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讃岐 4−0 岐阜
J3/第27節
(24/09/08:Pikara)
DAZN
讃岐スタメン
________丹羽________
____森川______前川____
吉田源__吉田陣__長谷川___内田
____奥田__宗近__西野____
________今村________
岐阜スタメン
________粟飯原_______
荒木______西谷______新垣
______庄司__水野______
寺阪____川上__岡崎____石田
________中山________
球際とセカンドボールの回収で上回り続けた讃岐が快勝。
岐阜は90分を通して攻守にストレスを抱える展開が続いてしまった。
讃岐。
前半はハイプレスとコンパクトなミドルブロックで
岐阜のパスワークの大部分を遮断することに成功。
ショートパス中心のボール保持という岐阜の強みを封じて、
そうした強みを持つチームが抱えがちな球際やセカンドボールの問題を突いて
ロング/ショートカウンターから好機を創出。
早々の先制弾も手伝って、守備で相手をコントロールしたと言える。
後半は選手交代で巻き返しを図る相手に対し
逆に自分たちが押し込む入りと高い位置でのネガトラで優勢を保ち、
岐阜に対し繋ぐサッカーではなく長いボールからのカウンターを強いる流れを作った。
これにより一時的にカウンター合戦のような展開になるも、
試合を落ち着かせるための選手交代で再度ペースを握り、
以降はプレーがやや雑になる相手に対し決定力を発揮。
78分からの10分間で立て続けの3ゴールを記録して
Pikaraスタジアムのテンションを今季最高潮へと押し上げた。
クリーンシートも含め快勝と言える内容での4連勝。
今晩は目一杯喜びましょう^^
岐阜。
前回対戦時から監督の交代はあれども、
やはりボールを握りたい、パスを繋いで全体で押し込みたいという意図が見えるチームであった…が。
この日は讃岐のハイプレスとミドルブロックの前に思うようなサッカーを展開出来なかった。
右SBの石田と右DHの水野が前に出る、
極端な書き方をすれば3−1−5−1になってのビルドアップのスタートが、
まずもって「3−1」の部分で讃岐の牽制に遭い、
鍵である庄司にいい形でボールを預けられない。
前半の半ば過ぎ辺りから、
西谷が降りてきて前進を助ける動きをしていたけれど、
粟飯原を追い越す役目も担う彼にこれを託すのは過負荷だったように思う。
石田が後方にステイしていても良かったし、
水野だって助ける動きが出来る選手のハズなのだけど、
ベンチの指示も選手の判断も有効なものを出せないでいた印象。
どうにか讃岐陣内にボールを運び、
5−4のブロックに対しボールの出し入れで綻びを作ろうとするも、
これも讃岐の圧力を受けて本来出せるであろう質を出せないでいた様子が伺えた。
そして、ボールを握りたいチームにありがちな、
足元にパスが来る前提で受け手が「待って」しまい
自分に届く手前で奪われたボールへのネガトラが遅れるという現象が
特に前半に多く見られ、
後方の選手が讃岐のショートカウンターに晒される場面が頻発していた。
また、この「待つ」心理はDFが跳ね返したボールに対しても発露してしまっていて、
セカンドボールを尽く讃岐に回収されていたことの要因でもあったと思う。
選手交代で打開を図った後半は、
幾らかはドリブルによる個の崩しの割合を増やそうとしていたのだと思われるが
(左に西堂、右に荒木を配したのはそういうことだと思っている)
後方の選手が長いボールを選ばざるを得ない場面が多く、
これを収めて仕掛けるという展開は得意とは言えないことが見て取れた。
直近5試合で1勝4敗という数字が紹介されていたけれど、
この試合に関してはその数字が下降気味の調子によるものだろうなと思わせる内容になってしまったと言える。
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