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柏 4−2 大宮
J1/第13節
(17/05/27:日立)
DAZN


柏スタメン
______クリスティアーノ____
武富______中川寛_____伊東
______手塚__大谷______
輪湖____鎌田__中谷____小池
________中村________



大宮スタメン
_____ネイツ__江坂______
瀬川____________マテウス
______金澤__茨田______
和田____河本__山越____渡部
________塩田________



充実の柏、疑問点だらけの大宮。
一言で表すなら、そういう試合だった。

幸先よく先制した大宮が
(ひょっとしたら陽射しが影響したのかも知れないけど、それにしても、な)
塩田のイージーミスで気持ちを削がれた部分はあったと思うけど、
あれがなくても柏がこれくらいのスコアで勝ってただろうし、
よく4失点で収まったな、というのが正直なところ。
それくらいに、圧倒的に柏の試合だった。



柏。
相手陣地を縦に5分割(攻撃方向左から1〜5とする)、
横に3分割(攻撃方向前方からA〜Cとする)して考えて欲しいんだけど、
その1A、1B、2B、4B、5A、5Bゾーンの使い方が素晴らしい。
スペースの明け方、入り方、ボールの出し方、出すタイミングが
チームで全体で共有されていて、
どのゾーンにおいても仕掛けるタイミングを得ることが可能になっており、
そのお陰で各々が個性を存分に発揮して攻撃出来ている。
これは破壊力あるよ。
第7節、アウェイでの神戸戦から格段に良くなっている。
メリハリをつけながらも試合終了まで前線からの連動した守備もサボらないし、
不出来の大宮が相手で良さが際立ったのを差し引いても、
連勝街道を走っているのも大納得の内容でした。
選手個人で目についたのは手塚。
これまた第7節との比較になるけど、
こんなに存在感のある選手になっているとは。
ボールを受ける場所と捌き方が良く、バイタルではアイデアも出せる。
このままどんどん伸びて欲しいね。



大宮。
まず感じたのは、監督の求心力が低下しているということと、
それもやむなしだなということ。
たぶん、「前半はロングボールをネイツに当てて行け」ということだったと思うんだけど、
ネイツへのサポートは十分ではなく、
さほど時間が経過しないうちからその回数は減り、
繋ごうとしては引っ掛けられていた。
この件について、
戦術を徹底しないことから「求心力の低下」、
そもそもロングボールを当ててサポートというカタチにマッチしないスタメンに
「それもやむなし」というものを感じてしまう。
選手は、多少苦手なプレイであっても、
監督に求められるものをまずは表現しようと思うものだと思うんだけど、
それが無いのは、選手に監督への疑問符がある証左だし、
チームが上手くいってない中にあって苦手なプレイを求めるような采配では
選手に疑問符を持たれても仕方ないな、と。
…もっとも、監督への疑問符に関しては
この試合の戦術とスタメンよりもずっと前からの積み重ねなんだろうけど。
そして、監督の戦術を表現しなくなった選手たちが選んだやり方は、
しかし開幕から上手く行っていない繋ぎのサッカーであり、
見事なまでに好調な柏の餌食になっていったのであった。
ロングボールで行くならネイツ1トップの4−2−3−1にするとか、
4−4−2でもSHに機動力のある選手を置きつつネイツをSBにぶつけて競らせるとか
(柏は右SBの小池が169cm、左SBの輪湖が171cm)
(せめてマテウスのスタメンは無いよね)
あると思うし、
今日も第3節、ホームの磐田戦同様、まっっったく良くなかった茨田がスタメンなのは理解出来なかったなぁ…。
と言うか、茨田はここまでMFの軸として出場を重ねて来てるんだよね。
渋谷監督は心中なのかな、と感じる。

念のため書くけど、茨田を叩きたいわけじゃないよ。
内容が伴わない選手なら外すべきだと思うし
(ましてやチームが上手く行ってない状況だからね)
それでも監督がその選手へ拘りたいなら、
輝けるために他の選手との組み合わせや戦術を考えなきゃならないだろうに、
それが為された様子も無いんだよね。
となると、試合では「茨田のデキが悪い」ってなってしまうし、
現象として「茨田が悪かった」と書かざるを得ない。

そういうことです。




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