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【カマタマーレ讃岐】2020年シーズンの編成について、あれこれ考える。
○はじめに○
シーズンが深まり、来季についてのこともアタマを巡る時期になりました。
目標としていた「1年でのJ2復帰」の可能性も消滅し、
今季、無理をして維持した陣容の大幅な解体と人件費の大幅ダウンは必至。
そんな中にあってどういうことが考えられるのか。
つらつらと書き記したいと思います。
○確定していること○
・J3を戦う
・7月〜8月より三豊市の緑ヶ丘総合運動公園を練習場として優先使用させてもらえるようになる
・選手に割ける予算が大幅に減る
○まだわからないこと○
・監督の進退問題(上村監督は2019年シーズンの単年契約)
・監督の進退に伴うコーチ陳の動向
・クラブハウスについての進捗
○行わなければならないこと○
・(予算規模による強制的な)若返り
・引き続き、ピッチ内外の整備
○個人的に思うこと○
スポンサーや集客の手前もあるので、
目標として発信する内容は実際のそれよりも幾分水増ししたものになるとは思いますが、
競技力の強化は短期ではなく中期で考えなければならないでしょう。
キーワードは「我慢」になると思います。
「若手を伸ばせる監督を据える」
「右肩上がりの充実を見せるアカデミーの出身者を活かす」
「新卒選手及びトライアウトから若手を獲得」
といった辺りは、
考えるも何もなくそうせざるを得ないこととして、
他に、自分が思う悩ましい問題が2つ。
1つは「ベテランを1人ないし2人残すのか、否か」。
20代の選手のみにするのと、
ベテランを1人ないし2人を残すのとで(試合に常時出場するかどうかは別とする)
若い選手の意識は変わると思っています。
「部活やユースの延長じゃないぞ。
プロとしての振る舞いや考え方があるぞ」
という部分ですね。
そういったことを伝える、示す存在として
多少無理をしてでもベテランを1人ないし2人残すのか、
残すのなら誰なのか、
残さないのか。
時として、近い年代が集まることにより生まれる勢いというのがありますけど、
ベテランを交えることでもたらされるものと比べると、
それに期待するのはギャンブルだと考えます。
…まぁ、そもそもの問題として1人2人を残す余裕が無いかも知れませんが。
もう1つは「満了とするベテランの処遇をどうするか」。
プロサッカーの世界に身を置いてる人や、
サッカーを観続けている人は
このオフ、カマタマーレ讃岐がベテラン選手を大量に満了とするのは、
思いは様々あれど理解は出来ると思うんですね。
ただ、環境の整っていない地方の小さなクラブとして、
その理解に甘えて満了でおしまい…ではいけないと思うのです。
J2に留まり続けることに貢献してきた選手や
完全移籍から即、主将に就任した選手……(これ、個人が特定されるな)。
そういった選手たちに対して
「何かあったらカマタマーレ讃岐の力になりたい」と思ってもらえるお別れが出来るかどうか。
財政やマンパワーに余裕が無いとは思うけど、ここには是非とも注力してもらいたい。
広いようで狭いサッカー界。
噂、風評なんてのはあっという間に伝わる。
まずは貢献してくれた選手のため、
そして、これから縁が生まれるかも知れない選手や人材のために、
財政やマンパワーに余裕が無いとは思うけど、ここには是非とも注力してもらいたい。
(あんまり差をつけちゃいけないなぁ…とは思うものの、
地元出身の高木和正、
人格者として知られる竹内彬、
現役20年目の今季で所属クラブが3つと歴代所属クラブでしっかり足跡を残している清水健太の3人は
特に大事にして欲しいと思っています)
○想定される、2019年所属選手の動き○
【GK】
清水健太:契約満了
戦力としては申し分ないが、予算削減による若返りの一環としてやむなく満了となるでしょう。
服部一輝:契約更新
クラブがまともなオファーをすれば、更新してもらえるでしょう。
瀬口拓弥:契約更新、契約満了、引退
GKが2人獲得出来れば満了、そうでなければ更新…というのが妥当なところだと思うのですが、
昨オフの契約更新時のコメントを見ると、
クラブがオファーを出してもそれを辞する可能性も大いにあると感じています。
【DF】
西野貴治:契約更新
クラブがまともなオファーをすれば、更新してもらえるでしょう。
ペ スヨン:レンタルバック、レンタル移籍延長、完全移籍
現在のG大阪が求めるCB像に近づけるような育成、起用が、今季の讃岐では出来なかったので
G大阪がそのまま戻すとは考え難いが、どうなるか。
荒堀謙次:契約更新、契約満了
予算削減による若返りの一環としての満了とするには微妙な年齢にある。
それとは別に、負傷がちで貢献度という観点から言っても微妙な立場だと思う。
麻田将吾:レンタルバック、完全移籍
近年の低迷から一気に浮上した京都にあって、戻っても居場所が無いように思われる。
「J2復帰」を掲げ難い讃岐に残るようなことがあれば、完全移籍になるだろう。
長澤拓哉:契約更新
クラブがまともなオファーをすれば、更新してもらえるでしょう。
市村篤司:契約満了
年齢、貢献度の両面で、満了が妥当でしょう。
柳田健太:契約更新、他クラブによる引き抜き
J2下位までで、後方からの丁寧なビルドアップとポゼッションを志向するクラブがあれば、
引き抜きの対象となってもおかしくないと思う。
武田有祐:契約更新
18年以上に不本意なシーズンを送ってしまったゆえ、
クラブがまともなオファーをすれば、更新してもらえるでしょう。
竹内彬:契約満了
完全移籍加入から即座の主将就任という厚遇からの急転で申し訳ないが、
予算削減による若返りの一環として満了になるものと思われる。
武下智哉:昇格、2種登録
現在高校2年生ということで、
試合経験を最優先に考えての2種登録が妥当だと思うが、
SBの人数次第では昇格の可能性もあるか。
【MF】
永田亮太:契約更新、契約満了
今季のパフォーマンスを考えれば、年齢も加味した上で満了が妥当だとは思うのですが、
負傷を抱えた状態で満了とするのはどうなのか…。
赤星雄祐:契約更新
クラブがまともなオファーをすれば、更新してもらえるでしょう。
高木和正:契約満了
地元出身の特別な選手だけど、稼働率と年齢を考えれば満了が妥当でしょう。
佐々木渉:契約更新、他クラブからの引き抜き
現在は(リリースは無いものの)負傷で戦列を離れてはいるものの、
年齢とパフォーマンスを考えれば引き抜きの対象になってもおかしくない存在。
池谷友喜:契約更新、他クラブからの引き抜き
現在は負傷の治療中ながら、
走力を前面に出そうというクラブから、引き抜きの対象となる可能性があると思います。
鈴木拳士郎:契約更新
クラブがまともなオファーさえすれば、更新してもらえるでしょう。
西弘則:契約更新、契約満了
予算削減による若返りの一環としての満了とするには微妙な年齢にある。
稼働率やパフォーマンスを見れば、更新オファーに値するとは思うが。
澤田健太:契約更新
クラブがまともなオファーさえすれば、更新してもらえるでしょう。
濱口草太:契約更新
クラブがまともなオファーさえすれば、更新してもらえるでしょう。
林友哉:契約更新、他クラブからの引き抜き
現在は(リリースは無いものの)負傷により戦線離脱中ですが、
年齢とパフォーマンスは十分に引き抜き対象になるでしょう。
渡辺悠雅:契約更新、他クラブからの引き抜き
年齢とポテンシャルを考えれば、引き抜き対象になってもおかしくないでしょう。
中村亮:契約更新、他クラブからの引き抜き
年齢とパフォーマンスを考えれば、十分に引き抜き対象となるでしょう。
【FW】
我那覇和樹:契約満了
年齢、稼働率の両面で満了が妥当でしょう。
森川裕基:契約更新
クラブがまともなオファーさえすれば、更新してもらえるでしょう。
木島徹也:契約満了
年齢とパフォーマンスを考えれば、満了が妥当でしょう。
重松健太郎:契約更新、他クラブからの引き抜き
計算出来る選手ゆえ、引き抜きの可能性は十分あると思う。
福家勇輝:契約更新
クラブがまともなオファーさえすれば、更新してもらえるでしょう。
木島良輔:契約満了
常時ベンチ入りを果たしていた点は評価に値するものの、
年齢を考えれば満了が妥当でしょう。
○おわりに○
以上、思うままに書いてみました。
「引き抜き」は大幅なステップアップに限らない……という危機感が、あります。
昨オフは中島大貴がその時点で成績面では下と見てよい秋田を選びましたし、
この記事を書いてる時点で讃岐はJ3のボトム3。
J3の中位クラブも、讃岐から選手を引き抜いていく立場です。
そういう状況のクラブに残ってくれた選手、来てくれた選手を、
2020年シーズンもウォッチしていく所存です。
up date(this page):19/11/12
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