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ロシア 2−2 クロアチア (PK 3−4)
W杯(match:60)/QF
(18/07/07:フィシュト・スタジアム(ロシア))
NHK総合



4−4−2で守ってから速攻のロシア、 4−2−3−1でサイドから隙きを伺うクロアチアという構図。
ロシアの方が幾分フィジカルコンディションが良かったかな。
互いに決め手を欠き、消耗戦となり、共に2試合連続でPK戦へともつれ込むこととなった。



ロシア。
試合の入りは強度を見せていたが、基本的には受けてから速攻の構え。
ポストタイプであるジュバが起点としても終点(ラストパスの届け先)としても
ある程度機能していたが、
ボックス付近で彼へのサポートが乏しかったかな…。
交代策も運動量の担保以上のものをピッチ内にもたらしたとは言い難かった。
……とはいえ。
延長後半に追いついてみせたことや120分を戦い抜いたことは見事で、
それは「ホーム」ロシアのサポーターが万雷の拍手で敗者となった彼らを迎えたことが示していた。



クロアチア。
デンマーク戦でわからなかった攻撃のバリエーションに関して、
特に持っていないことが判明した。
よって、攻撃の手段については4−2−3−1でサイドに運んでから崩し/クロスのみとなるわけだが、
これを成就させるには、
トップ下やDHの選手がもっと飛び込んで行かないと厳しいんじゃないかな。
現状、マンジュキッチさえきちっと捕まえておけば、
クロアチア相手に流れの中から失点することは殆ど無さそう。
モドリッチ、ラキティッチと居て、今日であれば足元タイプっぽいクラマリッチが居るんだから、
中央からのコンビネーションも組み込んでみては…と思うのだけど、
引っ掛かってカウンターを喰らうのが嫌なのかな。
守備面では特に綻びを感じないけど、次戦も体力的な問題が枷になりそうだし、
スバシッチ(右腿に問題を抱えながらのセーブは凄かった)とヴルサリコは
そもそも出られないんじゃないかな…。




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