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【カマタマーレ讃岐】「2020サポーターズミーティング 議事録」を考える。


2020年1月25日に行われた「2020サポーターズミーティング」の議事録が
こちら(1/25(土)開催の2020サポーターズミーティングの議事録公開のお知らせ)にPDFファイルでアップされましたので、
その内容について、思ったところを書いてみます。

可能な方はPDFを開きながらどうぞ。


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2019シーズンの社内の動きと、開催されなかった定期的なサポーターズミーティング
池内社長がその任に就いたとリリースされた時点で推察された通りのものでした。
川村前社長からして「改革だ」と言っていたところに、
前社長の健康面の問題でそれを推し進めることが出来ないのでいたとあっては、
社内の混乱は必至。
池内社長が
「抜本的なクラブの変革は難しいと思いました。(中略)
 それについての具体的な行動や考えがSSSにはありませんでした」
とした部分についても、
前社長は、おそらく「走りながら考える」つもりだったのでは…と思います。
推察はさておき。
そういう状況にあってはサポーターズミーティングなど出来ようはずもなく、
まずは社内の体制を整えることに注力したのは当然のことでしょう。


J1ライセンス獲得への動き
育成型に舵を切る旨を表明済みながらも、
ハード面の整備に絡めてJ1ライセンスという言葉が出てきたのは少し意外でした。
「ウチは(資金的な)規模が大きいわけじゃないし、
 若手を使いながら何年かに一度選手が揃った時にJ1にチャレンジしていく」
これは、2015年くらいに当時J2だった札幌の、
現在もその任を務める野々村社長が言っていたことの大意なんですけど、
(サッカー批評かフットボール批評のインタビューだったと思うんですけど、
 ググッても詳細が出ないので、内容を含めて間違いがあるかも知れません…)
育成型クラブとなることを表明した讃岐も、
上のカテゴリに対してこういう心構えでいくのだろうな…と思っていたので。
J1だ何だってのは、
行政やスポンサー企業に訴えかけるにあたって
出さざるを得ないということかも知れないですし、
ハード面については池内社長が言うように
「今から動き出さないといけない」のは間違いないですけど、
「3年後にJ2上位争い」というのも含めて、
目標の設定が幾分高めだなぁ…というのが正直な印象です。


質疑応答の姿勢と内容
「事前に質問を募らずにその場で募って答える」
「事業に関わることは池内社長が、
 チームに関わることは上野山GMと西村トップチームダイレクターが答えるという分業制」
この2点はとても素晴らしいと思います。
この形式だと逃げ道は無いし、それぞれの仕事への信頼と責任感を感じました。
内容については、集客に繋がるものが多くて、
「要望よりもクラブの体力に繋がる部分を心配する人ばかりなのは
 流石、サポミにまで足を運ぶ人たちだな」
と、変に感心してしまいました(笑)
そして、クラブの方でもその部分に関する分析は進めているようなので、
あとは有効な手が打たれることを願いつつ、
サポーターの立場で協力できることをするのみですね…。
気になる「6番」については、
自分としては、実はあまり大きな期待をしていなくて、
現在の所属選手で回せるようになる方が中長期的にいいのでは…と考えています。


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このサポミまでの各種コメントやこの議事録を通して感じるのは、
フロントも現場も「教育者」を迎えることが出来たな、ということです。

生まれ変わろうとする組織において必要な存在を得ることが出来ていると思うので、
あとは丁寧に積み上げて行って貰えれば…。






ところで、小川さんは現在どうされているんですかね。
前社長が在職時に入院という状況になっていたので
2018年を限りに退社するという話でありながらも
社内に留まっていたのは緊急措置としてやむなしとは思うんですが、
(やむなしどころか、2019年前半のの社内の状況を知ることが出来たならば、
 感謝しなければならないかも知れない)
自分がカマタマーレ讃岐を追うようになった2017年からの仕事で目についた部分で言うと、
北野さんの去り際と上村さんの就任において、
マイナスの方向に大きな影響があったように感じるので、
どうしても気になっているのです。


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