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横浜FC 2−0 讃岐
J2/第29節
(18/08/18:ニッパツ)
DAZN



横浜FCスタメン

________イバ________
___野村___レドミ__渡邊___
田所______佐藤______北爪
ヨン・ア・ピン_田代__ペ_____
________南_________



讃岐スタメン

______原___重松______
佐々木匠____________渡邉
______高木__田中______
麻田____永田__中島____市村
________清水________



前線からのチェックと連動した高いラインで「勇敢に戦った」(北野監督)讃岐だったが
連携で、個で、横浜FCが上回った一戦となった。



横浜FC。
レアンドロ・ドミンゲスとヨン・ア・ピンの動きがやけに良いのに驚いた。
共に30代半ばの選手なのに、昨季よりも全然動けてる。
タヴァレス監督が連れてきたスタッフが2人にマッチしてるということなのだろうか。

第12節で対戦した時とはだいぶ様変わりしていて
(と言うか、イバのスタメン落ちやヨン・ア・ピン不在など、第12節がイレギュラーだったのだろうな)
イバ、レドミの個の能力と2人の連携に加えて、
野村、佐藤、渡邊が全方位にハブとなってのサイド〜HSの崩しも見事。
ヨン・ア・ピンとペはサイドチェンジの意識も高く、
ヨン・ア・ピンに至っては持ち上がって田所を前に押し出すこともしていた。

中央の守備が一見危うく見えるも、そこは野村と渡邊でカバー。
ネガトラ時にはきちんとバランスが取れていて、
引く時はきちんと5−3でブロックを敷く。
レドミも(下手したら柏時代よりも)中盤守備を助けていた。

讃岐の守り方に多少苦しんだ部分はあったものの、
イバとレドミが前向きに持ち出せる場面は出来ていたので、
FKによる先制点が無くてもスコア出来ていたと思う。

中盤でのポジトラでもっと精度があるチームとやると危ないかも知れないけど、
タヴァレス監督は「相手より1点でも多く取ること」がプライオリティなようなので
(DAZNのインタビューで試合前も試合後もそこに触れていた)
このまま行くのでしょう。
であれば、この戦い方の精度を高めるのみだわね。



讃岐。
前線からボールを追ってWBで狩ろうとするのは読み取れたし、
(もっとSBがあらかじめWGに寄っていても良かったとは思うけど)
それに伴いハイラインを維持してレドミとイバをハーフウェーよりも横浜FC陣内に押し込めて
そこで潰してしまおうというのも感じられた。
イバとレドミの強さ、巧さで剥がされる、入れ替わられるなどして
後方に広大なスペースを与えてしまうリスクはあったけど、
(実際に10回近くは追走を強いられることになっていたけども) それを負って、勇気を持ってハイラインを敷けていた。

ポジトラの質と(2失点目)、アタッキングサードでの質(無失点)だよなぁ…。

後者については、「トップ下・高木」がいいんじゃないかと思っている。
この試合でも「いち速くウラへ」との意識のもと、
クリアボールが自分のところにこぼれて来た時に左足ワンタッチで前に出す場面が何度もあった。
このワンタッチプレイが、アタッキングサードでアクセントになるんじゃないかな、と。

1失点目は2つのミスが重なってしまった。
イバに対して追走するカタチは織り込み済みなのでやむなしなんだけど、
永田が後ろから倒してしまったのは明らかなミス。
麻田と(たぶん)中島がボックスにかかるところまで戻れており、
ファウルの必要は無かった。
もう1つのミスは清水。
イバのフェイクに対して動かなかったのに、
その後レドミが蹴るまでのわずかな「間」に、何で小さく2歩、左にステップしたのか。
右に蹴らせる駆け引きだったのか…?
それで右に蹴られて届かなかったら世話ないのだが…。
あの場面でステップした意図は、本人に聞いてみたいところ。

竹内のベンチ入りには驚いた。
2点ビハインドからの出場にはあんまり驚かなかった。
(残り時間をテストに当てたという解釈が出来るから)
いいフィードがあったし、今後に期待したい。



2試合連続で永田がCB起用(それも3バックと4バックの両方で)されたこと、
竹内を獲得したこと、
岡村が前節ベンチスタートで今節はベンチ外なことが、
ちょっと引っ掛かっている。
松本の前田や中美、横浜FCのレドミや野村を鑑みて
「アジリティで岡村よりも永田だ」という判断ならいいんだけど、
(そこ考慮しても岡村でいいのでは?とは思うけど)
岡村の状態が思わしくない、数試合欠場するようなことになるのでは……と、
悪い想像をしてしまっている。
杞憂であればいいのだけど。




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