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讃岐 1-0 松本
J3/第14節
(26/10/31:屋島)
DAZN
讃岐スタメン
______米澤__村上______
____河上______牧山____
淺田______石倉______左合
____宮﨑__波本__林田____
________青木________
松本スタメン
_____金子翔__藤枝______
___村上陽______澤崎____
樋口______川上______北爪
____野田__金子光_白井____
________高麗________
互いにターンオーバーを敢行する中、
組織された5-3-2守備で讃岐が松本にボールを持たせて試合をコントロール。
リスタートの流れからの先制点を守りきりプラン通りに勝点3を手にした。
松本は最後まで有効な攻撃を見つけることが出来ず終い。
讃岐。
考え方としては上図3-3-2-2が基本フォーメーションだが
殆どの時間を5-3-2で過ごし、
これが非常によく整備されたもので守備で試合を作ることに成功。
クリーンシートに繋げることが出来た。
守備開始位置はハーフウェーラインより少し相手陣内に入った辺りからで、
米澤、村上の2トップは
「松本アンカーの川上を背中で消す」
「松本HV(白井/野田)の持ち上がりは許容するが中央レーンにはパスを出させない」
という2つの意識を徹底し、
松本の前進を外→外のコースに限定。
この外→外に対してはIHとWBが連動して個による打開を封じた上で
アンカー石倉が加勢して中央へと斜めにボールを逃がすコースを消すことで
奪取ないしバックパスを選択させるという守り方で、
松本のボール保持の時間は長くなれども
サイド突破やクロスにまで持ち込む回数を大幅に制限。
ならばと松本が最後尾からのロングボールを選択すれば
宮﨑、波本、林田での跳ね返しと河上、石倉、牧山による回収を機能させ、
ピンチらしいピンチは殆ど無いような組織的守備を披露出来た。
松本にボールを「持たせた」分、
自分たちの保持から攻撃という場面は少なかったが、
宮﨑、波本、林田の組み合わせはそれなりのプレス耐性を見せて
変なロストや可能性の低い前方へのパスの選択は殆ど無かったし、
淺田、左合の攻撃力を活かすべく
最後尾保持からの前進の場面においては彼らを前に出し、
IHを務めた河上、牧山がサイドでの繋ぎに顔を出す可変も徹底。
また、自陣からの速攻の際には松本が攻めてきたサイドで裏返すことも
狙いとして持っていたことが感じられ
(松本HVの白井/野田が保持しながら前進することで
本来彼らが守るべきスペースが空くため、
讃岐としてはそこを素早く突く意識があった)
攻守ともに前節とはまるで違う、
組織的で狙いを持ったサッカーをすることが出来ていた。
そうした「質」の観点でいけばスコアレスドローで終えていても大満足の内容に、
勝点3が付いてきて、
前節試合終了直後の上野のトラメガでの訴えや
敗戦続きの苦しい状況下での勝利であること、
屋島開催での初勝利といったものまでが乗っかって、
喜びもひとしおである。
とは言え。
苦しい中で1つ勝っただけに過ぎないし、
依然として19位と残留争いをせねばならない順位にいる事実がある。
この1勝を「本当に大きかった」と後々振り返れるように、
次節から、また頑張ろう。
松本。
今季どういうサッカーを展開していたのかは知らないのだけど、
石﨑信弘監督であることから
「自分たちがなるべくボール保持して主体的に崩していこう」という志向ではないのだろうと推察する。
そんな中で、讃岐に「持たされて」しまい、
その上ターンオーバーしたメンバー構成ということもあって、
「チームとして前進の際の約束事はこれね」というのを忠実に守りはしたものの
その先の違いを生み出すことが出来なかった。
……というのが、この試合の簡単な総括になるのではなかろうか。
讃岐が5-3-2でアンカー川上を消してきたことに対して
HVの白井、野田が讃岐2トップ脇を持ち上がるとか
アンカー脇に人が降りてきてハブになるとか(金子翔太が前半に何度かやっていた)
経験のある選手がセオリーとされる動きは見せていたけど、
その先が続かなかったのは全体としての経験値の問題なのか、
ユニット間での連携が整備されていないからなのか、
はたまたその両方なのか。
また、金子翔太がやっていた降りる動きは
IHの村上陽ないし澤崎がまずやってみて、
讃岐のIH(牧山、河上)がこれに付いてくるようであれば
連動してFWがIHの高さに降りるということをすれば、
1つずつポジショニングのズレを作れたのではないかと思うのだけど
いきなり金子翔太が降りた上にその先が続かなかったことで
讃岐としては彼の動きは放置の一択でまったく怖さが無かったし、
ゴールに近い場所で危険な存在である彼が勝手にゴールから遠去かってくれることで
見ていて「ありがたい」とまで感じた。
先制点を献上してからは3枚替え、2枚替えで攻撃の選手を入れ替えて打開を図るも、
この試合でずっと見られ続けた構図の問題は解決せず、
それを破壊するような個の能力の発露やそれを促すための方策も見られなかったため
(例えばウェリントン目掛けてハイボール蹴りまくるとか、
安永に後方ステイさせて彼の左足から大きな展開を仕掛けるとか)
得点の匂いは最後まで個が偶発的に見せる質の高さ(ゴール正面からの北爪のミドルとか)からしか漂わず、
ついぞ無得点で試合を終えることとなった。
この試合を終えて15試合で得点15、失点17ということで、
石﨑監督を迎えた成果と予想された課題は数字にハッキリ出ている。
どうやって得点を奪っていくか、だねぇ。
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