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G大阪 3−1 C大阪
J1/第19節
(17/07/29:吹田)
DAZN


G大阪スタメン
______長沢__ファン_____
倉田______________藤本
______今野__井手口_____
藤春__ファビオ__三浦_____オ
________東口________



C大阪スタメン
________杉本________
柿谷______山村______水沼
_____ソウザ___山口_____
丸橋____木本__ヨニッチ__松田
________キム_______



長谷川健太の…否、西野朗から続く「ガンバらしい」勝ち方……なのかなぁ。
ただ、ベンチに控える選手の質に差があるな、とは感じた。

90分を通して「やりたいサッカー」が見えて、表現していたのはC大阪。
うち、キックオフから55分までは試合の流れも掴んでいた。
ビハインドになったG大阪がちょっと前にかかった時に同点ゴールが生まれ、
潮目がハッキリと変わり、
あとはもうG大阪が呑み込んだ(C大阪は呑み込まれていった)感じ。



G大阪。
良く言えば「何でも出来る」。
悪く言えば「チームとしてのカタチが無い」。
ひとつ、強力なカタチを持った上で、
それを警戒された時に他のカタチでも崩せてしまう、という
「何でも出来る」チームが最強だと思うのだけど、
G大阪には、強力なカタチというのが無い。
今季は人も並びも安定しておらず、それゆえかな…と考えもしたのだけど、
振り返ってみれば、
「戻ってきた宇佐美のために大森と阿部(と倉田)が走って死んで」いた時期を除いて、
西野朗の監督時代から、強力なカタチなんて持っていなかった気がする。
今日の試合は倉田のチームだった。
(これはたぶん向こう何年かはそうなる)
だけど、倉田がボール持って、目の前の1枚を剥がして、
それから「さぁ、このボールどうしよう」ってなっている場面の多さよ…。
それでも何となく攻め込む時間はあるし、
どうにか相手ゴールへ迫れるし、
ある程度はこじ開けてしまう。
倉田の他に攻撃でこの試合効いてたのは藤春の突破とファンのボールの引き出しだけど、
それらを「型」として行ってるわけではないんだよなぁ…。
だけど強いのだから、凄いわ。
この夏に加入してこの試合でデビューとなったファン・ウィジョは当たりだね。
ボールの引き出し方が上手いし、中央でもサイドでも、足元でも空中戦でも仕事が出来る。
彼を軸に、長沢、アデミウソンをどう組み合わせていくか楽しみ。
それと、井手口が攻守に関与する場面とその影響力を増していたのは印象に残った。
スタメンに定着してからもグングン伸びてるね。



C大阪。
G大阪とは対照的に、メンバーも並びもほぼ固定され、
自分たちのやり方をしっかりと持ったチームで、
その強度がG大阪を相手にしてもきちんと発揮されていた。
第14節で新潟相手に見せていたものが、そのまま、です。
この試合も、相手がG大阪じゃなかったら、
会場が吹田ではなかったら、
すんなり勝っていたか、同点で踏みとどまれたかだったと思うなぁ。
それくらい、55分以降に何かが悪くなったとか、
もともと抱えてた問題をG大阪に突かれるようになったとか、
そういうことが無い試合だったと思う。




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