けで終えられた。
今節はそれが出来なかった。
まだまだ成長の途上ということ。

次節、ようやくホームでの試合なので、ここで勝っていい流れを作ろう。




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