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讃岐 3-4 岐阜
J3/第8節
(26/09/26:MEGLIO)
DAZN
讃岐スタメン
________後藤________
____米澤______佐野____
上野___禹相皓__河上____國分
____宮﨑__林田__ギサン___
________青木________
岐阜スタメン
________閑田________
泉澤______大串______松井
_______北__中村駿_____
文_____羽田__湯岑____箱崎
________春名________
岐阜の両SBが特殊タスクを追っていることの収支がどうなるかという試合で、
ホームの讃岐は守備面で対応し切れずに3得点を奪いながら泥沼のリーグ戦6連敗。
アウェイの岐阜はこの勝利で連敗を3でストップさせることに成功した。
讃岐。
始まった時の3バックは林田が中央、ギサンが右だったが、程なく入れ替わりいつもの形に戻った。
どういう意図でこの並びで始めたのかは不明。
岐阜の両SBの特殊タスクについてスカウティングをしていないハズが無いと思うのだが、
守備面で適切な対応を(用意)することが出来ずに振り回されてしまった。
自陣バイタルで激しく相手に寄せられない弱気な守備も相まっての4失点は重い。
ファウルしてしまうこと、入れ替わられることへの恐れがあるのはわかるが、
スペースをとりあえず埋めるだけで相手に圧力を掛けられていない状態は守備とは言えないでしょう。
岐阜に限らず、
足元の技術やチームとして細かな繋ぎを活かして攻撃をしましょうという志向のチームが
J3で増えている現状にあって、
自陣バイタル付近で立っているだけでは、それは易易とやられてしまうよ。
結局のところ、このチームは「なるべく高い位置で奪う」べく、「全体で前から圧力を掛けていく」しかないと思う。
相手に保持されることを受け入れてなお守り切るだけの力は無い。
これを認めることからじゃないかな。
暑い夏も過ぎ去ったし、
考えながら走って、走って、走って、前でボールを奪おうよ。
前でボールを奪えた時は相手の陣形は崩れている。
この試合で示したように、相手の守備組織が整っていない時には
(この試合の岐阜はSBの特殊タスクにより常に守備組織が整っていない状態に近かった)
きちんとクロスなりシュートなりまで持ち込めて、ゴールも奪えるでしょ?
シュート14、CK14は岐阜よりも多い数字だよ(岐阜はぞれぞれ8、4)
1トップ2シャドー(ないしは2トップ2IH)で使いたい選手が多いこともあって
淺田を左WBに置くファイヤーフォーメーション気味の発想が生まれて、
且つ、上野も残したいので上野を右WBに回すという
今日の61分以降の配置になったのだと思うけど、
上野の右WBは押し込まれた時に大きくクリアしづらいことがわかったと思う。
(上野は左利きなので相手から遠い右足では大きく前に蹴り出せない)
これを踏まえて本当の本当に点を奪いに行くためだけの並びを考えるなら、
上野、宮﨑、ギサン、林田の4バックにアンカーを置いての4-1-4-1(左SH淺田)じゃないかな…。
岐阜。
北、中村駿という「持てる」ボランチを並べておきながら
保持からの崩しにこだわることなく、
あくまでも「持つ力は担保しておくよ」というチームにしておいて、
両SBに特殊タスクを負わせることで保持力UP+相手DFラインとも頻繁に駆け引きをする…という
面白いサッカーを披露していた。
(ただし、讃岐相手にCKを多数許したり3失点したりする、ハイリスクも背負っている)
(この試合では降雨とピッチ状態にも関わらず難しいシュートを弾き出し続けたGK春名と、
戻りながらのクロス対応をずっと強いられながらも
オウンゴールすることなくきちんとCKに逃げ切った羽田、湯岑の両CBが大いに称えられるべき)
保持時の基本は2-3-5。
ボールサイドのSBは最前線にまで上がり「5」の一人に、
逆サイドのSBは偽SBとして「3」の一人になり、
前者はDFラインとの駆け引きやサイド攻撃のコンビネーションに加わり、
後者はボール保持の安定と攻撃時の展開、そして被速攻時の防波堤としての役目を担う。
この試合では左SBをスタメンで務めた文が特に抜群で、
左HSで前線に顔を出しウラ抜けやバイタルに留まってのハブ役、
泉澤の最初のポジショニング次第では大外に回ってクロッサーも務め、
讃岐の右サイド守備を翻弄してみせた。
右SBでスタメンだった箱崎も同サイドのSHである松井を見ながらのレーンの使い分けが的確で、
讃岐の守備陣が松井を警戒することで自分が浮くと、
リスタートのキッカーも務める正確な右足で良いクロスを蹴っていた。
両者とも攻撃面での貢献度が高いことと、
偽SB≒ボランチとしては(文はともかく箱崎は)守備面で泥臭い潰しを厭わない感じの選手ではないこととで、
やはり潰しタイプではない北、中村駿との3枚の並びでは
讃岐のカウンターに対して防波堤になり切れていない部分があったが、
この辺りはシーズンが深まるにつれてメンバー間でのバランスが形成されていくのだと思う。
(たぶん、石丸監督は守備に特徴のある選手をボランチの片方に置くことはしないでしょう)
讃岐のところで書いたように、讃岐の自陣バイタル付近での守備が緩いという前提はありつつも、
岐阜が攻撃面で築いている構造がまずもって面白く、破壊力もあるので、
チームとしての総合力で大きく上回られるような相手ではない限り、
今後も魅力の攻撃サッカーが見られるのではと思う。
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