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Kamatamare SANUKI 2022




○出場記録○
(Jリーグ公式サイト内、カマタマーレ讃岐2022年シーズンのページが別窓で開きます)


○選手寸評○
(※8or9試合ごとにタブと評価を分けています)


○試合雑感及び各期間総括○
第1節〜第8節第9節〜第17節第18節〜第25節第26節〜第34節
(※試合雑感へのリンクはすべて別窓で開きます)


2022 01_08
第1節
讃岐−松本(22/03/13)
第2節讃岐−鳥取(22/03/20)
第3節長野−讃岐(22/03/27)
第4節藤枝−讃岐(22/04/02)
第5節讃岐−福島(22/04/10)
第6節八戸−讃岐(22/04/17)
第7節讃岐−岐阜(22/04/30)
第8節讃岐−今治(22/05/04)

☆第1節〜第8節総括☆
チーム成績:10位(3勝1分4敗/得点10:失点10:得失点差±0)
新任の西村監督は「球際」「ロングスプリント」「クロス」といった要素を強調。
昨季のフォーメーションである3−3−2−2をベースに、3−4−2−1も併用。
対戦相手との力関係や選手の調子を見極めながら、
最適なバランスを模索しながら戦っている。

攻撃面ではハイボールをどうにか収めてくれる松本孝の存在が大きく、
彼は5得点と数字も残してくれている。
川アのクロスからのゴールは「ホットライン」と呼べるものになりそうだ。
また、「ボールを運ぶのは戦術でやる」としたビルドアップの部分では、
まだ良い形での前進を果たす回数は限られているものの
安定したボール保持が出来るようになっているのが
昨季とは大きく異なる点だ。

守備面では「出来る限り前から奪いに行く守備」を標榜してはいるが、
ハイプレスに行く、行ける場面は限定的で、
これは対戦相手との力関係を考えれば受け入れるべきことだろう。
開幕から続いたリスタートからの失点癖は試合を重ねるごとに改善されたので、
次は8試合を終えて1試合であるクリーンシートを増やして行きたい。

総じて、西村監督は上手くやれていると言い切って良いでしょう。
(数値)目標は9位、立て直しを図るんだという若いチームとしては十分な滑り出しだし、
「もうちょっと上手く行けば勝ち星が先行出来たんじゃないか」と
欲をかいてしまうような戦いぶりだと思う。

ここまでのように多くの選手にチャンスを与えて競争を促しつつ、
チームとしてやろうとしていることの質を上げ、
また、やれることの幅を広げていってもらいたい。



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2022 09_17
第9節
宮崎−讃岐(22/05/15)
第10節讃岐−鹿児島(22/05/29)
第11節富山−讃岐(22/06/05)
第12節讃岐−いわき(22/06/12)
第13節相模原−讃岐(22/06/18)
第14節北九州−讃岐(22/06/26)
第15節讃岐−YS横浜(22/07/03)
第16節沼津−讃岐(22/07/09)
第17節讃岐−愛媛(22/07/17)

☆第9節〜第17節総括☆
チーム成績:15位(5勝2分10敗/得点13:失点21:得失点差−8)
(期間中/2勝1分6敗)
開幕からの流れで基本フォーメーションが3−4−2−1に定まり、
その中でバランスを模索しながらの戦いが続いてたが、
(自分たちの不甲斐なさもあって)第10節に鹿児島に粉砕されると、
西村監督はボール保持とビルドアップの安定を求めたメンバー構成に舵を切った。

残念ながらまだゴールには直結していないが(期間中9試合で3得点、それもうち2つはPKと直接FK)、
再編した3バックはビルドアップの劇的な進歩に寄与しているし、
チーム全体で守備力が落ちたということも感じられないので、
方向性は間違っていないように思う。
もとより得点力が高いわけではないのだから、
良い形でボールを前進させ、
好機そのものの数を増やすことがゴール増加への道であるハズだ。

あとは、安定して力を発揮出来るようになることと、
良い攻撃が出来ている試合で守備の強度、意識を保ち続けることかな…。

前者は鹿児島戦、沼津戦のような試合を減らすこと。
欲を言えば、いわき戦の終盤までのような強度を安定して発揮出来るようになりたい。

後者は北九州戦、愛媛戦のような試合の話。
不意の一撃を受けてビハインドとなってしまうと、
守る相手にも余裕が出てきて
こちらが引き続き良い攻撃を出来たとしても、
より崩しづらくなってしまう。

これらの改善で敗戦を引き分けに、引き分けを勝利に持って行けるようになれば、
順位は自然と上がっていくだろう。
目標とする9位まで、現時点での勝ち点差は7。
17試合を残しているのだから、まだまだ追いつける範囲内だ。

ところで。
9位を目指すという点で言えば、
こうした部分がボトムハーフ同士の対決である沼津戦、北九州戦に出てしまい
星を落としたというのは痛かったなぁ…。



第1節〜第8節第9節〜第17節第18節〜第25節第26節〜第34節
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2022 18_25
第18節
岐阜−讃岐(22/07/23)
第19節讃岐−長野(22/07/30)
第20節讃岐−宮崎(22/08/13)
第21節今治−讃岐(22/08/21)
第22節松本−讃岐(22/08/27)
第23節讃岐−藤枝(22/09/04)
第24節鹿児島−讃岐(22/09/11)
第25節YS横浜−讃岐(22/09/17)

☆第18節〜第25節総括☆
チーム成績:17位(5勝5分15敗/得点19:失点32:得失点差−13)
(期間中/0勝3分5敗)
期間中に勝ち点3を得ることが叶わず、
第15節のYS横浜戦を最後に10戦勝ち無しというツラい時間を過ごしている。

今季のベストと思われるメンバーがなかなか揃わない中で
下川の台頭があったり、
メンバー構成に合わせた戦い方の選択したりした結果、
どの試合でも一定以上の内容を見せられた。
そういう意味では「誰が出てもやれる」を体現したとは言えるが、
これを1ランク上げて勝ち点に繋げられないことには
チーム内外への説得力、求心力は低下していく一方だろう。

今季のこのチームのポイントは
長谷川と田尾のCB起用でボール保持の強化に舵を切ったところにあり、
残りの試合数を考えても
ここから大きく外れて新たな戦い方を模索するのは得策だとは思えない。

何から何までブラッシュアップする、
基本的な戦い方から外れない範囲でアクセントを用意することで
「積み重ねの結実として」流れを変えて欲しい。

わかりやすいのはドリブラーの存在ではないか。
ボール保持を大事にする中でやや固定されてきた選手起用に、
異分子を上手く組み込みたい。
その候補がまったくいないわけではないし、
攻撃にバリエーションをもたらすための、
FWが多いスカッドだったハズだ。

勝てていないこと、
(これすら不満が多々聞こえてきていた)
目標とする9位がかなり難しくなったことで
監督の進退を問う声が出てくると思うけど、
個人的には来季も西村監督で、
ボールを大事にするサッカーを継続するのがいいと考える。

最低限の基本的な能力を備えた上で
高さや速さといった一芸を持つ選手はどこのチームも欲しいわけで、
今季の讃岐において高さをもって最前線に君臨する松本孝のような選手を
毎年抱えられるとは限らない。
そうなった時に、
日本人の中では秀でた選手が多い
「ボール扱いの上手いMF」的な選手を活かしての
ボールを大事にするサッカーがクラブの特色となれば、
チーム力を安定させてくれるハズだからだ。



第1節〜第8節第9節〜第17節第18節〜第25節第26節〜第34節
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2022 26_34
第26節
讃岐−富山(22/09/25)
第27節いわき−讃岐(22/10/02)
第28節讃岐−沼津(22/10/09)
第29節福島−讃岐(22/10/16)
第30節讃岐−相模原(22/10/23)
第31節讃岐−北九州(22/10/30)
第32節愛媛−讃岐(22/11/06)
第33節讃岐−八戸(22/11/13)
第34節鳥取−讃岐(22/11/20)

☆第26節〜第34節総括☆
チーム成績:17位(6勝9分19敗/得点27:失点49:得失点差−22)
(期間中/1勝4分4敗)
勝てない期間が続く中で我慢を続けて来た西村監督だったが、
第26節の富山戦、第27節のいわき戦と2試合続けての大敗(共に4失点)を受けて
基本フォーメーションを4−4−2へと変更する動きを見せた。

並びが変われば見える景色も変わる。

闇雲に変えればいいというものではないが、
吹っ切るきっかけを得た選手たちは
4−4−2を採用した第28節の沼津戦から
期間中唯一の勝利を含む5試合負けなしの戦いを披露した。

ここで大事なのは、
フォーメーションを変えども
基本的な考え方や起用する選手が大きく変えたわけではないのに
結果が上向きになったということ。

最後尾からボールを持てる場合には
長谷川や田尾が立ち位置を変えながらパスを繋いでの前進を試みていたし、
立場が変わったのは渡辺悠と西野だけだったと言って良い。

これが何を指すかと言うと、
今季積み上げてきたものがきちんと各選手に浸透しており、
「この状況ならこうするべきだ」というチームとしての「解」が共有できていて、
更にそれを表現する能力を獲得していたいうことだ。

この事実があるからこそ
(練習をしていたとは言うが)フォーメーション変更直後からチームとしてぎこちなさが無く機能した。

第18節〜第25節の総括において、
なかなか勝てない現状に対し
「基本的な戦い方から外れない範囲でアクセントを」と書いたが、
西村監督はそれをフォーメーションに求め、
選手がそれに応えられたというのは
非常に喜ばしいこと。

最終的には18チーム中17位でシーズンを終え、
成績としては「奮わなかった」の一言であるが、
一年を通しての成長という意味では
今季を含めたJ3での4年間の中ではダントツの成果を得たと感じている。

個人的には来季も西村監督に指揮を採って貰いたかったのだけど、
興行として短期的な成績も無視できないことも理解しているので、
切り替えて、次の監督に期待します。

この一年で積み重ねてきたものを
(ボールを大事にすることや適応ポジションの多様性など)
ベースとして、
まだまだ全然足りてない球際の強さや切り替えの速さなどを植え付け、
色んな要素全部の質を上げることで
今季より魅力的且つ勝てるチーム作りに挑んで欲しい。

目標設定は「今度こそ順位表のトップハーフ」が妥当でしょう。



第1節〜第8節第9節〜第17節第18節〜第25節第26節〜第34節
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last up date(this page):22/09/23





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