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柏 0−0 福岡
J1/第36節
(21/11/20:三協)
DAZN



柏スタメン

______武藤__クリスティアーノ
仲間____________サヴィオ
_____ドッジ__三原______
三丸____古賀__高橋祐___大南
_______スンギュ_______



福岡スタメン

______マリ__デルガド____
杉本______________金森
_______前__中村______
志知_グローリ_グティエレス_サロモンソン
________村上________



ボールの前進のさせ方に勝る福岡が優勢に試合を進めるも、
柏も局面での個の強さやカウンターで盛り返す。
特に後半は両ゴール前のシーンが増えたが、
互いに最後のところで踏み留まってのスコアレスドローとなった。



柏。
前回観た第34節の名古屋戦と同じメンバー、並びで、
内容はその時よりもポジティブなものだったと言えるが、
それは柏が向上、成熟したということではなくて、
ミラーゲームによるわかりやすい個々の役割に因るのだろ思う。

2+2で始めるビルドアップは上手く回っていたとは言い難く、
後半は基本的にクリスティアーノ目掛けてのロングボールになっていたし、
「より捌ける」ということでチームとしてドッジに預けた後の、
三原のポジショニングはよくわからなかった。
サヴィオ、仲間が中央に寄って2トップとの四角形で攻撃する形は
ハブとなる武藤の存在もあって悪いとは思わないけど
(武藤はカウンターの際にも中継点になっていて相変わらず良さを出していた)
サヴィオはサイドにいた方が活きる印象だし、
サヴィオが中に入った後の大外はピュアなSBではない大南ゆえに
ここで良い仕掛けになる場面は少なかった。
(とはいえ、大南の右SBには可能性を感じるので、来季も継続してもらいたい。
 現状、代表の右SBは酒井、山根と序列があって
 そこに次ぐのが室屋と橋岡だと思うのだけれども、
 この3番手争いに割って入るところまでは割とすぐに行けそうな気がする)

交代で入ってきた瀬川、戸嶋、神谷に細谷などを加えたメンツのプレー時間が長くなるようなら
またサッカーも変わってくるのだろうけど、
何と言うか、苦しんだ今季の、たぶんMAX値に近いものが今日のような感じなんだろうな。






福岡。
とにかく気が利く前、中村の2人に長いボールを蹴れる4バック。
高さと強さがあってDFラインとの駆け引きもきちんとするデルガド、マリ。
地上戦で前後を繋ぐ杉本に
セカンドボールの回収や時に最前線への飛び出しも行う金森。
…ということで、
地上戦でもロングボールでも最前線にボールを届けることが出来る設計があり、
状況を見ての使い分けも出来ていたので、
特に前半は優勢に試合を進めていたと思う。

福岡は特にSHとFWを凄く使い分けしているので
プレー時間で単純に不利な側面はあるのだけれど、
デルガドかマリが2桁ゴール出来ているような選手であれば、
前半のうちに先制して試合を更に優勢に進められたんじゃないかな…。


後半は、柏がロングボールの割合を増やしたことで
押し込まれる時間帯も出来て五分の試合展開になってしまったけど、
(ここで前から追えるような2トップではないので、これは想定内だと思う)
全体的には及第点で、
こういう試合をモノに出来る回数を増やすことが、
来季の短期的ば目標になるのでは。




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