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讃岐 1−3 山口
J2/第23節
(17/07/15:Pikara)
DAZN


讃岐スタメン
_______原__木島徹_____
馬場______________渡邉
______綱田__永田______
高木____中島__武田____市村
________清水________



山口スタメン
______岸田__小野瀬_____
_____佐藤____三幸_____
前_______宮城______廣木
____福元__渡辺__パク____
________村上________



前半素晴らしい試合を讃岐が何故かビハインドで折り返して、
後半にピタリと足が止まって何も出来なくなった。
そんな、おそらく山口サポから見ても山口に主語を置くことのないであろう試合でした。



讃岐。
山口の3バックに対してリスタートからの失点以外は完璧と言える前半だった。
…いや、2点目を奪えなかったことも、振り返ればマイナス要素か。
とにかく、素晴らしい前半だった。
山口3バックによるビルドアップには2トップ+ボールサイドのSHによる数的同数でプレス、
苦しいパスを出させては中盤で狩る。
ボールを運ばれた時は4−4−2セットで粘り強く対応。
中央を締めながら大きなサイドチェンジにも素早いスライドで綻びを見せず。
ポジ/トラ両面でのトランジションで上回り、
サイド(3バックの外側)を突く二次攻撃を展開したり、カウンターの芽を詰んだり。
ああ、こうして内容を書く手も気持ちよく進みますよ。
失点シーン以外の前半の話をするのであれば。
リスタートからの2失点でまさかのビハインドで折り返した後半は、
早々に3失点目を献上ののち、ピタリと足が止まり、
何も出来ないままに時計が進んで試合終了。

1失点目は被FKの壁のミス。
相手がポイントをズラしたので一人壁から飛び出してプレッシャーをかけに行くのはわかるけど、
飛び出した選手の居た場所を埋めるかのように、
飛び出した選手の左隣り(大剛?)と更にその左隣りの高木が少しずつ右にズレ、
高木が居た場所を、前の強烈なシュートが野球で言うシュートの軌道で抜けて行った。
壁が横にズレるのがセオリーという話は聞いたことがないが、
これは俺が無知なだけなのだろうか。
2失点目はゴール前でボールを左右に振られた時の応対の問題。
渡辺広大の折り返しに対し、4人くらいが「見て」しまっていたね…。
3失点目はクリアミス。
ボックス内で高く上がったボールを福元が宮城に落とすまでに、3度。
クリアしきるポイントがあったんだけど…。

ビハインドが1点と2点では精神面が違うと思うんだよね。
そして、精神面が違えば、足の止まり方も違うと思う。
その意味で、3失点目は本当に痛かった。
もちろん、前半の2失点がしょうもなくはあるんだけど、
「いつもの悪癖(リスタート守備と得点直後の失点)を払拭出来る」という可能性が
前半の内容からは感じられただけにね…。
(繰り返すが、精神面で足の止まり方は変わると思う)



中継が終わるまでDAZNを観てたんだけど、
試合終了から15分以上が経過してピッチレベルには誰も居なくなった中、
スタンドの讃岐サポから起きたカマタマーレコールはアツかった…。
開き直りもあるだろう、ちょっと強張りも混じった笑顔での、大きなコール。

もちろん相手がある中でそう思い通りにはいかないだろうけど
(そもそも思い通りに行ってたらこんな状況になってない)
このコールに応える結果が、観たい。





山口。
監督は代わったものの基本的なショートパス志向というのは
前回対戦時(第5節)と変わらず。
そんな中で、三幸と小野瀬が嫌な位置で受けて、
三幸が流れを生み出すパス、小野瀬が好機に直結するようなパスを出してはいたけど、
とにかくその回数が少ないな、という印象。
3バックでのビルドアップが制限された時の手段が無いみたいで、
まずはそこをどうにかして三幸に預けるカタチを作るべきなのでは。
(その意味で宮城はかなり物足りないし、佐藤はもっと後ろを助けてもいいと思うのだが、
 監督に下がりすぎるなと言われてるのでは、と推察する。
 山形で見せていたプレイを考えれば、佐藤に後ろの手助けが出来ないハズがない)
また、WBに単騎突破の能力がない、サイドで連携して深みを取ることも出来ないことから
三幸がせっかく手薄なサイドにボールを振っても崩しへの期待値が上がらず、
「なるほど、苦しんでるチームだな」という印象を抱いた。

…まぁ、讃岐はそんな山口に今季0勝2敗なわけですが。





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