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Kamatamare SANUKI 2021




○出場記録○
(Jリーグ公式サイト内、カマタマーレ讃岐2021年シーズンのページが別窓で開きます)


○選手寸評○
(※7試合ごとにタブと評価を分けています)
(第2節が試合なしのため、最初のタブが第1節〜第8節に、
 第27節が試合なしのため、最後のタブが第23節〜第30節に、
 それぞれなっています)


○試合雑感及び各期間総括○
第1節〜第8節第9節〜第15節第16節〜第22節第23節〜第30節
(※試合雑感へのリンクはすべて別窓で開きます)


2021 01_08
第1節
讃岐−長野(21/03/14)
第2節:試合なし
第3節岐阜−讃岐(21/03/28)
第4節讃岐−藤枝(21/04/04)
第5節讃岐−富山(21/04/11)
第6節鳥取−讃岐(21/04/25)
第7節讃岐−沼津(21/05/01)
第8節今治−讃岐(21/05/16)

☆第1節〜第8節総括☆
チーム成績:14位(1勝1分5敗/得点4:失点12:得失点差−8)
「2022年はJ2で上位争い」という3年計画の2年目。
巻き返しを期したハズのシーズンだったが、出足から大きく躓いてしまった。

池内社長の強い要望で上野山GM(当時)が兼任監督に就任するも、
2試合2敗、無得点6失点の結果を前に電撃辞任。
昨季より育成型クラブへの転換を掲げた讃岐において
その礎を共に築いてくれるハズだったのだが、
GMをも辞してクラブを去ってしまった。

第4節より暫定監督として指揮を執った西村トップチームダイレクターが
練度が一定の粋までは達していた昨季の3−3−2−2へとフォーメーションを戻すと共に
「攻守の切替えや球際など戦う部分を変える」としたことで
チームがようやくスタートラインに立つ準備が整った。

第5節を終えた直後、4月12日より新任となったゼムノビッチ監督は第6節からの指揮。
西村トップチームダイレクターが作った流れを引き継ぎつつ
(もっと言えば、昨季後半のベースを引き継ぎつつ)
諦めない姿勢の植え付けやサイドチェンジの多用といった上乗せを試みており、
良い雰囲気が生まれていると言えるだろう。

昨季限りでチームを去った主力級3人(GK清水は引退だが)の穴を、
少ないであろう予算の中で上手く補えていた印象があっただけに
「上野山ショック」が悔やまれるが、
起きたことがどうあれ、現状から這い上がる以外に選択肢は無い。



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2021 09_15
第9節
讃岐−岩手(21/05/30)
第10節鹿児島−讃岐(21/06/06)
第11節讃岐−福島(21/06/13)
第12節宮崎−讃岐(21/06/20)
第13節讃岐−熊本(21/06/26)
第14節YS横浜−讃岐(21/07/04)
第15節八戸−讃岐(21/07/10)

☆第9節〜第15節総括☆
チーム成績:13位(3勝4分7敗/得点14:失点22:得失点差−8)
(期間中/2勝3分2敗)
毎試合失点を喫しているのは大きな課題ではあるが、
都度バタバタしなくなったという意味でチーム全体に落ち着きが出て来たし、
攻勢の時間帯が短いながらも毎試合得点出来るようにもなって来た。
「サイド攻撃が(讃岐の)武器」といったコメントが聞こえ始めていることから
選手が自信や手応えを掴んでいることも伺える。

ゼムノビッチ監督は就任からのわずかな時間で、
上手くチームを建て直したと言い切っても良いだろう。

チームが現在の落ち着きを得るにあたっては
ゼムノビッチ監督がベンチまで含めて
メンバーをかなり固定していたことが大きく寄与していると思うが、
その中にあっても吉馴、福井の登用や
松本、下川辺りに巻き返しの機運があり、
少しずつではあるが変化が生じて来ている。
ゼムノビッチ監督の「このチームに指定席はない」(第13節熊本戦後)は
ここまで出場機会に乏しい選手にきちんと響いているのだろうし、
そういったことが「チームの雰囲気は良い」と、
選手が口を揃えることに繋がっているのだと思われる。

ゼムノビッチ監督は、中断前最後の試合となる第15節八戸戦の試合後に
「途中就任してから毎週末に試合があり、試合の対策などで新しいことができなかった」と
コメントしており、
中断期間中に、より自分の色を仕込むことが予想されるが、
これが現在のチーム状況に上手く上積みされ、
中断明けとなる第16節以降の快進撃に繋がることを願うばかりである。



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2021 16_22
第16節
讃岐−鹿児島(21/08/28)
第17節藤枝−讃岐(21/09/04)
第18節讃岐−八戸(21/09/12)
第19節沼津−讃岐(21/09/19)
第20節讃岐−YS横浜(21/09/26)
第21節長野−讃岐(21/10/03)
第22節讃岐−岐阜(21/10/10)

☆第16節〜第22節総括☆
チーム成績:13位(4勝6分11敗/得点17:失点31:得失点差−14)
(期間中/1勝2分4敗)
結論から言ってしまうと、
中断期間中にチームとして上積みされたものは皆無に近く、
ゼムノビッチ監督(と彼の指揮する讃岐)が発揮できる最大値は
中断前に既に出ていたということがハッキリした。

「途中就任してから毎週末に試合があり、試合の対策などで新しいことができなかった」とは
中断前最後の試合である第15節の八戸戦終了後のコメントだが、
中断が明けたチームに新しいものがもたらされた様子は無く、
ぐぐぐっ、とチーム全体を押し上げるほどに伸びた選手も現れず。

シーズン前のキャンプとほぼ同じ期間を過ごせた中断期間である。
言い訳は効かないでしょう。
前者も後者もナシというのは厳しいと言わざるを得ず、
中断前そのままのやり方、選手で臨んだ中断明けの3試合は
監督自身が硬直してしまった第16節・鹿児島戦、
スカウティングがまるで出来ておらず選手がパニックに陥った第17節・藤枝戦、
互いに冴えない試合を演じ、しかも敗戦してしまった第18節・八戸戦と、
燦々たるものとなってしまう。

フォーメーションと戦い方に変更を施した第19節の沼津戦以降の4試合では
安定した試合内容を披露していると言えるが、
この4試合においても、
「試合開始前に自分たちが設定したやり方を貫くこととそのための選手交代」の範疇に終始しており、
相手の変化への対応や、選手交代や配置変更を用いて能動的に試合を動かすといった采配は見られなかった。

買われる選手を輩出しようという育成型の視点からも、
J2昇格を目指す勝負師型の視点からも、
来季を託すのにゼムノビッチ監督は不十分であるように思われる。
(が、ストヤノフコーチの就任は来季のゼムノビッチ体制を予感させる…)



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2021 23_30
第23節
讃岐−富山(21/10/17)
第24節熊本−讃岐(21/10/24)
第25節讃岐−今治(21/10/31)
第26節讃岐−宮崎(21/11/07)
第27節:試合なし
第28節岩手−讃岐(21/11/21)
第29節讃岐−鳥取(21/11/28)
第30節福島−讃岐(21/12/05)

☆第23節〜第30節総括☆
チーム成績:15位(4勝9分15敗/得点20:失点41:得失点差−21)
(期間中/0勝3分4敗)
シーズンを5位までで終えたチームのすべてを含むという
上位陣との対戦となった7試合であったこと、
毎試合1人ないし2人はテスト色のあるスタメンを組んでいたことは
期間中の結果に対する要因のひとつとは言えるが、
0勝3分4敗、4得点10失点という極めて寂しい数字が並ぶこととなってしまった。

ストヤノフコーチの就任で来季も続投かという雰囲気のあったゼムノビッチ監督については
第26節を前に今季限りの退任となる発表があったが、
ピッチ上の内容と記録として残った数字を見れば妥当であろう。

彼(の指揮する讃岐)の限界が中断明け直後にハッキリしたことは既に指摘したが、
最終節(福島戦)を終えての監督コメントにて
自らそのことを曝け出してしまったことも残念だ。

ロングボールにも技術があるし、
たくさん点を取れるチームでないとわかっているなら守備を整備すべきだったし
(後ろに人数をかけるだけの戦い方は「守備を整備した」とは言わない)
戦術を浸透させる時間はたっぷり1ヶ月以上もあった。
ビルドアップに限らないが、
「型」を用意すればそれに必要な技術は自然と身につく。

漫然と練習しているだけでは駄目なのだ。

火中の栗を拾ってくれたことへの感謝はあるが、
ゼムノビッチ監督がもたらしたものは
開幕当初に失っていた自信を一時的に取り戻しただけだったと言える。
(その自信は中断明けにあっという間に打ち砕かれるのだが)

この事実から考えるに、
今季は昨季の望月体制の遺産で戦ったシーズンだったと総括出来るかも知れない。
(望月体制も(意図的か結果的かは別として)「放任」の部分とそれゆえの問題がかなり多くて
 チームの継続性を語る上で好意的に捉えられることの多い「遺産」という言葉を用いるのは
 躊躇いがあるのですが)



第1節〜第8節第9節〜第15節第16節〜第22節第23節〜第30節
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last up date(this page):21/12/06





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