menu>football>match
讃岐 1−1 山形
J2/第26節
(18/09/19:Pikara)
DAZN
讃岐スタメン
_______原__木島______
佐々木渉____________永田
______田中__岡村______
アレックス_竹内__パク____荒堀
________清水________
山形スタメン
________阪野________
_____汰木____小林_____
山田____安西__中村駿___三鬼
____松本__栗山__熊本____
________児玉________
殆どの時間帯が膠着状態で過ぎて行った90分。
先制に成功した山形が逃げ切りを図るも成し得ることが出来なかった。
双方の守備を及第点とみるか、
攻撃におけるバリエーションのなさ、質の低さを問うか。
讃岐。
4−4−2セットで中央を閉めながら、
山形の高いDFラインのウラを狙うか、右サイドで荒堀らによる仕掛けを行うかという攻撃。
どちらも一定の出来栄えではあり、
シーズン序盤であれば「まずまずの手応え」と評していたかも知れない。
しかし、2018年シーズンはこの試合を含めて残り10試合である。
守備では、局面での個々の「軽さ」と、カバーリングの意識の低さが目についた。
いちばんわかりやすいのは失点シーンで、
三鬼のクロスと阪野のヘッドは共に見事なものであったが、
サイドチェンジを受けてスペースのある中で1対1となったアレックスは
ステップひとつでクロスを上げるに十分な間合いを取られてしまい、
(彼がこのカタチであっさりクロスを許してしまうのは今季何度も見ている。
徳島戦での、対・広瀬とかね…)
スライドしてきた永田もアレックスの真横に来たところで足が止まり、
キックの体勢に入った三鬼への一歩が出なかった。
結局のところ、こういう部分を全部厳しくやれるかなのだと思う。
ましてや今の讃岐が置かれた状況である。
次節からの、選手の奮起を信じる。
攻撃面では、アタッキングサードでの連携に、やはり物足りなさを覚える。
多彩とは言えない手段、回数を多く出せるわけでもない攻撃の中で、
中盤で相手のパスをさらってのショートカウンター、数的同数ないし有利で相手ゴールへ迫る……という場面で、
意思の疎通が取れてなかったり技術的問題でパスが逸れたりばかり、というのは
寂しいものである。
しかし、それでも何とか勝ち点1を得て踏み止まった。
残り試合、やるべきことをやりきろう。
残留はその先にきっとある。
森川はホント良かった…。
7月の岐阜戦でのカウンターの判断ミスが、キャリアを分けるプレイだったかも知れない…と思っていた。
その後、この試合までは出場が1試合。
出番を失っていた。
そしてチームは残留争いにどっぷり浸かっているわけで、
このまま個人もチームも沈んでしう可能性があった(いや、まだその可能性のさなか、か)。
だけど、今日の同点ゴールで、森川はその両方をギリギリ繋ぎ止めた。
ポジティヴな意味で、キャリアを分けるゴールだったと振り返れるようにしたいよね。
パクはけっこう良かったと思う。
サイドに引っ張り出されず、ウラも突かれず……という状況をチームで作れるなら、
やはり十分に戦力になる。
荒堀も合格点。
対面の相手とか周囲の味方との兼ね合いはもちろんあるんだけど、
今日は自分で仕掛けてクロスまで持っていく、CKにするという特徴が出せていた。
これがアベレージで出来れば、レギュラーなんだけどなぁ。
山形。
PO圏内を伺うチームとしては、全然物足りないなぁ…というのが正直な印象。
両WBから中央へ45度のボールを流し込む攻撃と、
安西からのサイドチェンジというのは
それぞれ質としてそんなに悪いとは思わないけど、
結果としてゴールは生まれたものの讃岐にそれなりに対応されていた中で、
他の攻撃パターンがまったく見られなかったのは……。
出場していた選手全員、ミラーゲームになったら個で上回ることは出来ないだろうし…。
安西が落ちて4−1−4−1に変化してのビルドアップも、
ボールの動かし方や速度に工夫は感じられなかったし…。
守備面でも、高く保たれていた3バックは良かったと思うけど、
逃げ切れなかったことはもとより、
90分とちょっとゼロでしのげていたのは「相手が讃岐だから」という側面が大きいように感じた。
小林や松本が何度か弾き飛ばした荒堀や佐々木渉、
上位チームのSBやSHならクロス上げるところまで行くでしょう。
被ショートカウンターのシーン、
山形のDFがパスを封じてたのではなく、讃岐の連携や技術のミスで助かってたでしょう。
第13節で観た時よりはだいぶマシではあったけど……。
この試合を終えて、PO圏まで勝ち点差で5の9位というのが不思議に感じる。
menu>football>match