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讃岐 3-4 鹿児島
J3/第4節
(26/08/29:MEGLIO)
DAZN



讃岐スタメン

________村上________
____後藤______佐野____
上野___宇都木__禹相皓___國分
____宮﨑__ギサン_林田____
________青木________



鹿児島スタメン

______髙橋__有田______
嵯峨______________田中
______藤村__稲葉______
青木____池田__広瀬____江川
________川上康_______



試合内容とスコアの推移を見れば引き分けで終わっておきたかった讃岐と、
天皇杯を含めてここまでの5試合を4勝1分で来ている強さを
勝負強さという上位スキルへと変換するきっかけを得たかも知れない鹿児島。



讃岐。
前半は1-0で折り返す僥倖に恵まれたが、内容は酷いもので、
GK青木のビッグセーブ連発が無ければ後半を待たずに試合は決していただろう。

前3枚(後藤、村上、佐野)の相手最後尾への制限のかけ方を見るに、
ハーフウェー付近まではボールを持たせる意識で試合に入ったのだと思うが、
実際には「持たれて」「振り回されて」しまった。

特に右サイドの守備は惨憺たる有様で、
鹿児島左サイドの連携が整理されてスムーズだったことを差し引いても、
あまりにもやられ過ぎた。
「鹿児島、晩夏の左クロス祭 at 四国化成MEGLIOスタジアム」な45分間を、
よく無失点でしのげたものだ…。
(重ねてになるが、GK青木のビッグセーブ連発に救われた)

前3枚の守備の仕方を含めて全体が重心を後ろに置いていたのは
(試合の入りで「置かされた」部分もあるとは思うが)
鹿児島の前線の選手がウラへの駆け引きからロングボールで抜け出すことへの想定してのことで、
それについてはまずまず対応出来ていたかなとは思うが、
鹿児島から見てミドルサード出口付近からの繋ぎに関しては準備が出来ておらず、
FW髙橋、FW佐藤が讃岐3バックを背負ってキープしてからの落としにMFが飛び込んでくるプレーや、
前述の右サイドなんかは対応が後手後手に回ってしまっていた。


そうした前半を受けて、後半は締め直して入るものと思われたが…。

若干のふわっとした雰囲気からポケット侵入→与PKで1-1となる同点ゴールを献上し、
勢いのままに1-2となる逆転ゴールを(鹿児島が左サイドの選手を代えたにも関わらず左サイドから)許してしまう。

正直。この時点で負け試合だと思ってしまった。

しかし、逆転したことである程度讃岐にボールを持たせてもいいというサッカーになった鹿児島に対し、
百年構想リーグから向上が著しい最後尾保持から地上で繋ぐことを意識しての前進をするサッカーで、
いい形を作れるようになるのだからサッカーはわからない。
(鹿児島のCB~SBの間及び上がりがちな左SB青木のウラを狙う意識が徹底されてたのも良かった)

2-2の同点に追いついたこと、
直後にやはりふわっとした雰囲気になり2-3と勝ち越されたこと、
そして3-3に追いついたこと。

ここまでのメンタル面の評価は非常に難しい。
2度に渡って同点に追いついたことは素晴らしく、成長を感じるのだけど、
1失点目と3失点目は緩みが、
2失点目は1失点目のショックを引き摺っているのが、
わかりやすく出てしまっていて、
まだまだ未熟であると言わざるを得ないからだ。

一定の高水準で安定していて、且つ、逆境で強い気持ちを表現出来るのが
強いチームが持っているメンタルだと思う。

追いついたことには後者の部分の獲得に近づいた可能性を感じつつ、
全体としては前者の部分においてその道程は険しい…といったところが適切か。

リーグにおける力関係を見た時に、
前者を発揮し続けることで後者に近づいていくというのが、
讃岐の進む道となるのだろう。


そして、決勝点となった4失点目。
2試合連続での、後半の終了間際での被弾で非常にダメージが大きい…。
可及的速やかにこうした結末を回避出来るようにならないと、
今季も残留争いが視界に入ってきてしまう。



國分。
今日はちょっと酷かった。
讃岐に来てからワーストのプレーぶりだったと思う。
前半の鹿児島の左サイドが良かったことと、
おそらく試合前に想定していなかった連携を鹿児島が繰り出していたこと、
國分も右WBは百年構想リーグを前に讃岐に移籍して来てから
新たに取り組んでいるポジションであることは前提とした上で、
それでも、試合中の対応力、修正力をもっと発揮してもらえないと厳しい。
(鹿児島から見て)左HSからスタートして左ポケットを狙ってくる鹿児島左SH嵯峨に対して、
佐野からの受け渡しに対する反応が鈍く、
スピードに乗った状態で仕掛けられることでクロスを何度も何度も上げさせてしまっていたし、
また、佐野が嵯峨にタイトに着いていたので大外で浮いていた鹿児島左SB青木に対して
佐野が「前に出て着いてくれ」と要求していたのにも反応が無く、
「自陣後方での守備では自分はDFラインに吸収されるもの」との、
(敢えてこの強い言葉を使うけど)思考停止状態で、
誰に着くでもなく、また埋めるべきスペースを埋めているわけでもなく、
後方で一人余っている姿が少なくとも2回はあった。
HTで交代にならなかったのは、自分としては驚きだったんだけど、
大嶽監督からすれば「ここで修正出来るようになってもらわなければ困る」ということだったのかな…。
(それでも、2失点目の直後に代えられているので、そこはもう大嶽監督も我慢の限界だったと察する)
きちんと人を捕まえさえすれば守れる能力は持っているのだから、
相手がチームとしてもサイドのユニットとしても個人でも出来が良かったとしても、
自分が捕まえるべき相手を認識し、
チームとしての守備の約束事から少しはみ出る部分が生じても
周囲とコミュニケーションして全体としては守れる状況を作れるようになって欲しい。


米澤。
シャドーでの起用は特に守備面で、まだ難しさがあるかなぁと感じた。
5-2-3から5-4-1へと移行する時への立ち位置が悪くて、
特に淺田投入で左シャドーから右シャドーに回ってからは顕著だったように思う。
7年半在籍した前所属の鹿児島時代にはシャドーなんてやってないだろうし、
不慣れなのはわかっているけど…。
出来るだけ早くフィットしてもらいたい。


佐野。
自身の2得点がいずれも素晴らしかったこともそうなんだけど、
GK青木がボールを持った瞬間には最前線まで上がっている走力と、
交代でベンチに下がるまでそれを続けていたスタミナが凄い。






鹿児島。
実況の「さほどボール保持にこだわるチームではない」との言葉と、
讃岐の前3枚の守り方とを鑑みると、
普段はもう少し最後尾からのロングボールが多いチームなのかなと思う。

しかし、この試合ではロングボールで入っておきつつ、
きちんと中盤にボールを差し込んで、
特に左サイドでスムーズなコンビネーションを繰り出しており、
「別に持つことも出来るよ」という主張をしっかりと出来ていた。

2+1(藤村)、2+2、2+3(右SB江川がステイ)の3パターンでの最後尾保持を使い分けながら、
最前線のウラへの駆け引きを見逃さずにロングボールを蹴り込んだり、
左サイドで左CB池田、左SB青木、左DH藤村、左SH嵯峨で見事なボール回しから
左クロス祭を開催したりと、
讃岐がおそらく「持たせる」展開にしようとしていた中で、
しっかりと「持って」「振り回して」いた。

そして、この攻撃面での上々な内容が、守備に悪影響を及ぼしていたように思う。

1失点目の場面ではDFとMFの間がぽっかりと空き、
中央で起点を作られてからの展開を許してしまっていたのは
試合の入りから「今日は攻め込めるぞ」という雰囲気になっていたのと無関係ではないと思われるし、
1-2としてからは「リードしたことだしある程度持たせても良い」と判断したのは悪くないだろうけど
それに伴う4-4-2ミドルブロックは強固とは言い難いものだった。
そして、2-2になってからの比較的オープンな試合展開はおそらく得意ではないだろうことが
3失点目や(カードをもらってしまった)稲葉から吉尾への交代後にも垣間見えていた。

普通に考えれば、2失点目、3失点目は喫してはいけない試合展開だろう。

そういう試合をやってしまったにも関わらず、
最後の最後で勝ち越しゴールを決めることが出来たのは
優勝するようなチームの証かも知れないので、
大いに反省はしつつ、
だけど「自分たちは強い」という自信は持ち続けることが大事なのではと思う。




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