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札幌 0−0 F東京
J1/第9節
(22/04/16:札幌ドーム)
DAZN



札幌スタメン

______トゥチッチ_______
____駒井______青木____
菅_____深井__荒野_フェルナンデス
____高嶺__宮澤__田中駿___
________菅野________



F東京スタメン

渡邊____オリヴェイラ____永井
_____松木____安部_____
________青木________
小川____森重__木本____長友
______スウォビィク______



互いのハイプレスの剥がし方に特長が出た試合で、
ドロー決着は妥当な結果。
荒れかけた前半から後半は持ち直した点は良かった。



札幌。
オールコートマンツーマンと、相変わらずな超流動的ビルドアップ。

ポジションを動かすことを好まないアルベル監督のF東京が相手だったため
マンツーマン守備で入れ替わられてしまうリスクは
選手個人の判断で管理しやすかったと思うし、
実際に管理出来ていたと思う。

トップに入ったトゥチッチは、まずまず収めることが出来ていたので、
一旦サイドに開いてから斜めのパスで…というパターンのみならず、
もっと最後尾から彼の足元に預けても良かったのではないかと思う。
そうしてトゥチッチからサイド奥に展開出来れば、
菅もフェルナンデスもより活きたんじゃないかな…。
あとは、トップで収まった時の他の選手の絡みだよね。
適切な距離でトップをフォロー出来てないことが多いのは
超流動的の大きなマイナス面。
どう折り合いをつけるのか。

印象的だったのは青木と高嶺。
青木は、「ミシャのチームでセンターラインをこなす選手」に
順調に改造されていってる感(笑)
今季終盤辺り、ボランチで先発していても驚かないな…。
高嶺は、こんなに対人強いのか、と。
永井を相手にしてスピードに乗らせない良い守備をしていたし、
長いボールに対する予測、対応も十分。
前回観た時の「左CB、福森じゃない方が…」という感想を
更に強いものとする仕事ぶりだった。






F東京。
新潟を率いてた時から評価が高かったアルベル監督のチームを初めて観た。
攻守に選手をあまり動かさずに、
その中でボールを保持しながらの前進とプレスを試みる…という印象。

この試合では札幌の右サイド守備をウィークと見ていたのか、
はたまたフェルナンデスを押し込んでしまいたいという意図だったのか、
左肩上がりの攻撃を志向していた。
前半は3パターン。
小川が上がり目の後ろ3枚でスタートするビルドアップのパターン、
松木の左奥飛び出しとそこへのミドルパス、
(ある程度前進していることが前提で)
左サイドでのみ縦のポジションチェンジが許容。
後半はアダイウトンでの押し込み。
いずれも、幾度かの好機を生み出していたし、
途中で奪われたとしても守備面でのリスクはほぼほぼ無くて、
効果的だったと思う。

4−3−3で前から当たりに行くので、
前が外されてからサイドチェンジをされるとしんどいわけだけど、
それに関しては基本的に「IH頑張れ」という感じだったように見えた。
IHでスタメンの安部と松木は「頑張れ」に応えられる選手ということを示していたし、
WGもよく戻ってIHを手助けしていたと思う。
そういう試合展開ではなかったので
押し込まれた時の耐久力はわからないけれど、
起用する選手のコンディションの見極めさえ間違わなければ
(たぶん間違えるようなことはないと思うんだけど)
プレスのしくじりとかトランジションでもって崩れてしまうようなチームではなさそう。

噂の松木は、普通に主力選手然としたプレーぶりでしたね。
頼もしい。




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