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讃岐 4−1 福島
J3/第25節(※延期分)
(24/10/02:Pikara)
DAZN
讃岐スタメン
________赤星________
____岩岸______森_____
吉田源___江口__吉田陣___内田
____奥田__宗近__西野____
________今村________
福島スタメン
清水______矢島______長野
____吉永______城定____
________上畑________
鈴_____山田__野末___松長根
________吉丸________
後半の入りこそマズい時間帯を作ってしまったものの、
福島の攻撃を見切った讃岐が完勝してみせた。
福島は時間を追うごとに加速度的にエネルギーを失っていった印象。
讃岐。
ブロックを敷いてミドルゾーンでコンパクトに構える守り方と
ハイプレスで積極的に奪いに行く守り方。
今季磨いてきた2つの守り方を前半は前者、3得点目以降は後者と使い分け、
共に福島の戦い方に見事にハマッたという90分間だった。
共に中2日という厳しいスケジュールにおいて、
終始讃岐の選手が余力を持って戦っていたように見えたのは、
この噛み合い方に拠ると思われる。
前半40分辺りにこんなツイートをしたんだけど、
これは清水がしっかりと幅を取った上に縦に縦に仕掛けて来ていたから。
後半は彼のポジションに森が入ったんだけど、
森は清水よりもテクニカルで、おそらくシュートも上手いんだけど、
基本的にはカットインで中に中に入ってくる選手なので、
讃岐としては迎撃しやすかった。
後半30分辺りにはこんなツイートもしてる。
右WG(前半は長野、後半は塩浜)も中に中に入ってくる選手で、
一度中央に当てたあとに外に広げる展開が無かったので、
中央をしっかり固める意識の現れである3バックというフォーメーションの強みを、
讃岐としては発揮しやすかった。
また、3得点目以降のハイプレスががっちりハマッてたのは、
福島の選手たち(特にGK、CB、アンカー)が繋いでくるチームの割には
そこまでプレス耐性が強くないことや
(アンカー脇に降りてくる左IH(吉永→針谷)も加えた中央レーンでどうにかしようという意識が強かった)
そして何より、全体が意気消沈気味だったことが大きいと思う。
一方の讃岐は(先週末の富山戦に続き後半の入りをしくじってしまったものの)
赤星のインタビューにあったように「この試合こそはしっかりと勝ち切る」という意識でいたわけで、
双方のメンタルの対比がそのままプレーぶりに出ていたと言えるのではないか。
固定されてきた前線の組み合わせは
相手にとって読みやすいという面もあるだろうけど、
深化して攻守に機能しやすくなることも間違いないわけで、
残り試合で相手の対策をこちらの深化が上回れるかの勝負になってくる。
今日は現状セカンドユニットの3人が結果を出して、
ファーストチョイスへの突き上げという意味でも、
次節以降の対戦相手へ警戒心を植え付ける意味でも、
非常に大きかったのではと思う。
90分トータルで見れば快勝だけど、
2戦連続で後半の入りをしくじってしまったのは頂けない。
リードして折り返した時こそ、締めていこう。
福島。
4−3−3のフォーメーションで2CB+アンカー(+降りてくる左IH)による保持から前進して
全体で押し込みながら、
流動的な前線を活かして相手ゴールに迫る…というサッカーなんだけど、
ボールが基本的にボックス幅でしか動かないために、
(前回対戦時は森も塩浜ももっと幅を取ってた記憶があるんだけど、
今日は、特に塩浜が最初から中に立っていた印象)
密集を掻い潜るパスワークを発揮出来なければ今日のような試合になる。
前半に幅を取って縦への仕掛けを見せていた清水や、
後半の手詰まり感の中で正確なフィード、サイドチェンジを蹴っていた針谷のような「異物」を
バランス良く取り入れられたら、
圧倒的に押し込んで攻め倒すようなサッカーに近づくのでは。
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