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【カマタマーレ讃岐】2019年シーズンの編成について、あれこれ考える。



○はじめに○
2019年シーズンをJ3で過ごすことが決定してから一夜明けるも、
なかなかスパッとは切り替えられないでいる和泉彼方です。

第30節の金沢戦での2失点目から「あるかもな」と
少しずつ覚悟を深めていったJ3降格という事態に対し、
「覚悟してたハズなのにやっぱしんどいぜ」との思いでおります。

しかし、決まっちゃったものは覆せないし、
2019年シーズンに向けての編成はとっくに動き出しているので
(動いてるよね?)
確定していること、まだわからないことを鑑みながら、
現在所属してる選手との関係は2019年シーズンにはどうなるか、
少しだけ願望を混ぜつつ、勝手に予想してみようと思います。



○確定していること○
・J3を戦う
・新監督が招聘される
・練習場問題は未解決
・クラブハウスも無い
・カテゴリを落としたことで選手に割ける予算が減る
(無理をして今季のそれを維持できないこともないのかも知れませんが、
 常識的に考えれば「減る」ので、確定していることとします)



○まだわからないこと○
・1年でのJ2復帰を至上命題とするのか、中期的な立て直しに軸足を置くのか
・上記に伴う、抱える選手の数と年齢層
・北野誠前監督は何らかの形でチームに残るのか
・練習場問題の進捗



○行わなければならないこと○
・(順位目標により程度は変わるが)若返りの押し進め
・練習場問題解決への動き
・J2クラブというブランドが無くなった中での
 選手にも観客にも「来てもらえる」ためのチーム作り



○個人的に思うこと○
「最短で2020年」(川村社長)という練習場問題の解決と足並みを揃えてのJ2復帰に向けて、
2年ないし3年の計画で強化を図るのが良いのでは…と考えています。
そのためにこのオフで必要なのは、
・選手を育てられる監督の招聘と、その人物を信じ抜くこと
・2019年シーズンの編成は若返りを緩やかに進行
・既存のベテラン選手と同じポジションの新卒ないし若手選手のピンポイント獲得
(これにより、
 「このポジションは少なくとも1年後には君のものになります。
  もちろん今季から奪い取ることも可能です。
  いずれにせよ、クラブは君に託します」
 という口説き文句が得られる)
((少なくとも2019年の)カマタマーレ讃岐には
「ポジションは競い合って勝ち取るもの」とするだけの余裕は無いと思っています。
 抱えられる選手の数にも、質にも。
 であれば、「ポジションと責任を与えて育てながら戦う」道しか無いのでは)



○想定される、2018年所属選手の動き○
・契約更新
・契約満了
・レンタルバック
・レンタル延長ないしは完全移籍での獲得
・他クラブからの引き抜き
(讃岐より環境の良いJ3クラブからのものを含む)
・選手希望による退団
(主にベテランに生まれるであろう、J3でまでは…という意志からの引退)
(自分はJ2以上のカテゴリでやれるハズ…という自信からオファーが無い中でも退団。  トライアウトや練習生から這い上がる道の模索。
 リリースとしては「満了」ということになる)
・契約満了からの再契約



○2018年所属選手についての予想○
【GK】
清水健太:契約更新、契約満了、選手希望による退団
1年でのJ2復帰を掲げるのであれば、来季も守護神候補である。
中長期的な立て直しを図るのなら「頼れる第2GK」として残ってもらえればありがたいが
若手で揃えるという判断も悪いものではないので、
そうなると満了ということもあり得るだろう。
また、彼が「J3でまで……」と考えても不思議は無い。
そういうキャリアの持ち主で、年齢である。

ソン ヨンミン:契約更新、選手希望による退団
年齢的にも能力的にもチームが満了を言い渡すとは考えづらい。
それでいて、引き抜かれるほどのものは見せられなかった。
韓国籍選手について回る兵役の問題についての彼の考え方次第では
退団して道を模索する可能性もあるか。

瀬口拓弥:契約更新、契約満了、選手希望による退団
年齢的、能力的に引き抜きはおそらく無いであろう。
また、チームの舵取りが短期と中長期のどちらに向けたものになっても
チーム内での立場が変わることは考えづらい。
清水健太と北條大地(讃岐U-18)の動向により更新か満了かが決まるのでは。

【DF】
パク チャニョン:契約更新、他クラブからの引き抜き、選手希望による退団
年齢と、跳ね返し要員としての能力を考えると、
J2下位が予想されるチームからの引き抜きがあってもおかしくない選手だと思っている。
ソン ヨンミン同様、兵役についての考え方により動向は変わってくるだろう。

中島大貴:契約更新
本来であれば引き抜かれることを心配される選手になっていて欲しかったが、
そういう能力を示したとは言い難いシーズンになってしまった。

荒堀謙次:契約更新、他クラブからの引き抜き、選手希望による退団
年齢的に微妙なものがあるが、
今季の讃岐がそうであったようにJ2下位クラブが左右を問わないユーティリティを求める可能性は
残されてると思うし、
そう思わせるものを見せたシーズン終盤であった。
また、北野前監督の2年越しのラブコールで讃岐に来たということなので、
退団の可能性もアリとした。

麻田将吾:レンタルバック
チームはレンタル延長を打診するかも知れないが、
レンタル元の京都としてはJ3へのレンタルはメリットが薄れるし、
東京五輪を目指すとしている本人としても、J3でプレイしている場合ではないだろう。
(京都に戻ってもポジション獲得はかなり怪しいとしても、だ)

長澤拓哉:契約更新
ポジションで見てもチーム全体で見ても、年齢構成的に更新する選手。
ベンチ入り及び出場も1試合に留まり、引き抜かれることも無いと思われる。

市村篤司:契約更新、契約満了、選手希望による退団
年齢的に新加入選手との兼ね合いがあるのはもちろん、
武田有祐の動き(彼の欄で書きます)が読めないこともあって、
チームは判断を鈍らせざるを得ない状況にあるのでは、と推察している。
また、熊本での縁で北野前監督に呼ばれた経緯があるため、
選手希望による退団の可能性も拭えない。

武田有祐:契約更新、契約満了、選手希望による退団
ポジション的にもチーム全体としても、年齢構成を考えればチームは更新に動くと思うのだが、
新規に代理人契約を結んだとのことで、ちょっと読めないな…という印象。
シーズン途中からベンチ入りもままならなくなった状況もあり、
ネガティブな想像が膨らんでしまう。

岡村和哉:契約更新
例えば若返りが急速に進んだとしても、
その中で「これまでの讃岐」の色を伝える役割が出来る存在。
引き抜かれる心配はほぼ無いとは思うが、
そういった面を抜きに、残す努力をすべき選手。

竹内彬:レンタルバック、レンタル延長ないしは完全移籍での獲得
チームが目標を短期的に設定するか否かで動向が決まるだろう。
今季の状況を考えれば大分に戻ってもおそらく更新は無く、
讃岐以外からのオファーも難しいと思われる。

アレックス:契約満了
彼にすべての責任を負わせるのは酷だとは思うけれど(詳しくはこちらで書いています)
失点シーンに顔を出している頻度で印象は良くなく、
年齢を考慮してもチームが更新をオファーすることは無いと思われる。

【MF】
永田亮太:契約更新、選手希望による退団
20代半ばまでの、計算出来る中盤中央の選手が複数加入するのであれば話は別だが、
普通に考えればチームは更新をオファーする選手。
しかしながら、年齢と北野前監督との繋がりが深いことを考えると、
彼自身による退団の選択もあり得る。

渡邉大剛:契約更新、契約満了
怪我から復帰したシーズンで、本来の能力を発揮出来たとは言い難かった。
年齢もあり、チームからのオファーは新加入選手との兼ね合いとなるだろう。
言動や振る舞いを見るに、チームがまともなオファーさえすれば応じてくれるとは思う。

高木和正:契約更新、選手希望による退団
このツイートで「降格したら引退」としていたのを知ったので、
ちょっと驚いてるし、マズいなと感じてます。
プレー面でも、チームにおける立ち位置から見ても、
最優先で残す努力をしなければいけない選手。
話し合いで、彼が現役続行の意を固めてくれることを願ってます。

佐々木渉:契約更新、他クラブからの引き抜き
現在のチームで、いちばん引き抜かれる心配をしている選手。
シーズンのラスト1/3で見せたプレイと年齢を考えれば、
違約金が発生しても安過ぎる買い物でしょう。
2019年も讃岐でプレイしてくれたらとても嬉しいけど、
他クラブからオファーがあった時に、彼を引き止められる要素が無い…。

佐々木匠:レンタルバック
彼が来ていなかったら、シーズンも前半のうちに「終戦」していたに違いない。
「讃岐は第2の故郷になった」とまで言ってくれてるけど、
何かの間違いで本人が2019年も讃岐でのプレイを希望したとしても
レンタル元である仙台がそれを許さないでしょう。
讃岐での悔しさを糧にして、大きく羽ばたいて欲しい。

鈴木拳士郎:契約更新
チームがまともなオファーさえすれば、何の問題もなく更新に至るでしょう。

西弘則:契約更新、他クラブからの引き抜き、選手希望による退団
ちょっと予想が難しい選手。
持っているものは間違いないながらも今季の讃岐では彼を活かせたとは言い難く、
しかし年齢のこともあるので欲しがるチームも条件がかなりピンポイントになるし、
讃岐としても新加入選手との兼ね合いを考えてしまうという…。
北野前監督との縁が深いので、彼自身の能動的な判断もあり得る話だし…。

濱口草太:契約更新
チームがまともなオファーさえすれば、何の問題もなく更新に至るでしょう。

林友哉:契約更新
チームがまともなオファーさえすれば、何の問題もなく更新に至るでしょう。

田中英雄:レンタルバック、レンタル延長ないしは完全移籍での獲得
年齢はネックではあるものの、加入後は能力の高さを示した。
レンタル元の宮崎では(プレー以外でも?)上手く噛み合っていなかったようで、
まともな条件でオファーすれば、完全移籍での獲得も競合なく出来るでしょう。
ただし、讃岐がそうする時は、けっこうな緊急事態であるようにも思う。
(例えば、高木は引退し佐々木渉は引き抜かれ即戦力の新加入選手が無かった…というような)

【FW】
我那覇和樹:契約満了
能力的にはまだやれるかも知れないけど、讃岐に彼を抱える余裕が無いと思われるし、
仮にその余裕があっても、若返りの一環として満了が「流れ」だと思う。

森川裕基:契約更新
チームがまともなオファーさえすれば、何の問題もなく更新に至るでしょう。

木島徹也:契約更新
現在我那覇が担っているチーム内での立ち位置をお願いすることになる選手だと思う。
(性格的に同じようなことが出来るかどうかというのは別にして、彼なりの、その立ち位置を…ということ)
北野前監督と縁深い選手だけど、彼はこういう時に身を引く、離れるのではなく、
このことも反骨心に変えて燃えるタイプじゃないかな…。

重松健太郎:契約更新、他クラブからのオファー
栃木、町田と2度の満了からトライアウトに臨んでいたのが不思議だったのだけど、
(やはり性格や素行といった部分なのか…?)
讃岐でも十分にJ2レベルであることは示していたので、
J2下位クラブからであればオファーがあっても不思議ではないと思う。

原一樹:契約更新、契約満了、選手希望による退団
チームが1年でのJ2復帰を掲げるなら更新、そうでなければ満了では。
プレースタイル的にスタメンであるべきで、
それが叶わないチームに所属するのは、
チームにとっても彼自身にもとっても不幸だと思う。
重ねてきた数字を考えると、彼自身がJ3をよしとしない可能性もあるとみている。

福家勇輝:契約更新、契約満了
重松健太郎、原一樹の動向と新加入選手次第では満了もあり得るのでは。
貴重な、とても貴重な地元出身選手ではあるが、
森川裕基と年齢が近過ぎることが編成上で不利に働くと思う。
それを跳ね除けて更新するだけのものを持っている/見せているとは言い難い。



○おわりに○
以上、勝手な予想でした。

当たった外れたでどうこう言いたいものじゃないですし、
この選手はもう要らないみたいな話でも当然ありませんが、
現時点での自分の考えを出来るだけチームを客観視しながらまとめておこう…ということで
書いてみました。

降格しようが残留しようが選手は入れ替わっていくものだし、
チームは続いていきます。

2019年も、引き続き、カマタマーレ讃岐をウォッチ/応援していく所存です。



up date(this page):18/11/18



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