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福島 4-2 讃岐
J3/第27節
(25/09/13:とうほう)
DAZN
福島スタメン
森_______樋口______芦部
____上畑_____ 城定
________針谷________
松長根___山田__當麻____安在
________上田________
讃岐スタメン
______大野__川西______
牧山_______________森
______岩本__長谷川_____
上野____附木__林田____内田
________飯田________
一部の時間帯を除き、福島がボールを握り続けて試合を支配。
スコアこそ最終盤まで競っていたものの、内容としては完全に福島の試合だった。
讃岐は、思った展開に出来ないなりに
勝点1は持ち帰れそうなところまで抗ったのだが…。
福島。
相変わらずの、ボックス幅でのショートパスを中心としたポゼッションサッカー。
中央に人を寄せ、相手も寄ってきて密集している中でも平然とパスを繋ぐ。
出し手が通すコース、受け手の体の向きの作り方が素晴らしく、
寄せてくる相手をいなすかのようなターンをどの選手も行うことが出来、
それでいてタイミングよくサイドを使う判断がチームとして共有できている。
前回対戦時よりもWGのスタート位置を内側にしていることが多く、
その分、サイドの高い位置に出来る広大なスペースにSBが進出する頻度が高かったように思う。
守備時の特徴としては、相手がサイドで保持した時の極端なボールサイド圧縮が挙げられる。
人数をかけて圧力を増し、奪ってしまいさえすればあとはお手の物。
狭いスペースをパス回しで繋ぎ、脱出することは自分たちの保持時に中央レーンでさんざやっていることである。
…この試合を終えて7位、PO圏まで勝点差6、か(いずれも暫定)
他のチームはこの福島のサッカーに対してどう向き合ってるんだろうな。
そして、勝っているチームはどこで上回ることに定めて、それを遂行したのか。
森のJ通算200試合出場達成のセレモニーで、
花束贈呈を実兄である讃岐の森が行ったのには笑った(笑)
(実況によると、森が電話をかけて兄を指名したらしい)
世界を見渡してもなかなか無いシーンだったと思う(笑)
讃岐。
極端なポゼッション志向、中央の狭い局面を苦にしない福島に対して、
ハイプレスはほぼ牽制に留め、
中央圧縮の4-4-2セットでIHないしアンカーのところでボールを奪いたい意図を見せていたが、
福島相手ではその覚悟、強度が足りてなかったというのが正直なところ。
相手を制限する場面、ボールを奪う場面も作れてはいたが、
福島の圧倒的な前進企図の回数の前に押し切られてしまった格好だ。
また、奪った直後にボールを逃がす部分に関しても、
前方へそれを行うことが出来ず、
横パス、バックパスで繋ぐことが精一杯で、
狙い目となるハズのサイド前方へと展開する機会は限られた。
内田、上野が低くて速くて強いクロスを蹴り込む場面をもっと作りたかったが…。
スコアの流れとしては先攻されるも二度追いつくという粘りを見せたが、
被決定機の回数を思えば、「粘れた」との評価をすることも難しい。
最後に。
讃岐サポの目から見ても福島の勝利は妥当だし、
讃岐が二度追いついたのも試合内容を鑑みれば出来過ぎの展開だと思う。
それでも、矢島による福島の4点目については、主審に「そりゃ無いよ」と言いたい。
クイックリスタートでもなく、
しっかりボールをセットして長いの蹴るよという動きをしていたのに、
あの距離でそれを妨害していたのを下げさせないとは…。
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