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讃岐 0-1 YS横浜
J3/第20節
(21/09/26:Pikara)
DAZN



讃岐スタメン

________重松________
____中村駿____中村亮____
川﨑____西本__岩本___渡辺悠
____遠藤__西野__小松____
________高橋________



YS横浜スタメン

_________柳________
____神田______佐藤____
宮内____和田__土館____船橋
____大城__宗近__池ヶ谷___
________佐川________



互いに相手のビルドアップを上手く阻む中、
時折流麗なボール回しで前進するも好機に持ち込めなかった讃岐と、
時折繰り出す中盤回避のサイドへのロングボールから好機を生んだYS横浜と。



讃岐。
完勝した前節からメンバーも考え方も持ち越して臨んだ90分。
相手のビルドアップに対して良い守備は出来ていたが、
ロングボールに対する反応や
跳ね返したボールの回収という部分で前節のようには行かず、
カウンターを繰り出す回数は極めて少なかった。

時折見られた流麗なボール回しによる相手の前線~中盤守備突破は進歩と言えるが、
それがアタッキングサードでも継続するほどではなかったため、
言うなれば「中盤を突破して力尽きた」格好。

後半はマーク(栗田)を走らせるパスを交えるようにもなったが、
YS横浜の最終ラインを上回るには至らず。


悪くない内容だったし、
引き分けには出来ただろうなぁとも思うが、
こういう試合が敗戦に終わってしまうのもまた、
現在のチームでは十二分に起こり得ることである。

誰か一人二人がグイッと伸びないことには、この状況は打破出来ないと思われる。



ユウガ。
今日は攻撃の部分でちょっと残念だった。
追走してくる/並走する宮内を嫌ってかドリブルが大きくなってしまう場面が幾つかと、
仕掛ける姿勢を伺わせもせずにバックパスをしてしまう場面が何度もと、
そのバックパスの質が低いことが何度もと。
全て仕掛けろとは言わないけども、
仕掛ける姿勢を見せることで守る側の意識はそのプレーでもそれ以降のプレーでも変わるし、
バックパスを選ぶにしても丁寧にやらないと受ける選手が困る。

鯰田。
2種登録からの即ベンチ入り、即デビュー。
グラウンダーのFKは面白いアイデアだった。
機動力は普通にありそうなので、
攻勢に出なければならない時には、
長谷川よりも選択されやすいかも知れない。






YS横浜。
DAZNの予想フォーメーションでは3-1-4-1-1で、しかも1トップは柳。
どういうサッカーなのか、とりあえずゼロトップぽいが……と思ったら、
蓋を開けてみれば3-4-2-1だったし、
(讃岐対策のミラーゲームだったのだろうか…?)
柳は引くことなく最前線で勝負し続けていた。

3+2で始めようとしていたビルドアップは讃岐のセット守備に阻まれ、
地上戦ではいい展開が殆ど出来なかったが、
中盤を回避するために時折出していたロングボールの質が良く、
およそCFではない柳でもDFの背負い方で勝負出来る状況を生んでいたし、
ボールがこぼれた際の神田らのフォローも
讃岐のDH、WBを上回っていたと思う。
(これは前回対戦時にも見えていた特長ですね)

ベンチから出て来た河辺、菊谷のプレーぶりを見ても、
本当はもっと地上戦で押し込んで2列目のボールスキルを活かしたり
そこからのサイドアタックを仕掛けたり…というのが
やりたかったのではないかと思うんだけど、
変に固執しなかったことが良い結果に繋がったのでは。

交代選手が、後方からのアバウトなボールを
相手に渡りそうになってもきちんと追い回すところも好印象。



一方で、90分間絶えず集音マイクが拾い続けていたベンチからの声には、
試合の勝ち負けとは無関係に不快感が募った。
(負けてしまったので説得力に乏しいのがとても悔しい)
主張すべきことや
その主張が正当であるケースもあるだろうけれど。
極力丁寧な言葉遣いを心掛けていたようだけど、
コミュニケーションって言葉遣いが本質ではないな、というのがよくわかる。

ベンチと船橋は讃岐とのどの試合でも今日のような印象があって、
審判団からマークされてるんじゃないかと想像してしまう。




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