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浦和 3−0 F東京
J1/第21節
(22/07/10:埼玉)
DAZN
浦和スタメン
________松尾________
大久保_____小泉___モーベルグ
______伊藤__岩尾______
大畑____岩波__ショルツ__酒井
________西川________
F東京スタメン
レアンドロ_オリヴェイラ____渡邉
_____松木____梶浦_____
_________東________
B佳史扶__森重__木本____長友
______スウォビィク______
F東京のビルドアップに難があったのは間違いないが、
浦和が完勝と言って良い内容で気持ち良く勝利。
GK西川のJ1通算最多無失点記録樹立(170試合)に花を添えた。
浦和。
松尾、小泉とボールサイドのSHを前に出した4−3−3でプレスを敢行。
F東京のビルドアップを的確に阻み、幾度となくボールも奪った。
自陣でセットする際は松尾と小泉が最前線の4−4−2で構え、
綻びを見せずに90分を過ごした。
GK西川を使いながらのビルドアップは、
最後尾でF東京ほプレスを上手くいなしながら、
最終的には中央で岩尾が前を向いて余裕を持った前進に繋げていた。
これが岩尾の岩尾たる部分のひとつだと思うんだけど、
最初はF東京も岩尾もケアしながらプレスしていたハズなのに、
岩尾が激しく動き回ったわけでもないのに、
いつの間にか自然と、中央でフリーになってるんだよね。
中盤の底でゆったりしてるとマークが勝手に剥がれていく。
攻撃ではプレスからのショートカウンターと、
自陣から運んだ際には左サイドの攻撃がなかなか強烈だった。
大久保と大畑の関係性で、あるいは大久保のドリブルで、
F東京の右サイドの選手を振り回し、
何度も好機を演出した。
ユンカーが怪我がちで明本や江坂が務めることも多く、
変幻自在のフォーメーションの中にあって
CBとここだけは固定したいであろうCFは、
今日は松尾が務めていた。
以前観た時(第6節の札幌戦)に最前線の松尾はあまり良くなかった印象だったので
しかも1トップでどうなのかなと思ったけど、
ウラを取るのと左右に流れるのとを上手くやれていたのでは。
F東京。
寂しい内容での敗戦となってしまった。
4−3−3のままプレスをかけに行って、
自陣でセットする時はレアンドロとオリヴェイラが前に残る4−4−2に変化。
プレスは浦和最終ラインのボール回しの前にプレスは空転し、
「行っても奪えないし…」といった雰囲気で
スコアが0−3となるまでは時間を追うごとに頻度が落ちていった印象。
4−4−2セットはそれなりに守れていたとは思うけど、
浦和の左サイド攻撃に対してもう少しタイトにやれていればとも思う。
東が頻繁に加勢すれば良かったのかなぁ…?
ただ、この試合を決定づけたのは守備ではなく、ビルドアップだよね。
あれだけミドルサード入りたてくらいの位置で奪われまくってたら、
ゴールに繋げられるのも当然。
足元にはやや難ありのスウォビィクに、
足元も細かな連動もちょっと…という長友、
元来攻撃的な中盤でアンカーとしては経験値が足りない東が並んでいる中で、
特にパターンを仕込んだわけでもない何となくビルドアップでは、
浦和のプレスの餌食になるのも無理はない。
立ち上がりこそ、
困ったら前へ蹴っていいよという雰囲気で
オリヴェイラ、レアンドロ、飛び出していく松木に数本の長いパスが出たけど、
前半の中頃にはそうするだけの余裕も無くなってしまっていた。
後半に入っても策が授けられた様子は無く、
「アルベル監督、これはちょっとどうなの?」と思わざるを得なかった。
4−3−3をベースとしてやってきているようだし、
シーズンも折り返してるわけで、
この試合はどのチームも年イチはある「やらかし試合」だったということなのかな…。
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