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【カマタマーレ讃岐】「サポーターミーティング 2019 議事録」を考える。
2019年3月3日に行われた「サポーターミーティング 2019」の議事録が
こちら(3/3(日)開催のサポーターミーティング議事録について)にPDFファイルでアップされましたので、
目を通し、思ったところを書いてみます。
読み進めながら、都度、内容に触れていきますので、
可能な方はPDFを開きながらどうぞ。
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トップチームダイレクター・西村俊寛
上村監督体制に移行する際に、記者会見で西村コーチが強化部入りすることは伝えられていたけど、
ついぞリリースがされないまま、
公の場で現在の西村さんの役職に触れることになりましたね…。
川村社長、大事に至らないといいな…。
先日(6日)「入院した」とのリリースがあった川村社長、
冒頭から体調不良を訴えてるじゃないスか…。
しっかり治して、元気な姿で戻って来てください。
J1への道というビジョン
「香川県の活性化に貢献するにはJ1に登りつめること」と考えているのね。
上を見るのは悪いことじゃないし、
香川県への想いが強いのは良いことだとは思う。
トップチームの練習場問題
先日来話に出ている「三豊市に整備」で確定なんですね?
三豊市への大きな感謝と共に、
これまで交渉を続けていた自治体との話の終え方が大事。
交渉していた自治体に
「そうか、三豊市に決まったか。頑張れよ、カマタマーレ讃岐」と
言って貰えるような終え方が出来たのか。
交渉してたのは高松市だったと思うのだけど、
そこにアカデミーの活動拠点を置けるということなので、
その辺は失礼のない立ち振舞が出来たものと思いたい。
また、理想を言えば、トップチームとアカデミーは同じ場所で練習するのがベスト。
このことは遠い目標として、現在そしてこれからお世話になる自治体へ感謝をしつつも、
忘れないでおきたい。
経営状況
8%の減収見込みとはいえ、2018年度の黒字が確保出来る見通しなのは合格点。
ただ、ユニフォームに裾スポンサーもついたのに広告収入が減っていたのは驚きだし、
勝利給の支払いが減ったことが黒字の要因のひとつというのは、
ちょっと複雑ですよね…。
讃岐再生策定書(SSS)
「Kamatamare」の文字を使っての行動指針を見て、盛大にコケました(苦笑)
Jリーグから人が遣わされてきて、これですか?(苦笑)
(いや、もちろんやってることはこれ以外にも膨大にあって、そのどれもが重要なことなんでしょうけど)
こんなの、小学校の児童会選挙ですよ…。
気を取り直して。
PDFの最後の方(30頁〜36頁)に掲載の組織図等については、
まぁ、ごくごく当たり前のことしか書かれてないなぁ、という印象。
この当たり前のことが出来てなかったという認識で良いのかな…。
川村社長は、自身が就任する前のクラブに対し
「スポーツビジネスで成り立つ会社として足りない部分があった」との認識なので、
出来てなかったということなんだろうな…。
この推察が出来てしまうところに「仲良しサークルの廃絶」という言葉も出てきて、
川村体制以前のクラブに対して、なかなかに強烈です。
とは言え。
「当たり前のことをやろう」ということなので、そこは支持したい。
その上で、
「『透明性向上』『活動の可視化』『誠実な行動』あたりは対サポ、対メディアにも
可及的速やかに取り入れてもらいたい」
と思いますし、
発信する内容について、考え方を大きく改めてもらいたいなぁ、と思います。
このサポーターミーティング議事録を読んだだけでも、
・西村俊寛トップチームコーチのトップチームダイレクターへの異動
・サポーターミーティング開催時期についてのアナウンス
・小川徹氏(前職:チーム統括部長)の立ち位置
上記3点は事前にアナウンスがあって然るべきものだし、
2018年6月末に練習場問題の進捗を定期的に発信するというのも反故にされています。
もとより交渉事、相手の都合もあることですから
「今は発表出来ない」は理解します。
しかし、定期的発信を約束したのだから「現在交渉中(○月より進展アリ/ナシ)」だけでも出すべきだし、
それすらも出すのは良くないとするのであれば「定期的に発信する」などという約束をしちゃ駄目ですよ。
1月31日の退職者たち
7名が挙げられていますが、2、3、6は自分でも何方なのかわかるかな…。
6は川崎と仙台でも働かれていた方だと思うのですが(議事録でも名前を伏せているので私も伏せますね)、
集客のための企画のノウハウがクラブとして少しでも吸収出来たのだろうか…。
中長期ビジョンと1年でのJ2復帰という目標
クラブが置かれた状況を鑑みての「1年でのJ2復帰に全力」、
それを成し得ずして中長期ビジョンの設定は難しい……という話は理解出来ますし、
「長期的案件も沈んでしまわぬよう」との言質もあるので、
「それら全部呑み込んで今季はとにかく短期目標であるJ2復帰」は
方向性のひとつとして間違いではないと考えます。
メディアパートナー契約
対メディアの考え方を変えていく兆しが感じられて、これは評価したい。
是非とも交渉が上手くいって欲しいです。
露出面のみならず、情報のコントロールという部分でもメディアとの良好な関係は必要不可欠。
サポーターを含む「結束」。
積極的な要望・提言を求めているようだけど、
そういったサポーター側のアクションに対してのリアクションが、
現状、見られていないのはとても残念なところ。
(この辺、ボランティアなど現地に頻繁に駆けつけられる人は事情が違うのかも)
今回のサポーターミーティングでも似たような質問が幾つもありましたが、
要望・提言についてもおそらく同じようなことが起きるでしょう。
公式サイトにF&Qを置くなどして重複を回避すると共に、
「クラブはクラブで考えている」「サポーターの意見を聞く耳は持っている」
という姿勢を見せることも重要だと思います。
小川徹氏の立ち位置
とりあえず、現在も社員ということですよね?
現在の立ち位置と、現状のクラブ運営に氏の能力が必要であることはわかりましたが、
何故それを自分たちから開示しないのか。
1月31日をもって退社するとしていた人間が未だ社内に、
それも要職に居るというのが
サポーターから突付かれないと表面化しない会社が
透明性向上だの誠実な行動だのと言っても説得力無いですよね。
それから、氏に、補佐的な立場で誰か社員を付けているのかも気になります。
(議事録を読む限りでは付けてなさそうですよね。
Jリーグから派遣されることを期待してる節がありますし)
同等の仕事を出来る人間を育成しないと、組織は継続出来ませんよね。
こうした一般的な見方からしても、氏についてリリースが無かったのは解せないですし、
一部(というには人数が多いように感じる)サポーターから氏が悪評を集めていることを、
クラブとしても把握してるわけですよね。
「皆様方から言われていることは重々承知」しているのですから。
にも関わらず、氏のクラブ内での処遇をクローズドにしておくという判断は……。
「ご理解をいただければと思います」と締めていますけど、
理解を得るためのことを、突付かれる前にしましょうよ。
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全体の感想としては、もうずっと変わらないですけど、
「情報の開示、発信がたりません、たりません、たりません……」ですね。
質問者3の方が「(クラブ側が)『皆さんのことは関係ないのですよ。』だったら別にいいのですよ」と
川村社長社長に言葉を投げかけ、
それに対し「そういうわけではないです」との答えが返って来ていますが、
現状、「そういうわけではない」ようには見えないのですよね…。
質問者4の方が言うように、
「仲間というか、目標はひとつ」で「対決の場ではない」ので、
クラブにはその点を留意してもらって、
地域イベントへの参加や情報発信を通して
住民やサポーターとの距離を詰めていってもらいたいな、と思います。
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