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【カマタマーレ讃岐】2017年シーズンオフの動向と雑感


2018年1月15日、2018シーズン開幕に向けてチームが始動しました。
加入等選手の動きも一段落だろう、ということで、
ここでカマタマーレ讃岐の2017シーズンオフの動向を、
都度、雑感を添えてまとめておこうと思います。

そこそこに長い記事になるので、よろしくお願いします。
(退団と加入の一覧だけ確認したい方はこちらからどうぞ)



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【昇格内定】濱口草太
アカデミー初の昇格選手ということで期待大。
順調に育って、2020年代はチームを牽引する存在になって欲しいなぁ。

17/11/24【満了】大沢朋也、綱田大志、玉城史也、山本翔平、木島良輔
高齢化するチームにあって、30代半ばの選手が満了になるのは理解出来るのだけど、
DHの3番手である山本の満了には少し驚いた。
明確にはならなかった4番手との力量・信頼度の差もあったので、
綱田、大沢という同ポジションの選手が3人一気にということ以上に、
山本の満了は驚きでした。
言ってみれば全てのポジションで補強の必要性があるチームにおいて、
ダントツでDH補強が急務になった印象。
それも、数・質の両面で。

17/11/28【満了】ユン ソンホ、エブソン
リリースを読む限り、ユンはそのまま兵役に就きそうな感じ。
韓国籍選手の宿命だね…。
驚きはエブソン。
昨季までのレンタルから今季完全に切り替わって
「いよいよ腰を据えて讃岐の中心選手に」ということだったと思うし、
実際に開幕からスタメンを張っていたというのに…。
チームが延長を打診しないハズが無いし、
このリリース以降、どこかへ加入したという話も無いので、
何かしら、いや、理由は複合的だろうけど、
残ることが最善ではないと思わせることがあったのだろう…。

17/12/01【更新】北野誠(監督)
昨季終盤や最終節で行われたセレモニー(と呼ぶには寂しい内容)での口ぶりから
退団するものとばかり思っていたので、
これは嬉しいサプライズだった。
正直、カマタマーレ讃岐の監督を引き受けてくれる人は極めて少ないと思う。
地方であることや財政面、環境面を鑑みれば、
とにかくキャリアを積みたい新人監督を除いては、
リスクの方が大きい。
(翻って、そういう環境において新人監督を招聘することは、チームとしてのリスクが大き過ぎる)
また、北野監督自身は長期政権になっていることによる負の面を、
わかり過ぎるほどわかっているわけで、
そんな中でも引き受けてくれたことには感謝しかない。
何が何でもJ2に留まりながら、人脈などの部分でも力を貸し続けて欲しい。

17/12/01【更新】渡邉大剛、岡村和哉
北野監督ともども、安堵させてくれたリリース。
特に渡邉は、能力と活躍ぶりはもちろん、
ネームバリュー的にも「抜かれる」に値する選手なので、
残ってくれて嬉しい。

17/12/02【負傷】渡邉大剛
前日の喜びから一転、残念なお知らせ。
これがあったので残ることになったのかもな、という、良くない推察をしてしまう…。
リリース通りだとして、復帰は4月半ば。
開幕からしばらくはしんどい戦いが続きそうであるが、
復帰を急いて再発するような事態は避けなければいけない。
じっくりと、完治させて欲しい。

17/12/05【更新】中島大貴、福家勇輝、武田有祐、長澤拓哉、森川裕基
向こう1〜2年で辺り中心を担う存在になってもらわないといけない世代が5人一気に更新。
期待してるよ!

17/12/12【役員人事】
山下前社長については、
クラブ内外においてどのような仕事ぶりだったのか全然わからないのだけど、
最終節に行われたセレモニーでの挨拶には「がっかり」以外の言葉が無かった。
あれから推し量れる仕事ぶりだったのだろう、という推察もしてしまう。
代表取締役副会長に就任というが、その役職で貢献してくれるのかしら…。
新設のポストらしいじゃないですか…。
疑いの目を向けてしまう…。
川村新社長の「スポーツビジネスとして成り立つよう、力を尽くしたい」という言葉は
期待していいのかも、と思わせてくれるね。


17/12/12【期限付き移籍満了】荻野広大
ベンチ入りも常時ではなかったし、戦力としてのマイナスは無いと言っていいかな。
京都に戻って、試合出場という意味ではより厳しくなると思うけど、
ユース上がりの期待に応えられるといいね。

17/12/12【完全移籍】松原修平
驚いた。
昨季途中から第2GKの立場を確たるものにし、
順当に清水の後を継いでくれると考えていたのだけど…。
群馬の状況と松原のキャリアを見ると、布啓一郎ラインなんだろうね…。
「J2クラブで極めて近い将来の正GKを伺いながらもまずは第2GK」よりも
「J3クラブでも正GK(が濃厚)」ということだよね。
GKはポジションがひとつしかないし…。
これにより、20代半ばでそれなりに能力の高いGKの補強がマストになった。

17/12/12【スポンサー】2018シーズンユニフォーム(背中部)
株式会社マルナカ様、ありがとうございますm(_ _)m

17/12/13【スポンサー】2018シーズンユニフォーム(背中部裾)
株式会社潮製作所様、ありがとうございますm(_ _)m
代表取締役社長・行成望様のコメントがアツい!
「当社もカマタマーレ讃岐も夢を持てるクラブに!組織に!
 もっともっとなれるよう期待いたしております。
 いや、必ずなるんです!」

17/12/14【更新】市村篤司、高木和正、原一樹、瀬口拓弥
地元出身の10番である高木、
今季期待とともに迎えられた市村、原、
古参になってきた瀬口が更新。
市村、原はもっとやれるハズだし、瀬口は巻き返さないとね。

17/12/15【完全移籍】アラン
あるとは思ってたよ…。
スピード豊かなCBは稀な人材だからね…。
かなりのダメージだし、
同タイプの代替選手というのはなかなか見つからないと思うので、
この夏に確立した守り方は、変えざるを得ないだろうね…。
また、練習を観に行っているような人からは
キャラクタや周囲に与える影響という面でもダメージが大きいという声が上がっていて、
その部分でも、チームがどう変わっていくか。

17/12/15【更新】西弘則
今季はチーム内で最適なポジションを見つけてあげられなかったけど、
逆に言えば複数ポジションで使える・使いたくなる能力の持ち主。
来季も居てくれるのは心強い。

17/12/15【完全移籍】李栄直
4バックのCB初挑戦に始まり北朝鮮代表との往復があり、
不在の間に今季のベストのカタチが固まってしまうという難しいシーズン。
しかし、北朝鮮代表での躍動だけを見れば「抜かれてもおかしくない」活躍で、
実際に秋が本格化する前には移籍が決まっていた。
(参考:李栄直が讃岐から東京Vへ移籍した理由。E-1で掴んだ自信と明確な将来設計
左CBで奮闘するもののチームが勝ち切れなかった時期も、
来季も讃岐で観たいと思わせるポテンシャルを感じていたので残念だけど、
仕方ないね…。

17/12/19【完全移籍加入】佐々木渉
F東京を満了になった年代別代表の常連。
持病があるという話も聞こえてきてるけど、
契約に至ったということは大丈夫だということでしょう。
F東京ではユース時代に2種登録もされる期待ぶりだったようだし、
心機一転、讃岐で躍動して欲しいものですね。

17/12/19【更新】永田亮太
今季フルタイム出場を果たした、欠かせない選手。
更新してくれて一安心。

17/12/20【期限付き移籍満了】イ ジュヨン
レンタル元の千葉から江原FC(韓国)への完全移籍ということで、
これはレンタルする前から決まっていたんじゃないかな。
シーズン最終盤には助けてもらったね。
しかし、イの延長ないし完全も無くなったとなると、
CBの頭数が足りないねぇ…。
すぐに岡村の相方と成り得るレベルの選手が必要だ…。

17/12/22【完全移籍】馬場賢治
経歴を見れば「ジャーニー」な選手だし、
それが可能になる能力は持ち合わせているから、
移籍は覚悟していた。
ピッチ内でも助けてもらったし、
練習場の問題を選手の立場で指摘してくれたことは、
賛否があったけど、俺は感謝してる。

17/12/23【完全移籍加入】重松健太郎
急にF東京色が強まった(笑)
プレーを知ってる選手で数字も残しているので「計算出来る」と思ったし、
FWとSHを兼務出来るのもいいよね。
若かりし頃の素行面を耳にしたことがあるけど、
北野監督の元ならば大丈夫でしょう(笑)

17/12/24【完全移籍】仲間隼斗
活躍ぶりと年齢を考えれば、いつ抜かれてもおかしくない選手で、
だから覚悟はしていた。
讃岐を出る時は、岡山よりももっとJ1に近いクラブに行くと思ってたけどね。
馬場、仲間の退団はもちろん痛いんだけど、
佐々木と重松の加入で手当はしているし、
当面は質の差が多少出るだろうけど、
アラン退団のような戦い方の根幹に関わるものではないかな、と思ってる。

17/12/25【更新】清水健太
正直な話、最盛期は超えていると思うけど、
松原の移籍を抜きにしてもまだまだ必要な選手…と言うか、
来季もよほどのことが無い限りは正GKだよね。
更新してくれて一安心。

17/12/26【退団】岩佐誠一 アスレティックトレーナー
これはちょっと心配なリリース。
讃岐の医療体制がどのようになっているか細かな部分はわからないのだけど、
このコラムを書いてる時点(18/01/15)で
後任に当たる人材の加入は発表されていないし、
間違っても良いとは言えない練習環境の中で
怪我の予防や復帰へのチカラとなる人材が居なくなるのは、
かなり大きな痛手では。

17/12/26【完全移籍加入】パク チャニョン
山口を満了になっていた長身CBを獲得。
愛媛、山口と移る中で出場試合数を増やしているようだし、
年齢的にもこれからを期待して良さそうな感じ。
山口は外国籍選手総入れ替えみたいだし、
純粋な戦力外というよりは
新監督招聘に伴う「リセット」の対象になったということかしら。
とりあえず、「まずはCBの頭数を補充」という印象。

17/12/26【新加入】鈴木拳士郎
ざっと調べたところ、
磐田のアカデミー育ちで、大学3年時の大怪我から復帰、
本職DHだけど中盤ならどこでも、ユース時代はCBも…という感じかな。
讃岐に「辿り着いた」という物語のある選手が来ましたね…。
まずはDHの頭数というスタートだろうけど、
1〜2年のうちに主軸になってくれたら嬉しいなぁ。

17/12/26【更新】我那覇和樹
年齢的にもピッチ内でのフル稼働は難しいと思うけど、
チームを引き締める存在として期待したい。
何せ、代表キャップ保持者だし、様々な経験をして来てるからね!

17/12/27【後援会人事】
どのような影響があるのかちょっとわからないのだけど、
(現地の人の流れ、繋がりまではなかなか…)
ポジティヴな変化が起きることを願います。

17/12/29【完全移籍】砂森和也
「いい選手なんだけど怪我が…」という声はよく聞いていたのだけど、
ついぞ、プレーを観ることのないままに移籍となってしまった。
今季は怪我で戦力たり得てなかったものの、
左SBの頭数が未確定になってしまった。
西を固定するテもあるが…。

17/12/29【期限付き移籍加入】麻田将吾
荻野を伸ばせたとは言い難いにも関わらず、
京都が長身左利き年代別代表常連という期待のCBを預けてくれた。
CBが手薄な状況なので、スタメン定着も有り得ない話ではないと思う。
ユース時はDHだったそうだし、緊急時にはそちらでの起用もアリか。

17/12/29【育成型期限付き移籍加入】佐々木匠
年代別代表の常連で「ベガルタの至宝」が加入。
今季育成型期限付き移籍でプレーした徳島で思うように出場試合数を伸ばせなかったので、
かなりの覚悟で合流してくれるんじゃないかな…。
しかし、麻田といい佐々木匠といい、
年代別代表レベルでの「期待の若手」を複数預かれるとは…。
ポジティヴな驚きを抱いてます…。

18/01/05【更新】木島徹也
タイプ的に居て欲しい選手で計算も立つので、更新は心強い。
キャリアハイを、また更新しちゃおう。

18/01/06【完全移籍加入】ソン ヨンミン
長崎より長身若手GKを獲得。
出場歴は無くてもJクラブ所属歴があるというのは大きなプラスだと思う。
まずは第2GKの座を瀬口と争うことになるだろうね。

18/01/11【完全移籍加入】荒堀謙次
山形を満了になっていた荒堀が加入。
左右を問わないバックアッパーを獲得出来た、という印象だが、
もちろん、バリバリにレギュラーで活躍してくれていいよね。

18/01/14【更新】アレックス
今夏に現れた救世主との更新で、左サイドは一安心。
年齢面でシーズンフル稼働は難しいと思うけど、
ポジション奪取を伺う長澤などの起用で休ませながら、
怪我なくプレーしてもらえれば。
(実はこの面はスムーズな世代交代という点で悪くないと思ってる)



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○まとめ○

【退団】
大沢朋也(満了→現役引退/大宮地域プロデュース部U-12コーチ)
綱田大志(満了→未定)
玉城史也(満了→未定)
山本翔平(満了→未定)
木島良輔(満了→未定)
ユン ソンホ(満了→未定)
エブソン(満了→未定)
荻野広大(期限付き移籍満了→京都復帰)
松原修平(完全移籍→群馬)
アラン(完全移籍→金沢)
李栄直(完全移籍→東京V)
イ ジュヨン(期限付き移籍満了→千葉→江原FC)
馬場賢治(完全移籍→大分)
仲間隼斗(完全移籍→岡山)
砂森和也(完全移籍→沼津)

【加入】
濱口草太(讃岐U-18→昇格)
佐々木渉(F東京→完全移籍)
重松健太郎(町田→完全移籍)
パク チャニョン(山口→完全移籍)
鈴木拳士郎(関西大→)
麻田将吾(京都→期限付き移籍)
佐々木匠(仙台→育成型期限付き移籍)
ソン ヨンミン(長崎→完全移籍)
荒堀謙次(山形→完全移籍)



up date(this page):18/01/15



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