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【カマタマーレ讃岐】2020年シーズンオフの動向と雑感


前文にあたるこの文章を書いているのは2020年8月28日の夜です。
本日、讃岐には珍しい、シーズン中の選手退団情報がリリースされました。
「2020年シーズンオフ」に入るまでにはまだ4ヶ月以上あるのですが、
このリリースを受け、毎年書いている「シーズンオフの動向と雑感」を起ち上げて
そこに含めることで記録として残しておこうと思います。

今年も、リリースがあり次第追記する形で更新していきますので、
よろしくお願いします。
(2020/08/28:和泉彼方)

例によって、最終的にはそこそこに長い記事になります。
(退団と加入の一覧だけ確認したい方はこちらからどうぞ)



−−−−−



20/08/28【退団】チョン サネ(MF)
本人の帰国希望を受け、選手とクラブの双方が合意の上で契約解除とのリリース。
(既に、8月26日に退団しているとのこと)
どのような理由で帰国を希望するに至ったのかまったくわからないのですが
サネが母国で良い人生を歩めますように。

※20/10/01追記※
驪州大学校(yeoju university)に進学することが決まった旨、
公式からリリースがありました。



○はじめに○
クラブが3年計画を掲げたこと、
その達成には継続性が大切であろうこと、
そもそもクラブにお金がそんなに無いであろうこと。

これらのことから、
「選手希望による退団や引き抜きが無いものとして、
 このオフは選手の出入りが最小限となるだろう」と
シーズンが始まる当初から考えていたのですが、
どうにも、自分の考えはズレていたようで。

最終戦(12月20日)後のセレモニーや公式サイトにおいて
池内社長や上野山GMの総括が聞けるでしょうから、
リリースのひとつひとつで一喜一憂したり深読みしたりしなくてもいい…と
アタマではわかっているのですが、
思いもよらなかった服部の退団リリースを知り、
「これ『思ってたよりも駄目でした。3年計画は一旦破棄して新たに練り直します』まであるんじゃないか?」などと
考え始めてしまっております…。
(20/12/14:和泉彼方)



20/12/14【満了→完全移籍】服部一輝(GK)
(実質的な)一人目から、衝撃的なリリースとなりました。
今季のここまでの扱われ方からすれば「清水健太の後継者」とされたことは疑いようがなく、
よって、「当然更新されるもの」「GKについては清水の去就がどうなるかのみ」と思っていたのですが…。
起用した中でこれでは足りないと判断したのか、あるいはクラブは更新を望むも服部がそれを断ったのか…。
(服部のコメントからすると後者とは考え難いですが…)
いずれにせよ、彼は去る事が決まったわけで、その伸びしろを離れたところから見守ることとなったのは、残念です。

・21/01/19追記・
讃岐福島の双方から、福島へ完全移籍される旨がリリースされました。
トライアウトにも(おそらく脳震盪からの回復プログラムのさなかに開催されたので)不参加で
選択肢が多少狭まるのではないかと思っていたのですが、
無事に、それもJクラブに決まって、良かった。


20/12/14【満了→完全移籍】柳田健太(DF)
シーズン途中から、チームが彼にとっては不向きと言えるWBのポジションしか得られないフォーメーションとなり
大きく出番を減らしてしまったものの、
「最高のファーストタッチを駆使し、ポゼッションを活用」するにあたって、
右SBからゲームメイクが出来る彼が輝ける余地は十二分にあると考えていたのですが…。
次のチームでも、インサイドキックとニアへの鋭いクロスで魅了してください。

・21/01/26追記・
目の前の目標としてJFL昇格を掲げ21年シーズンは九州リーグを戦うJ.FC MIYAZAKIへと完全移籍する旨、
J.FC MIYAZAKI及び讃岐からリリースがありました。
上のカテゴリから移ってきた選手ということで期待されると思いますが、
是非、それに応えて欲しいですね。


20/12/16【引退→U-15コーチ就任】永田亮太(MF)
サポの中には、昨オフの更新リリースが一年間の「延命」であると感じていた人が
少なからず居たのではないかと思っているのですが、
高いサッカーIQと波のないプレーぶりで主力を張ってきた彼を、
笑顔で送り出す時がついに来てしまいました。
指導者を志すとのことなので、ピッチ脇で選手を見守る彼と再会出来る日が訪れんことを。

・21/01/28追記・
20年シーズンを限りに引退した彼の、U-15コーチ就任がリリースされました。
清水健太もそうですが、功労者をこうしてクラブに残せた/残ってもらえたのは、
とても意味のあることだと感じます。
喜ばしい!
「カマタマーレ讃岐を強く、良くしたい」とは彼の言葉ですが、
現場に携わる人間としてその意識はもちろん持っていて欲しいと同時に、
彼のように笑顔でプレー出来る選手、サポーターに愛される選手を育てて欲しいなと思います。


20/12/16【退任】望月一仁(監督)
チームの成績が振るわずに采配や試合後のコメントに疑念が抱かれる中、
4−4−2から3−3−2−2への基本フォーメーション変更や
10月に見せた(「見せかけた」の方が適切か)チームの成熟、
そして育成型への転換を掲げたクラブにおける一年目のシーズンということで、
自分の中では「消極的続投支持」だったのですが、
直近3試合(第31節〜第33節)の内容はそれを口にするのも憚られるもので、
満了もやむなし、と思います。
前任の上村(健一)さんの退任をもってひとつの時代が終わった讃岐の、
難しい新たな幕開けのシーズンで指揮を引き受けてくれたことに対しての感謝を改めて抱きつつ、
残された最後の試合、ホームであるPikaraスタジアムでの第34節に期待します。
コロナ禍により様々なイレギュラーを強いられたシーズン、
最後は勝って終わりにしましょう。


20/12/16【退任→他クラブGKコーチ就任】藤井泰行(GKコーチ)
(清水の年齢面は考慮するにせよ)服部を開幕スタメンに起用出来るレベルに育てたことから、
GKコーチとしての手腕は一定以上のものであったと言えるでしょうし、
得難いキャラクターで抜群のサポーター人気を誇ることは、
このページを読んでくれているような人にはわざわざ語るまでもないこと。
全体へのそれとは別に在籍中に指導した4人のGKに対して言葉を残したあたりにも、
彼の人柄が伺えますね…。
法被姿でスタンドのサポーターと共に金毘羅船々を踊る彼を、もっともっと見たかった。

・21/01/25追記・
20年シーズンはなでしこリーグ2部を10チーム中3位で終え、
21年シーズンはなでしこリーグ1部を戦うことになったオルカ鴨川より、
同クラブのGKコーチに就任とのリリースが出されました。
新たな地・南房総で女子チームの指導ということですが、
讃岐でそうであったように、愛されながら素晴らしい指導をして欲しいと思います。
Instagramで追っていく所存!)


20/12/18【引退→トップチームGKコーチ就任】清水健太(GK)
服部が退団ということで来季も現役かと思われた守護神が引退を発表。
年齢的にいつ訪れてもおかしくないことではあったので、
驚きはしないものの、やはりしんみり…。
そして、併せて発表された来季からトップチームのGKコーチに就任という話に嬉しい驚き。
クラブからのオファーは(サポとしては)当然のものだと思うのですが、
彼がそれを受諾してくれたことに、こちらこそ感謝の気持ちでいっぱいです。
これから、自らの手で後継者を育ててくれることに期待します。
(彼自身には関係のない話ではありますが、
 サポ人気の高かった藤井泰行GKコーチの後任が守護神として頼られ続けてきた彼だというのは、
 全方位的に良かったと思います)


20/12/22【就任】上野山信行(監督)※GMとの兼任
驚きのリリースがなされました。
昨オフに新たに掲げた「カマタマスタイル」確立のためGMに就任、
長くクラブを見てくれることになると思われた上野山GMが、
来季、トップチームの指揮を執ることになった、と。
メリットとしては、
この一年チームを見てきたので状況はしっかりと把握出来ていることと、
「全権掌握」のGM兼任ということで(予算の範囲内で)やりたいようにやれるということが
挙げられると思いますが、
個人的にはデメリットの方が多くて大きいと感じます。
まず、トップチームの指揮以外の仕事がこれまで通りには行かなくなること
(これは、まぁ、GM補佐のような役職を用意して
 相応の仕事が出来る人を充てられるのであれば何とかなるとは思いますが…)。
次に、監督に対する評価基準が曖昧になってしまうこと。
(勝利至上主義のクラブであれば数字だけで判断すれば良いのでしょうけど、
 地方の小クラブである讃岐は勝利がすべてではないですし、
 ましてや今はクラブの哲学・ビジョンを構築しようという時期。
 数字に表れない部分を誰がどのように評価するのか?
 その役割を担うのがGMの仕事のひとつだったハズなのに…)
そして、最大の懸念が、成績が振るわなかった時に、上野山GMがクラブに居づらくなること。
トップチームの成績も含めて、クラブの運営というのは中長期的な視野を持つことが肝要なわけで、
そのためには社長やGMといった役職の人がコロコロ変わるようでは困るんですよね。
これは、現在の讃岐のようにクラブの哲学・ビジョンを構築しようという時期であるなら、特に言えることです。
しかし、先だってGMの任に就いていた人が「次の監督は俺」と現場に出て行って、
結果を残せなかった時に
「はて、この人にGMという要職を任せて大丈夫なのだろうか」と、ならないわけがない。
単純に監督の選定に失敗しただけよりも、信頼は揺らぐと思います。
(引き受けてくれる人がいなかったのでやむなくという可能性は一旦横に置いて)
そうなってしまうリスクを、GM2年目のシーズンに背負うのは、クラブとしてあまりにギャンブルではなかろうか…。
また、このリスクを殊更大きく感じさせる要因として、
上野山GMにはトップチームの監督経験が無い、 経験のあるユースの監督も20年以上も前の話である、という2つの事実があります。
自分は、今季半ばには「3年計画は下方修正の必要がある」と書きましたが、
上野山監督が成績不振でGM共々辞任というようなシナリオが展開されようものなら、
下方修正どころじゃ済まない事態になってしまいます…。
こうなった以上は(自分としては「こうなってしまった」ですが)、
上野山GMには、しっかりと結果を出した上で勇退しGMに再度専念する…というシナリオを、
自らのメガホンで撮影してもらうしかないですね…。
1年後、今ここに綴った不安を指差して笑っちゃえるような状況でありますように…。
(J2昇格とは言わないまでもJ3中位以上の成績且つ希望が持てる内容でなければいけないと思います)


20/12/24【更新】松本直也(DF)
大卒一年目、左足もイケるCBが順当に更新。
シーズン序盤に一度評価を下げたものの、後半に盛り返して来たのは良かった。
来季のDFラインが3枚になるか4枚になるかはわかりませんが、
左からのビルドアップで力を発揮しつつ、
対人守備やコーチングも磨いて行って欲しいですね。


20/12/24【更新】薩川淳貴(DF)
大卒一年目、推進力のある熱きレフティーが順当に更新。
シーズン終盤の右サイドへのコンバートで見せた躍動感と2列目への適応で
成績が振るわないチームに新しい風を吹き込んでくれました。
来季は是非とも開幕から大暴れを。


20/12/24【更新】小松拓幹(DF)
大卒一年目、圧倒的な高さで能力の一端を見せてくれたCBが順当に更新。
怪我がちで復帰しては離脱というのを繰り返したのは残念ですが
寸評でも書いたけど、これはメディカルとベンチに問題があるように思う)
空中戦の強さや開幕前に選手のInstgramで見せていたキャラクターはチームに必要なもの。
来季は、シーズンを通して試合に絡んでもらいたい。


20/12/24【更新】栗田マークアジェイ(FW)
大卒一年目、スピード自慢のFWが順当に更新。
出場数、出場時間、ゴール数と、普通に考えれば十分に及第点以上だと思うのですが、
シーズン序盤のプレーぶりを見れば、途中からブレーキがかかってしまった印象は拭えないですね…。
二桁得点を目指すとか小さなこと言ってないで、得点王になる勢いでゴールを量産して行きましょう!


20/12/24【更新】岩本和希(MF)
大卒一年目、中盤の底で奮闘し良いスタッツを残したMFが順当に更新。
「チームをJ2昇格に導けるように」というコメントが、
今季の目標として掲げていた「中心選手になる」からブレていなくてイイですね。
常時試合に出ている、長い時間プレーしているというだけでは駄目で、
周囲に良い影響を与えたり、上手く行かない時に率先して解決に動いたりするのが「中心選手」だと思います。
前者については今季既に達成出来ているので、来季は次の段階へ進んで、
他のチームから「讃岐は岩本のチーム」と思われるように!


20/12/24【更新】川ア一輝(FW)
大卒一年目、森川と共に3−3−2−2を成立させた立役者であるFWが順当に更新。
前のポジションであればどこでも……というのは加入前にわかっていたのですが、
WBへのコンバートで停滞するチームの空気を一変させてくれたのは、嬉しい驚きでした。
来季のポジションがどうなるかはわかりませんが、
与えられたポジションで技術、スピード、ガツガツ行く守備を発揮してもらいたいですね。


20/12/24【更新→期限付き移籍】神谷椋士(FW)
大卒一年目、前線で複数ポジションをこなしてくれたFWが順当に更新。
シーズンを通してコンディションを整え続けたこととユーティリティ性で、
アウェイでは登録メンバーを減らしていたチームに、選択肢を持たせてくれていました。
密集したところで受ける、中盤からラストパスを引き出すということが出来る選手だと思うので、
個人的には最前線に固定してもらいたいのですが、どうなるか…。

・21/01/14追記・
編成としてFWが多いな…と思っていた中、
讃岐刈谷の双方から、神谷の1年間の期限付き移籍が発表されました。
讃岐とは何かと縁深い刈谷には、スタイルが似た福家(19年まで讃岐に所属)が居るので
行き先として適切なのかという疑念が少しあるのですが、
決まった以上、逞しくなって帰ってきて欲しいです。


20/12/24【更新】澤田健太(MF)
クラブ史上二人目のユース上がりであるMFが3年目のシーズンへ、無事に更新。
昨オフの濱口草太(ユース上がりの2年目だった)の例があり、
且つ、今季一度もベンチにすら入れなかったので、
満了を覚悟していました。
もう1年もらえたチャンスを、何が何でもモノにして欲しいです。
背負わせてしまって申し訳ないけれど、
讃岐のようなクラブは、ユース上がりの選手が輝けないようでは難しい。


20/12/24【更新】林友哉(MF)
FW一本の勝負で覚醒の予感を漂わせたFW/MFが、安堵の更新。
存在感を高めて来た時期に突然ベンチ外となってしまったのは、怪我だったのだろうか。
離脱後はベンチに絡めず、覚醒はお預けに。
昨季も、ポジションを掴みながらも(試合中の負傷で)離脱となっただけに、
通年の活躍が見たいですね…。


19/12/282021シーズンユニフォームスポンサー決定のお知らせ
○胸部○
株式会社レクザム様。
○背中部○
株式会社マルナカ様。
○袖部○
株式会社タダノ様。
○右鎖骨部○
株式会社百十四銀行様。
○左鎖骨部○
エンメ株式会社様。
こういった時世にも関わらずスポンサードを継続して頂ける/新たにスポンサードして頂けること
大変有り難く感じております。
公共性の高いプロスポーツクラブという立場を用いて、
有形無形の何かをお返しせねば……。


20/12/28【昇格】武下智哉(DF)
昨季、今季と2種登録となっていたU-18の有望株がトップチーム昇格。
昨季既にJ3で経験し、柳田健太が退団した右SBが濃厚かと思われますが、
U-18では攻撃的なポジションでの起用もあるようで、
持ち前のスピードがどのように活かされるか、期待が膨らみます。


20/12/30【完全移籍】森川裕基(MF)
よくよく考えれば覚悟しておくべきだった引き抜きなのですが、
何故だか「森川はずっと讃岐に居てくれるもの」と思い込んでました…。
戦力的にも、心理的にも、チームの年齢構成的にも、ダメージが大きいです…。
この件について思うところをこちらに書きましたので、よろしければ。


20/12/30【完全移籍】池谷友喜(MF)
森川ショックに続いての、こちらも強烈な一撃(苦笑)
今季J3で18チーム中16位だったチームからレギュラーが2枚抜けることに、
危機感という言葉では表し足りないマズさを感じています…。
しかし、移籍先がクリアソン新宿というのは、何とも彼らしい。
彼の発信に触れたことがあり、新宿の理念を知っている人であれば、
この選択はとても頷けるものだと思います。
サッカー選手としてだけの自分では成し得ないものを、是非、新宿で成せるように。
この移籍についての、池谷自身のブログはこちら


20/12/30【完全移籍加入】遠藤元一(DF)
昨季序盤と終盤にスタメン出場機会の掴み、
今季も過密日程の中で準レギュラー級として出場を続けていた長野のDFが加入。
…この流れを考えれば、今季限りで長野が彼を満了としたのがちょっと不思議なのですけど、
讃岐としては、期待していい選手が加入してくれたということになりそうです。
CBを基本としながら左右のSBにも対応出来る選手で、
4バックで戦うことも考えると、とても心強いですね。
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21/01/04【完全移籍加入】高橋拓也(GK)
YS横浜と北九州で正GKとしての十分な実績を持ち、
2016年には横浜F・マリノスにも引き上げられているGKが加入。
このキャリアだけでも期待大なところに、
「19年の北九州で、GKで、高橋?」と引っ掛かったので自分の過去記事を振り返ってみたところ、
2019年J3日本代表(条件付き)を選んでみたに選出してるわ、
讃岐サポの「もしかして(満了となった)藤井GKコーチの置き土産?」というツイートを見て調べてみたら
12年、13年にYS横浜で藤井GKコーチの指導を受けているわ…。
GKのみにフォーカスしても難しい状況に、縁のある選手が来てくれましたね。
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21/01/05【期限付き移籍期間満了】ブラウン ノア 賢信(FW)
シーズン半ばからスタメンに定着し「来季も居てくれたら」と思わせてくれた彼が、
期限付き移籍期間を満了。
同時に、保有権を持つ横浜FMから水戸へと完全移籍する旨が
讃岐、横浜FM水戸からリリースされました。
横浜FMへ戻れなかったことは本人にとっては残念だろうと思うけど、
J2を戦うクラブへの完全移籍は間違いなく今季からの前進だし、
水戸は多くの若手が更に羽ばたいていった実績のあるクラブ。
その流れに乗ってもらいたいですね。


21/01/05【完全移籍加入】西本雅崇(MF)
スクール、アカデミー、トップとセレッソ大阪一筋15年で
20年シーズン終了時点でJ3で121試合の出場を誇るMFが加入。
ボランチを中心に中盤全般とCBをこなせるユーティリティーで、
セレッソ大阪を満了となった旨を知った際には
「片山瑛一と木本恭生が移籍濃厚という話が出てるのにいいのかな?」と。
こういうツイートをするくらいに讃岐に欲しい選手だなと思っていたので、
ハマッてくれるのではないかと期待しています。
セレッソサポによれば相性は「まーぼー」一択とのこと。
放置状態のようですが、Twitterのアカウントにも、それが表れてますね。


21/01/07【育成型期限付き移籍加入】松岡ジョナタン(FW)
3年時には10番を背負っていた名古屋U-18からトップチームへ昇格を果たし、
19年は相模原(J3)、20年は青森(JFL)へレンタルされていたFWが育成型期限付き移籍にて加入。
相模原、青森で殆ど出場が無く、どのような選手なのかがちょっと掴みづらいのですが、
パラグアイ国籍を有しており18年のSBSカップでは同国のU-18に選出されていて、
その際に名古屋で出されたリリースでは
「高い敏捷性と力強さ、細かいエリアでも相手を怖がらせるプレーができること、ゴールに強く向かう姿勢」が
自分の強みである、と語っていますね。
それらの強みを是非とも発揮して、たくさんのゴールに絡んで欲しいですね。
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21/01/07【完全移籍加入】渡辺健太(GK)
G大阪のアカデミー育ちで高3時には2種登録も経験、高卒で町田に加入した長身GKが完全移籍にて讃岐へ。
20年はレンタル先の福島でデビューを果たし12試合に出場と大きく伸びているタイミングであろうことや、
(讃岐U-18所属で年代別代表にも選ばれ続けている松原くん(21年シーズンは高校2年生)がストレートで昇格してくることを考えても)
22歳という年齢もいいですね。
讃岐のリリースで上野山GM兼監督を恩師としていることや、
町田福島のリリースでのコメントを読むと、
(福島ではU-13のGKコーチも担当していたんですね)
真面目、誠実、爽やかといった言葉が浮かんできて、応援したくなってきます。
また、極めて個人的な話なんですけど、漫画「BE BLUES!〜青になれ〜」の愛読者なので「リアルナベケンだ!」となっています(笑)
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21/01/08【育成型期限付き移籍延長】杉山弾斗(DF)
昨季は第10節からの基本フォーメーション変更等でシーズン途中から試合に絡めなくなってしまった杉山が
今季も讃岐でのプレーということに。
リリースに掲載のコメントを読めばわかるように、
結果を残して請われたというわけではないことを本人も理解しているので、
決意の巻き返しに期待ですね。
(ところで、昨季の加入リリースでは「育成型」の文字が無かったのですが、
 実際のところはどうだったのでしょうね)


21/01/08【育成型期限付き移籍加入】中村駿太(FW)
柏U-18在籍時には飛び級でU-19にも招集されていた期待のFWが、育成型期限付き移籍で讃岐に。
高卒でプロになるために、柏でのトップ昇格が危うくなるや高3で青森山田高校に転籍。
同校で活躍して、見事、高卒で山形への入団を勝ち取ったというメンタルの強さもアリ。
今現在、当時思い描いていた未来を歩んでいないのは確かでしょうけど、
J3でも下位に沈んだ讃岐で、一緒に巻き返して行きましょう!
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21/01/08【完全移籍加入】後藤卓磨(MF)
徳島U-18の出身ではありますが、
関西学生リーグ2部である関西国際大学から
四国リーグ(J4ないしJ5に相当)のFC徳島を経ての讃岐加入…と、
叩き上げと言ってもいいキャリア。
検索した限りでは「左サイドでキレのあるドリブルを持つアタッカー」といった感じで、
今季のフォーメーションがどうなるかはわかりませんが、
移籍した「左WB・森川」を充当するイメージでしょう。
個人昇格を勝ち取った勢いのまま、試合でも活躍して欲しいですね。


21/01/08【更新】金 正訓(コーチ)
「育成型クラブ」を掲げるにあたっては継続性が重要であると考えているのですが、
2人を配していたトップチームコーチの1人である金コーチが更新ということで
ある程度、その部分は担保出来るのかな…という印象。
コロナ禍の影響で練習見学も出来ず、
(と言っても千葉県在住の自分は「見学に行った人たちの感想をチェックする」なのですが)
前任である望月監督との分担がどうだったのか、選手に与えている影響はどうなのか
…ということがわかりづらいのですが
前所属である鳥栖のJ1定着に貢献したのは間違いないわけで、
その手腕を、引き続き讃岐でも発揮してもらえれば。


21/01/11【期限付き移籍加入】池田航(DF)
昨季まで所属のノアと横浜FMユースの同期且つトップへと同時昇格を果たしたDF。
横浜FMがノアの伸びについてある程度評価してくれた…ということなのでしょうか。
「対人守備の強さが目を引く」「金井貢史に近い」というマリサポさんの評価がるようです。
杉山の期限付き移籍が延長となったにも関わらず左利きの左SBだという彼がやってきたということは、
薩川をMFで考えているのかな…。
昨季は横浜FM及び期限付き移籍先の相模原で出場機会が無かったようですが、
讃岐で機会を掴み、飛躍のきっかけとして欲しいですね。


21/01/11【更新】竹内彬(DF)
昨季も鉄人ぶりを発揮した、我らの偉大な主将が更新。
「昨季の」ではなく「近年の」とするところに、彼の責任感をみる思いです。
37歳の大ベテランCBにいつまでも頼りきりではいけないのですが、
21年も彼の力を借りつつ、
だけど最終的には、近年の彼が強張らせていた表情を笑顔に変えられるよう、
クラブとして成長しなくては…。


21/01/11【更新】中村亮(MF)
昨季はチームのやり方にフィット出来ずに苦しんだMFが更新。
ただし、持っているものが間違いないことは一昨季の終盤に示しているわけで、
「大きく貢献します」と言い切った決意に、更なる期待を寄せたい思います。
18年のMr.阪南大は上手く行かない時の困惑顔もイケメンだけど、もっと素敵な笑顔が見たいよ!


21/01/11【更新】浅沼優瑠(GK)
昨季限りで引退した正GK・清水健太の後釜をどうするのかという中期的視点の影響もあってか、
服部一輝の後塵を拝し、昨季はベンチ入りがわずかに1試合(未出場)となってしまった。
1人しか試合に出られないポジションゆえの難しさだけど、
出場さえすればやってくれるだろうとは思えるだけのキャリアがあるので、
まずは最初の一歩を。
我那覇和樹以来の、コメントに署名!


21/01/11【更新】重松健太郎(FW)
一気に若返ったFW陣を牽引してくれた、チーム得点王が更新。
サポもホッと一息という感じですよね…。
振り返ってみれば、担ってもらうタスクが過多だったように思えるので、
彼がゴール前に集中出来る環境を作り、
キャリアハイ(一昨季、昨季の7点)を大幅更新してもらいたいですね。


21/01/11【更新】下川太陽(DF)
3−3−2−2のIHに上手く適応、
負傷離脱もなくコンスタントに出場を続けてくれたDF(21年はMF登録になる気がする)が更新。
崩しやフィニッシュに関わる場面で惜しい選択が多く見られたので、
その辺りが改善出来れば、光り輝く存在になれるハズ。


21/01/11【更新】長谷川隼(MF)
コンディション不良の期間が長く、
必要とされる能力を示しながらも貢献出来た時間は短かったMFが更新。
出場19試合に対し、強行出場と思わせる試合の多かったこと…。
小松拓幹然り、メディカルとベンチの責任が大きかったように思うのですが、
彼に関しては万全の状態で出場出来れば疑いが無いのはわかってるので、
一にも二にもコンディションですね。


21/01/11【更新】西野貴治(DF)
一昨季の大怪我から本格復帰のシーズンとなったCBが更新。
勝手な期待をもとに強い言葉で言ってしまうと、
昨季においてはいちばん期待外れに終わった選手だった。
竹内彬の後を継いで絶対的な存在となってくれなくては困ると思っていたのだけれど、
その域には程遠く、3バックの3番手を争う一年に。
しかし、別の見方として、
この一年は「実戦におけるリハビリ」であり、ベンチが様子を見ながらの起用を続けた
…という解釈も出来ると思っていて、
(その甲斐あって(?)一年を通じて負傷による離脱は無かった)
その場合、「本格復帰」は21年シーズンということになる。
こちらの解釈が正しかったと思わせる活躍を、期待しています。


21/01/12【更新】佐々木渉(MF)
シーズン終盤に、やはり一昨季に負った大怪我からピッチに戻ってきた技巧派MFが更新。
彼が開幕からトップフォームで稼働出来るようであれば
フォーメーションと配置に幅をもたらしてくれるだろうし、
ボールの保持や試合のコントロールという部分でチームに大きなプラスとなるハズ。
最低でも、19年シーズン前半くらいの活躍が求められる。


21/01/14【育成型期限付き移籍加入】吉馴空矢(MF)
C大阪のアカデミーからトップに昇格、
U-23で既にJ3で42試合の出場を誇るMFが育成型期限付き移籍にて加入。
登録がMFで「右サイドのアタッカー」という触れ込みなのですが、
19年、20年シーズンでの讃岐戦ではU-23の編成の都合上かDFとしての出場となっていて、
個人的には、讃岐では右SBを担うことになるのでは?という印象です。
ともあれ、右サイドで活躍が期待出来そうですし、
下川(C大阪U-18出身で20年に新卒加入)、西本(今季C大阪から完全移籍加入)とのセレッソラインで
チームに良い影響をもたらして欲しいですね。
Twitterのアカウントはこちら


21/01/14【更新】坂田和也(コーチ)
共に19年にやって来た金コーチに続いて、坂田コーチも無事に更新。
より若返りが進んだチームにおいて、
様々なカテゴリーで指導してきたキャリアが活かされることに期待ですね。
グッと伸びる素材が揃っているハズなので…。


21/01/14【更新】渡辺悠雅(MF)
開幕スタメンを飾るも、チームと同様に調子が上がらないままに戦線から遠ざかったMFが更新。
上野山GM兼監督が、監督就任時の四国新聞のインタビューで名前を挙げるくらいですし、
サポーターは一年目(19年シーズン)に見せたものを知っています。
期待、しますよ。
右サイドで暴れまくる姿を見せてください。


21/01/15【更新】高木和正(MF)
第26節で負傷交代となってしまうまで別格の存在であることを示し続けていた讃岐の「顔」が、
誰もが待っていた更新。
昨季達成したJ通算400試合出場も通過点。
21年シーズンもプレーと明るいキャラクターでチームと地元を盛り上げてもらいたいですね。


21/01/15【就任】関浩二(コーチ)
思いもよらなかった、コーチの増員。
新たに招聘されたのは、まだ平塚だった頃のベルマーレなどでFWとして活躍した関浩二。
引退後は札幌の下部組織を中心に指導者の道を歩んでいたようで、
望月前監督、坂田コーチ、金コーチにも通ずる印象として
「若いチームを指導するために教育者を呼んで来ている」感じがしますし、
コーチを増員するということはより細かく選手を見たい、伸ばしたいということなのでしょう。
関コーチにも、是非とも力を貸してもらいたいと思います。


21/01/25【満了】キム ホヨン(DF)
CBの二番手としてリスタートでの高さなどで貢献してくれたDFが満了に。
リリースが遅い(高木和正のような重鎮よりも遅れていた)こと、
先の背番号発表時に彼の付けていた28が埋まっていたことで覚悟はしていましたが…。
兵役をアタマの片隅に置きながらキャリアを送る韓国籍の選手は難しいな、と、つくづく思います。
讃岐は彼を残したかったと思うんですけど、
単純な待遇の問題以上に、
讃岐でもう一年プレーすることが自分に益をもたらすのかという部分で
日本人選手以上にシビアになるのだろうな、と。


21/01/25【就任】菊池忍(フィジカルコーチ)
豊富なキャリアを持つフィジカルコーチが14年シーズン以来の復帰というリリース。
(14年当時はU-15コーチを担当)
20年シーズンの小松と長谷川のような「復帰と離脱の繰り返し」はもう見たくないですし、
上野山GM兼監督が掲げる「練習の質と量を日本一に」を支える意味でも重要な役職。
仕事ぶりに期待したいです。


21/02/01【2種類登録】松原快晟(GK)
2月1日時点で讃岐公式からリリースは出ていないのですが、
J.LEAGUE Date Siteの讃岐の登録選手一覧にて、
U-18所属で新年度から高校2年生となるGKの松原くんが2種登録となっていることが確認されました。
年代別代表の常連で、アジアを勝ち抜いてその先のU-17W杯での活躍が期待されていた彼ですが、
昨今の情勢で大会が中止となってしまい、代表の活動も不透明な中、
少しでも高い環境に身を置くという意味で、この2種登録は良いのではないかと思います。
とにかく、讃岐には彼を大事に育ててもらいたいものです。

・21/02/04追記・
讃岐公式からもリリースが出ました。


21/02/04【新体制発表】
新体制発表会の動画で先行して情報が出ていましたが、
これまでリリースのあったコーチ陣の他に
トレーナーに遠岳慎一、原直輝、
マネージャーに野中匠太朗、千田大地
…という陣容がリリースされました。
選手たちのバックアップをよろしくお願いします!



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○まとめ○




【退任】
望月一仁(監督→未定)
藤井泰行(GKコーチ→オルカ鴨川GKコーチ)

【引退】
永田亮太(→讃岐U-15コーチ)
清水健太(→讃岐トップチームGKコーチ)

【退団】
チョン サネ(→驪州大学校)

【完全移籍】
森川裕基(→長野)
池谷友喜(→新宿)

【期限付き移籍】
神谷椋士(→刈谷)

【期限付き移籍期間満了】
ブラウン ノア 賢信(横浜FMへ復帰→水戸)

【満了】
服部一輝(→福島)
柳田健太(→J.FC MIYAZAKI)
キム ホヨン

【就任】
上野山信行(GM→GM兼監督)
関浩二(金沢ヘッドコーチ→フリー→トップチームコーチ)
菊池忍(千葉フィジカルコーチ→トップチームフィジカルコーチ)
原直輝(トレーナー)

【完全移籍加入】
遠藤元一(長野→)
高橋拓也(北九州→)
西本雅崇(C大阪→)
渡辺健太(町田→)
後藤卓磨(FC徳島→)

【育成型期限付き移籍加入】
松岡ジョナタン(名古屋→)
中村駿太(山形→)
吉馴空矢(C大阪→)

【期限付き移籍加入】
池田航(横浜FM→)

【育成型期限付き移籍延長】
杉山弾斗(千葉→)

【2種登録】
松原快晟(讃岐U-18)

【更新】
松本直也
薩川淳貴
小松拓幹
栗田マークアジェイ
岩本和希
川ア一輝
澤田健太
林友哉
竹内彬
中村亮
浅沼優瑠
重松健太郎
下川太陽
長谷川隼
西野貴治
佐々木渉
渡辺悠雅
金 正訓(トップチームコーチ)
坂田和也(トップチームコーチ)
遠岳慎一(トレーナー)
野中匠太朗(マネージャー)
千田大地(マネージャー)

【昇格】
武下智哉(讃岐U-18→讃岐)



last edit(this page):21/02/04
up date(this page):20/10/01


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