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名古屋 6−2 浦和
J1/第9節
(20/08/08:豊田)
DAZN



名古屋スタメン

________金崎________
マテウス____GX______前田
____シミッチ__稲垣______
吉田____丸山__中谷____成瀬
______ランゲラック______



浦和スタメン

______杉本__レオナルド___
汰木______________武富
______青木__柴戸______
山中____鈴木__デン____橋岡
________西川________



参考程度に見るべきではあるが内容の良さ、効率の良さで大勝した名古屋と、
何もかもが上手く行かず、そもそも設計に問題があったように感じられた浦和。



名古屋。
今日の浦和が相手であれば、先制した時点で勝利は約束されていたと言えそう。
前4枚の躍動が素晴らしく、
4人に共通していた推進力と彼ら同士のコンビネーションは破壊力抜群で、
4チャンスで4ゴールしてみせた前田と、
地上でも空中でもボールを収め続け、味方に好機をもたらし続けた金崎は
特に称賛されるべきだろう。

アーク付近からの攻撃に固執していた浦和に対しても
稲垣、丸山、中谷が冷静に対応。
後半開始直後の1失点目さえ無ければ完璧と言えた。

ビルドアップからポゼッションからカウンターから
やること為すことが上手く行って、
個人の能力の高さを随所に感じることが出来たけど、
試合評にも書いたように、参考程度に見るべきではある。
この試合は、とにかく浦和が低調だったからね。






浦和。
第4節(vs鹿島)のチームが劣化したチームになっていた。
攻撃は中央からに固執し続け(2点目だけが例外だった)、
ウラ取りするFWへの長いボールかアーク付近での地上戦かの二択。
前者ではレオナルドや杉本が時折いい状態でボールを保持するに至るものの
サポートが乏しく好機はほぼ生まれず。
後者では予めHSに入っていたSHを含めてコンビネーションでの崩しを試みるも、
密集をこじ開けるようなレベルには無かった。

ネガトラでも4−4−2で自陣にセットしても出足が鈍く、球際も勝てず。
金崎にボールを収め続けられた鈴木と、
名古屋が自分たちの右サイドから攻撃を仕掛けている時の、
自分の外側に張っている前田の存在にすら気付けていなかった山中は
特に低調だったように思う。

名古屋が前から奪いに来るわけでもないのに
2CB+降りていく柴戸(青木)+偽SB山中の中央4枚集合という
過剰な数的優位のビルドアップ開始にて
金崎とGXの2人に4人を見られてしまう状況を自ら作り出し、
しばしばそこでロストしていたり…。

1失点目について抗議を行い、切り替えが出来ぬまま立て続けの2失点目を喫したり、
そこからメンタルを立て直せないまま3失点目を喰らい、
後半立ち上がりの追撃弾で反撃ムードを醸成せんとした直後に6失点目…と、
自分たちの内容が何もかも悪かったところに、
とどめとして失点のタイミングの悪さがのしかかって、
せつない夜になってしまった。

次節に向けて、どこを、何を修正すべきか…。
まずはネガトラ、セット守備における一歩目だろうね。
(それは、おおよその場合「気持ち」だと思う)




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