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北九州 4−0 讃岐
J3/第32節
(19/11/24:ミクニ)
DAZN



北九州スタメン

______池元__町野______
國分_____________高橋大
______藤原__加藤______
福森____岡村__河野____野口
________高橋拓_______



讃岐スタメン

________福家________
西_______中村______渡辺
______赤星__森川______
長澤____麻田__竹内____荒堀
________清水________



北九州がJ2昇格を大勝で決め、ホームでサポーターと喜びを分かち合った。
攻守両面で組織的で且つ全員がハードワークを90分間怠らず、
讃岐に付け入る隙を与えなかった。




北九州。
攻守両面でよく組織されており、ゆえにプレーの選択に迷いがない。
よって、局面局面で相手の先手を取ることが出来る。
また、全員が高い組織力を可能にするための走力と技術を備えており、
ひとりひとりのプレーイングディスタンスが広いので、
組織で上回れない場面でも、最低限、五分に持ち込める。

讃岐のビルドアップを中盤中央で回収し続けたハイプレス、
人とボールの動きが整理されたサイド〜HS攻撃、
ボールの位置に関わらず常にボールホルダーを追い越す意識…。

昇格候補最右翼だと思わされた半年前の前回対戦時からスタメンが5人も入れ替わっているのに、
組織はよりブラッシュアップされ、
清水から育成型期限付き移籍だという高橋大など、
更に高い能力の個も加わっており、
この試合の結果によるJ2昇格圏確定も頷くばかりのチームでした。

今季からGM的な仕事もしてるらしい小林伸二監督、お見事でした。




讃岐。
「ウチのビルドアップに対して圧力をかけてくると思うので
 そこを1枚1枚剥がしていく」
「サイド攻撃に特長があるのでその対応」
これはDAZNでの、試合前の上村監督のフラッシュインタビューの内容であるが、
この試合「も」、
こうして相手のストロング、採用するであろうやり方をきちんと分析出来ておりながら、
それに対してまったくの無策で臨み、
自分たちの「左肩上がり」「3+1ビルドアップ」を貫くも不発に終わり、
そして、自らが試合前に指摘した通りのやり方でやられてしまった。

ハイプレスに捕まって即座にピンチに陥り、
サイドで高速のパス回しに振り回され、
カウンターでは広大なスペースを的確に突かれ、
70分辺りからDFラインはヘロヘロになってしまった。

どうにかハーフウェーを越えて前を向けたところで
渡辺や中村が個で打開せんという姿勢を見せたものの、
組織された北九州の4−4−2セットを独りでどうにか出来るわけもなく、
何度か「惜しい」というシーンを作り出すのが精一杯だった。

「このチームは本当に開幕前に完成して、それっきりだったんだな」と思わされる、
シーズン最終盤に相応しくない、寂しい90分だった。





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