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岡山 3−0 讃岐
J2/第27節
(18/08/05:シティライト)
DAZN



岡山スタメン

________ジョン_______
_____伊藤____赤嶺_____
三村____上田__関戸____椋原
____喜山__増田__後藤____
________金山________



讃岐スタメン

________原_________
高木______渡邉____佐々木匠
______田中__永田______
アレックス_麻田__岡村____荒堀
________清水________



ロングボール中心……と言えば聞こえはいいけど
効率よく点は取れたものの攻撃面では低調だった岡山と、
ボールを握るも最後の崩しに至らなかった讃岐。



岡山。
前回対戦時は何だったのか、と思うほどに
ボールの動かし方、選手の動き方に何のアイデアも無かった。
夏の市場で獲得したジョン・チュングンに合わせたサッカーへの転換を図っているのか
最近はこういうサッカーをしているのかわからないけど、
この攻撃内容ではPO圏内に滑り込むのは難しいと思う。
守備時5−4−1も前半の間は3列目と2列目の間がだいぶルーズで、
この試合が始まるまではリーグ最小失点という看板であることが疑わしいほど。
後半になってからきちんと割り切って5−4のブロックが強固になったけど、
今日は「勝っただけ」みたいな試合じゃないかなぁ。
連敗中だったらしいので、「勝っただけ」でもきっかけにしていけばいいと思う。



讃岐。
「この岡山相手ならボールを握れる」という北野監督の見切りがあったのだろう、
ポゼッションが出来るスタメンで試合を始め、
実際にボールを動かしながら2列目の選手がアクセントを付けて好機に繋げていた。
(やられたのだからもちろん修正すべきなのは当然だけど)CKからの1失点目は想定の範囲内として、
2失点目で試合を難しくしてしまったよね。
後半は割り切りを見せた相手に対して
ボールを動かすよりも前に入れて力押しで攻めるような交代策になり、
消されたウラのスペースをどうにかして見つけようと
ポケットへのフリーランなどで工夫をするも
最後まで崩し切るには至らずにタイムアップとなった。
勝敗も、点差も、こうなるような内容ではない試合だったけど、
0−3の敗戦という結果が出てしまった。

この試合で語るべきは3つ。

1つ目はポゼッション出来るんだ、ということ。
ここまで2列目でのボールの動かし方で可能性を感じさせたのは、
開幕戦、ホームでの新潟戦以来だと思う。
相手の出方との兼ね合いももちろんあるにせよ、
ポゼッションからも行けるんだという手応えを再び得られたのは
作戦立案上、大きなプラスだと思う。

2つ目は田中英雄のデキ。
夏の市場で獲得、早速のスタメン(フル出場)となったわけだけど、
J1神戸でプレイしていた昨季までと比べて大きく見劣りするようなことはなく、
事前に抱いていた印象よりもかなりパスも捌けてたし、
これは大きな補強だったと思えるデキだった。
永田、大剛、高木(アレックス、重松、木島までを加えてもいいかも知れない)を、
チーム力を落とすことなくローテーションさせられるようになった…と、
言い切ってもいいかも知れない。

3つ目は麻田。
今日は1列飛ばしの楔とフィードが素晴らしかったけど、
それよりも何よりも2失点目のきっかけとなったプレイだよね。
何でもない後方への浮き玉に対する守り方でジョン・チュングンに4回ほど身体を入れられ、
うち1回でPKを献上。
第5節(千葉戦)でのパク、第22節(水戸戦)での中島と同様に、
若いCBで高い授業料を払うこととなってしまった。
「自分のせいで試合を落とした」ということや
「CBとはそういうポジションなんだ」ということは自覚してると思うので、
今日いっぱいくらいはひとしきり落ち込んで、
すぐに切り替えて、糧にして欲しい。
讃岐は、彼らと共に戦うしかない。




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