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Kamatamare SANUKI 2020




○出場記録○
(Jリーグ公式サイト内、カマタマーレ讃岐2020年シーズンのページが別窓で開きます)


○選手寸評○
(※6試合ごと(最終の区切りのみ4試合)にタブと評価を分けています)


○試合雑感及び各期間総括○
第1節〜第6節第7節〜第12節第13節〜第18節第19節〜第24節第25節〜第30節第31節〜第34節
(※試合雑感へのリンクはすべて別窓で開きます)


2020 01_06
第1節
讃岐−G大阪U-23(20/06/28)
第2節鹿児島−讃岐(20/07/05)
第3節岐阜−讃岐(20/07/11)
第4節讃岐−今治(20/07/15)
第5節鳥取−讃岐(20/07/19)
第6節讃岐−熊本(20/07/25)

☆第1節〜第6節総括☆
チーム成績:18位(1分5敗/得点4:失点11:得失点差−7)
育成型クラブへの転換を掲げ体制も刷新しての船出は、
順風満帆とは程遠いものとなった。

「前へと出て奪う守備」「ペナルティーエリアへの侵入回数にこだわる」との
望月一仁新監督の方針は、
時間帯やスコア状況によってはピッチ上に体現されるものの
質量共にまだまだ足りていない。

新設されたGMの職に就いた上野山GMが求める「最高のファーストタッチ」は
鹿児島や熊本にその差を見せつけられ、
道のりの長さを感じさせる。

今季はある程度目をつぶるべきであろう成績面も振るわず。
プロキャリア一年目の選手を多く抱えるチームは
若さがマイナスの方向に出た安くて青い失点を繰り返し、
負けが込んでは自信を失ってしまうとの懸念からか、
ベンチは
「落ち着きをもたらすために昨季までの守護神・清水を第3節より先発に戻す」
「相手を見て幾らか守備に重心を傾けて戦う」
「中盤でより『戦う』ために森川を先発でDHに置く」
といった手当てを試みるも、
悪い流れを断ち切ることが出来ないでいる。

……と、まぁ、書いててしんどくなってくる状況ではあるんだけど(苦笑)
個人的にはまったく希望を持っていない/持てていないわけでもなくて。

5〜6回はゴールライン上でのクリアに遭ってたり、
完璧な崩しからのシュートがGK正面だったり、
ポスト/バーを叩いたシュートも2本あったかな…。

こう、「若いチームだし何かひとつ掴めれば勢いが生まれたり急成長したりするかも」と思えるような
紙一重の部分にまでは迫れてると思うのです。

それを掴むかどうかが、紙何万重だってくらいの大きな違いなんですけど(苦笑)

たぶん、我慢に我慢を重ねて安い失点を減らしていくよりも、
勢いでポンポーンと連続ゴールしてチーム全体がイケイケになる方が実現性は高いし、
チームが志向するスタイルにマッチしているので自信に繋がりやすいと思うので、
現状、わかりやすく「希望」である栗田を中心に、
前線の選手が早い段階で爆発してくれることに期待します。

細かいことはそれからでいいでしょ!



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2020 07_12
第7節
C大阪U-23−讃岐(20/07/29)
第8節讃岐−沼津(20/08/02)
第9節福島−讃岐(20/08/09)
第10節讃岐−秋田(20/08/15)
第11節八戸−讃岐(20/08/23)
第12節讃岐−YS横浜(20/08/30)

☆第7節〜第12節総括☆
チーム成績:17位(1勝4分7敗/得点11:失点20:得失点差−9)
(期間中/1勝3分2敗)
自分としては「監督は選手に授け過ぎずに我慢している」という説を唱え続けていたかったのだが、
「だとしても、あまりにも」という感情が芽生えて来てしまうサッカーが続いていた。

試合後のコメントで繰り返される「前からの守備」は連動に乏しく、
自陣でセットする4−4−2守備も容易に中央を割られるなど強度を欠いた。
長谷川や林の登用を見るに
怪我でメンバーが揃っていなかったのであろうことを鑑みても、
また、「3年計画」の1年目であることを差し引いても、
大胆な変革が必要な状態だったと思う。

大鉈が振るわれたのが2分7敗で迎えた第10節というのは
シーズンを考えずとも「遅い」との印象は拭えないが、
とにかく、そしてようやく、チームは動き出した。

新たに採用した3−3−2−2は一定レベルの安定をもたらし、
初勝利となった第11節の八戸戦では
若いチームらしい、勢いによる逆転劇も飛び出した。

「ここから」という空気を醸成出来つつあるのこの機を確実に捕らえて、
若い選手たちの成長曲線を急角度にして欲しい。

望月監督はこれまでよりも細かく
チームに、選手に対して
策を授け、要求し、勝利に少しでも近づくよう道を作るべきだ。

ゾーンごとの守備の整備、
クロッサーへの寄せとクロス対応、
ロングカウンターにおけるパターンの構築、
選手交代によるピッチ内の機能保持や変化の共有、
状況ごとの意思統一…。

自分に向ける矢印は幾らでもある。



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2020 13_18
第13節
相模原−讃岐(20/09/02)
第14節讃岐−富山(20/09/06)
第15節藤枝−讃岐(20/09/12)
第16節讃岐−岩手(20/09/19)
第17節長野−讃岐(20/09/22)
第18節讃岐−八戸(20/09/27)

☆第13節〜第18節総括☆
チーム成績:18位(2勝6分10敗/得点18:失点28:得失点差−10)
(期間中/1勝2分3敗)
勝ち点と得点が思うように伸びはしなかったが、
手に入れた安定をベースに悪くない戦いが出来ていたと思う。

第1節〜第6節のところでは「若さを活かした突き抜けが出来るか否か紙一重」というような書き方をした。
仮にここで突き抜けられていた場合は、
「5−2で勝った次の試合で0−3で負けることもある」みたいな波の大きさと
しばらく(下手したら今季いっぱい)お付き合いする未来になっていたと思うんだけど、
第13節〜第18節では
「幾らか大人になったぶん、大きく突き抜けるような勢いはやや薄れたか。
 ただ、一重の紙を破れさえすれば、勝つためのコツを習得できて、
 調子の波を最小限にして勝ち続けられるかも」
という印象になった。

3−3−2−2導入に際し特に懸念されていたアンカーと右WBのバックアップについては
アンカーで岩本に守備面でも目処が立ち、右WBでは川アがスタメンを奪取。
(恐らく怪我であった)中村や小松も戦線に加わり、
戦い方の落ち着きと共に、チームの総合力も上がって来た印象がある。

サポーターズミーティングにて掲げた「3年後(2022年シーズン)にJ2上位争い」という目標に対しては
ハッキリ言って歩みの速度が伴っていない。
今季ここまでの成績はスポンサーに申し訳ないし、
離れるサポが出るのも無理はないと思う。
だけど。
着実な成長のためには継続性が大事であることと
現在のチームの様子から、
自分は、一部にある監督の進退問題については「迷わず続投支持」のスタンス。
更に言えば、
目安としてシーズン残り16試合で勝ち点を24くらい上積み出来るか、
大幅に得点力が増すor大幅に失点が減るようであれば、
来季も望月監督でいいと思ってます。

それと、今季残り/来季の監督が誰であっても、
2022年シーズンの目標は「J2に昇格するor開幕時にJ2に居られたら絶対に残留する」に、
下方修正した方がいいでしょう。

もとより高めだと感じていた目標設定だったけど
やはり育てながら勝つのは並大抵のことじゃないし、
「育成型クラブ」への転換を掲げた以上は
育てることの方だけでも確実に成して行かなくてはいけないと思うのです。



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2020 19_24
第19節
沼津−讃岐(20/10/03)
第20節岩手−讃岐(20/10/07)
第21節讃岐−鳥取(20/10/11)
第22節讃岐−相模原(20/10/18)
第23節今治−讃岐(20/10/25)
第24節讃岐−藤枝(20/10/30)

☆第19節〜第24節総括☆
チーム成績:15位(5勝8分11敗/得点26:失点34:得失点差−8)
(期間中/3勝2分1敗)
我慢して積み重ねて来たものが、いよいよ花開きつつあるように思う。

試合は相手との力関係があってのことなので、
例えば「ペナルティーエリアへの侵入回数」など物足りなさを感じる試合もあるが、
その中でも、基本となる自分たちのやり方を出しながら、しぶとく勝ち切れるようになって来た。

第13節〜第18節のところで書いた
「勝つためのコツを習得できて、調子の波を最小限にして勝ち続けられるかも」
というフェーズに入って来た…と言い切ってしまってもいいかも知れない。

3−3−2−2の基本フォーメーションからボール非保持時の5−3−2セット、
その形からサイドへボールを誘導してHSでのFW・IH、サイドでのIH・WBによる奪取。
そして奪ったらなるべく速く前へボールを運ぶ。
…この流れを、自分の役割と共に選手たちが掴んで来ている。

強烈なハイプレスを仕掛けてくるチームが無いこともあるが
3バック+アンカーから始まるビルドアップも危うさは少なくなってきており、
それは被ショートカウンターが如実に減ったことにも繋がっている。

そうやって局面ごとのチームの形、個々の役割が定まった上で、
守勢に回った時に我慢し切ることも出来るようになった。
(これらは第7節〜第12節のところで必要なことの例を幾つか挙げていた)

チームは良い流れの中にあるし、
その中で岩本、川アらも存在感を増している。

来季に大きな希望を抱けるようなこの流れを、残り試合、可能な限り保ちたい。



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2020 25_30
第25節
秋田−讃岐(20/11/03)
第26節G大阪U-23−讃岐(20/11/08)
第27節讃岐−長野(20/11/15)
第28節讃岐−鹿児島(20/11/18)
第29節YS横浜−讃岐(20/11/22)
第30節讃岐−岐阜(20/11/28)

☆第25節〜第30節総括☆
チーム成績:16位(6勝9分15敗/得点30:失点45:得失点差−15)
(期間中/1勝1分4敗)
前回のブロック(第19節〜第24節)で生まれた上昇気流を
J3史上最強チームの呼び声もある秋田に木っ端微塵にされ(苦笑)
以降も熾烈な2位争いを繰り広げるチーム(長野、鹿児島、岐阜)に敗戦…と、
成長は常に一直線の右肩上がりでなく階段状である(停滞とも解釈出来る踊り場部分を含む)ことを
改めて思い知らされた6試合となった。

とはいえ、
第27節からは今季のベストメンバーではないこと、
どの相手にも特別な対策はせずに基本的には自分たちのサッカーで貫いたこと、
その中でも一定以上の内容でサッカーが出来たことなど、
決して悲観することはない6試合でもあったと思う。

しかし、そのことが、
来季の「昇格チャンス」(J2からの降格チームが無いシーズン)に対して
「成長は確かに見られるが歩みは鈍いし、来季はしっかり勝てるチームにならなくていいのか」
「そのためには監督交代も視野に入れるべきではないのか」
という、監督問題の判断を難しくしてしまったようにも感じる。

レギュレーションに着目すれば、
「昇格チャンス」シーズンの翌年は「降格枠増」のしんどいシーズンになることが予測されるし、
そのために
「仮に21年に昇格を掴んでも22年で降格の憂き目に遭い、
 結果、23年がJ3となってしまっては昇格の意味が無いのでは」
と思うので、
(昇降格は選手の出入りも多くなることが予測され、育成や継続性という意味でも難しくなる)
来季も現在所属している選手の殆どを抱えられるということが前提にはなるが、
望月監督には続投してもらい、
チームとしては戦い方の幅を広げつつ、
選手個々を伸ばしながら、
あわよくば昇格くらいのスタンスを採るのがいいのでは、と思っている。
(第13節〜第18節のところで書いた「3年計画の下方修正」にも連なる考え方で、
 22年シーズンには必ず昇格を掴み取るというスケジューリングです)

ひとまず、今季の残り4試合においては、
続けてきたサッカーを貫きながら
その中でもう1人2人、来季への期待を抱かせる選手が出てきて欲しいな、と思います。


○追記(20/12/05)
20年シーズンに降格枠が0であるぶんの調整として降格枠が2から4になるシーズンを、
22年シーズンであると誤認識しておりました。
上記「レギュレーションに着目すれば」から始まり「スケジューリングです」で結ぶまでの文章は
その誤認識に基づくものであり、
丸々、何の意味も無い単なるド派手勘違い野郎な一文ということになります。
恥ずかしい…。
ここに、誤認識していたことの報告と珍文の撤回をさせて頂きたく思います。



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2020 25_30
第31節
富山−讃岐(20/12/05)
第32節讃岐−C大阪U-23(20/12/09)
第33節熊本−讃岐(20/12/13)
第34節讃岐−福島(20/12/20)

☆第31節〜第34節総括☆
チーム成績:16位(7勝10分17敗/得点33:失点52:得失点差−19)
(期間中/1勝1分2敗)
シーズン最終盤。
成績とは別に、積み重ねてきたものを表現して成長の跡を感じ取りたかったが、
低調な内容に終始することとなってしまった。
順位表を見れば、一定の内容を見せた前回ブロックでの対戦相手よりも下に位置する相手ばかりにも関わらず……である。

シーズンを通して(好調な時期でさえ)、
相手が特別な讃岐対策をしてくるようなことは無かったわけだから、
実力差を考慮にする必要はあれど
基本的には「出来るも出来ないも自分たち次第」だと思う。
そういう状況で、
「出来るようになった(と思われた)ことが、より下位のチーム相手に出来なかった」のは
一体何が原因だったのか。
その出来なさぶりも含めて、
(第33節を終え最終節を前に退任がリリースされた望月監督に対し
「積極的ではないものの続投支持」だった自分が
「消極的続投支持」とすら口に出来ないような、出来なさぶりだった)
現場での細かな検証は必須であろう。



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last up date(this page):20/12/21





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